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次の方はどなた?
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「んぅ?」
目を覚ましてあたりを見渡すと、そこは見慣れない場所で。後ろの寄りかかっていた場所が、扉だと気がついて、誰かが開けてくれたのだと思った。
「夜姫芽?」
まだ少し重いまぶたをあけて、あたりを見回す。でも、夜姫芽はいない。どこかに散策に行った?
そう思ったけど、手元に何か紙があって、それを見て、違うと思った。
『 スバルへ。
私のターンは終わりみたいね。
最後の方は、サクラヒメが出てきちゃったみたいだけど、それはそれとしましょ。
この先にも、何人か人がいると思うわ。扉に会うごとに交代系ね。
ま、生きようとして見なさいな。
by夜姫芽』
まじっすか……。
置いてかれたわ、私。てか、え?ターン終了とは???
まぁともかく、先にも人がいる=ここで死んだら、迷惑かける!
てことで進まざるを得ないのね。まだ生きたいわけじゃないんだけど、進むんですね、はい。
「さぁーてと、次は何家だ?」
もう出てくるの、五代名家ってわかってるからね、私。
えーーーと、起こしに行くパターンかなぁ、夜姫芽同様。
そう思いながらも、なんとなく前を進む。
どれくらいかわからないけれど、かなり道を進んだ先、そこに、茶色を見つけた。
私は、声をかける。
「あの」
ソレは、振り返る。
「誰です?」
少し冷たい、温度のない声が返ってきた。
「私は、白鴎澄芭留。 あなたは?」
「……絢辻です」
「絢辻、ちゃん?」
「そう呼んでくれればいいです」
少女は、完璧なまでに美しい笑みを浮かべた。けれどそれには、感情がなかった。
それに言葉も刺々しい。
「下の名前は?」
「言いたくないです」
「そう……」
絢辻、ね。五代名家の分家にあったっけ。桜姫院くらいしか覚えてないからなぁ。
「なんでここにいるの?」
「さぁ。気がつけば……です。それで、申し訳ありませんがおいくつで?」
「高二」
「私は、中学二年です」
四歳差もあるのに、この子、こんなにしっかりしてるんだ。
絢辻ちゃんは、いつも微笑んでいる。けれど、その綺麗なピンクの瞳には、光がなかった。
「えーと……」
「ここはどこですか?」
確かに。
「よくわかんないけど、い続けると死んじゃう場所?」
「死ぬ? ……それは困りますね」
「そう?」
「死にたいのですか?」
「生きる理由がないだけ」
「そう、ですか」
絢辻ちゃんは、少し不思議だと言いたげに首を傾げるけど、その表情は変わらない。
不思議な子だな。自分を見せないというか、隠しているというか……。
「絢辻ちゃん、とりあえず、進もうか」
「ええ。……でも、白鴎さんは進むのですか?生きたくないのでは?」
「私が進まない限り、この先にいる人に死ぬって教えられないからさ……」
絢辻ちゃんはわからない、と言いたげだ。
「先の人?」
そこがわからないのかー。
これは、私の説明がダメなだけだね。
「ここの前に部屋があったんだけど、そこの子は、もう帰れたみたいなの」
「ということは、白鴎さんは、最後まで帰れないけれど、私みたいなものはすぐ帰れると?」
「ん、まぁそーゆー感じかな。 だから、最後の人に声かけるまでは死ねないというかさ……」
「そう、ですか」
納得はいかないけど、わかった、みたいな感じだね、絢辻ちゃん。
まぁ、私も実際わかってないけどさ。
道を進んでいく。
絢辻ちゃんは、無言で私の後ろをただただついてくる。
このパターンさぁ、そろそろなんか出てくるよね?屋敷しかり、死人しかり。
「そろそろ、何かありますよね」
「多分、あるね……(苦笑)」
絢辻ちゃんもわかってるのね。なんか出てくるって感じが。
ほら~?
フラグたてましたよ、出てくんなら早くして。
そう思っていると案の定、何か出てきた。やっぱりなぁ~。
そこに出てきたのは、古びた一軒家。木造建築の、田舎とかにありそうな建物だ。
しかし、その家は、なんとなくなんだけど生気がない。……というか、寒気がする。
「……ここに入りましょうか」
「え?え……」
「どうしました?」
絢辻ちゃんは顔色一つ変えずに建物に入っていく。
夜姫芽のようにトラウマになっている場所、じゃないのかな?
表情が変わらないと、わかんないな、なに考えてるのか。
「入りましょ」
いや、あの……ほんっとに寒気がするんだけど、いいのかな、入って……。
「……ぅん」
「嫌ですか?それなら、やめますが」
冷たく言い放ち、「待っていてくださっても構いませんが」と彼女は付け足す。
「うぅん、いこ」
ここで行かないと言えば進めない気がするし、仕方ないよね……。
それに、絢辻ちゃんを一人にしちゃあダメな気もしますし。
中は、普通の家……だな。うん。
「どうする?多分、なんかあると思うんだけど」
「そうですね」
なにもこもってないような、返事が返ってくる。さっきより、感情こもってないよね。
「ねぇ、どこいこーーー」
振り返ると、絢辻ちゃんは、近くの部屋に入っていくところだった。
「て、ちょい!」
なに、ここに出てくる人みんなマイペースなわけ?!
その部屋は、畳敷で、箪笥が少しあるくらいの、すっからかんの部屋だった。
「どうしてここに入ったの?」
絢辻ちゃんの顔を横から覗き込んで聞く。
彼女は、虚無感を映す瞳で、その部屋の窓の先の、庭を見ていた。
「なんとなく、です。近くだったので」
まぁ、夜姫芽の時よりは理由っぽいな。
バンっ!であけて、震えて泣き始められるよりはよっぽど理解しやすいからね。……夜姫芽のこと、ディスってないよ?
「さて、探しましょうか」
彼女は振り返って作り笑いを浮かべる。
「うん、なにを?」
「さぁ、なんでしょうね。見つけた時、きっと分かりますよ」
そう言って彼女はスタスタ歩いて行ってしまう。私はその後を追った。
一階は、物のあまりない部屋が多く、生活感が感じられない。それが、寒さというか、生気を感じない理由なのかもしれない。
次に二階。二階には、先ほどと違って、子供の使いそうな洋服や、小物が置いてあった。どうやら、この家には女の子がいたらしい。
それと、赤子の男の子も。
「……」
絢辻ちゃんは、男の子ものの、小さなおくるみと、墨で『志樹』と書かれた板を拾い上げる。
「なにかわかる?」
「いえ、大事なものだも思っただけです。 言いましたでしょう、感覚でわかるはずだと」
大事なもの……か。
もう一度下の階に降りて、一番初めに入った部屋に絢辻ちゃんは入る。
そこには、五歳ほどの少年と、優しく微笑む女の人がいた。
「……」
絢辻ちゃんは、声をかけようとしてか、近寄って、手を伸ばすーーーが、その手が届く前に手を止め、後ろに下がった。
声をかけるのを躊躇い、そのまま黙り込んでしまう。
そんな時、女の人は振り返り、絢辻ちゃんを手招きする。絢辻ちゃんはなにも言わず、二人の間に一歩後ろに下がりつつも、入った。
男の子は、物を持つ絢辻ちゃんの手を握り、女の人は、優しく頭を撫でる。
「…………ぁ……っ」
何かを言おうとして、絢辻ちゃんは声をかすれさせて、やめる。
『久しぶりね』
『なかないで』
二人は、優しく語りかけた。
「……ぁ……ぁっ」
『さら、なかないで』
男の子は、握っている手に力を込めた。
「…………ん、……にいさん……っ」
”さら”と呼ばれた絢辻ちゃんは、男の子の手を握り返すと、抱きしめ、泣きじゃくる。
「にいさん、兄さん……っ。ごめ、なさい……」
『さら、なかないで。さら』
兄さんと呼ばれた絢辻ちゃんよりもずっと年下の男の子は、絢辻ちゃんの背中をさする。
その姿を見ていた女の人が二人合わせて抱きしめる。
『泣かないの、紗薇。あなたには笑っていてほしいと言ったでしょう』
「ごめ、なさい……。かあさん」
『さら、ないちゃやだよ』
『紗薇、まだ生きなきゃいけないでしょう』
二人は、絢辻ちゃんに、生きなければいけないという。
彼女たちも、きっと、死人なのだ。
「はい、はい……っ。ごめん、なさい。 わかって、おります」
絢辻ちゃんが答えるのを見届けて、家も、二人も消え去った。
きっとこれが絢辻ちゃんにとってのトラウマであり、大事なもの。
「絢辻ちゃん、行こう」
私はそういうと、まだ涙を流しながら、木の板とおくるみを抱きしめる絢辻ちゃんの手を引いて歩き出す。
あの、『志樹』って言う札は、名前だ。彼女の、お兄さんのもういないであろう彼の名前。
ーーー私はそんなことを思いながら次の場所を求め、進んだ。
目を覚ましてあたりを見渡すと、そこは見慣れない場所で。後ろの寄りかかっていた場所が、扉だと気がついて、誰かが開けてくれたのだと思った。
「夜姫芽?」
まだ少し重いまぶたをあけて、あたりを見回す。でも、夜姫芽はいない。どこかに散策に行った?
そう思ったけど、手元に何か紙があって、それを見て、違うと思った。
『 スバルへ。
私のターンは終わりみたいね。
最後の方は、サクラヒメが出てきちゃったみたいだけど、それはそれとしましょ。
この先にも、何人か人がいると思うわ。扉に会うごとに交代系ね。
ま、生きようとして見なさいな。
by夜姫芽』
まじっすか……。
置いてかれたわ、私。てか、え?ターン終了とは???
まぁともかく、先にも人がいる=ここで死んだら、迷惑かける!
てことで進まざるを得ないのね。まだ生きたいわけじゃないんだけど、進むんですね、はい。
「さぁーてと、次は何家だ?」
もう出てくるの、五代名家ってわかってるからね、私。
えーーーと、起こしに行くパターンかなぁ、夜姫芽同様。
そう思いながらも、なんとなく前を進む。
どれくらいかわからないけれど、かなり道を進んだ先、そこに、茶色を見つけた。
私は、声をかける。
「あの」
ソレは、振り返る。
「誰です?」
少し冷たい、温度のない声が返ってきた。
「私は、白鴎澄芭留。 あなたは?」
「……絢辻です」
「絢辻、ちゃん?」
「そう呼んでくれればいいです」
少女は、完璧なまでに美しい笑みを浮かべた。けれどそれには、感情がなかった。
それに言葉も刺々しい。
「下の名前は?」
「言いたくないです」
「そう……」
絢辻、ね。五代名家の分家にあったっけ。桜姫院くらいしか覚えてないからなぁ。
「なんでここにいるの?」
「さぁ。気がつけば……です。それで、申し訳ありませんがおいくつで?」
「高二」
「私は、中学二年です」
四歳差もあるのに、この子、こんなにしっかりしてるんだ。
絢辻ちゃんは、いつも微笑んでいる。けれど、その綺麗なピンクの瞳には、光がなかった。
「えーと……」
「ここはどこですか?」
確かに。
「よくわかんないけど、い続けると死んじゃう場所?」
「死ぬ? ……それは困りますね」
「そう?」
「死にたいのですか?」
「生きる理由がないだけ」
「そう、ですか」
絢辻ちゃんは、少し不思議だと言いたげに首を傾げるけど、その表情は変わらない。
不思議な子だな。自分を見せないというか、隠しているというか……。
「絢辻ちゃん、とりあえず、進もうか」
「ええ。……でも、白鴎さんは進むのですか?生きたくないのでは?」
「私が進まない限り、この先にいる人に死ぬって教えられないからさ……」
絢辻ちゃんはわからない、と言いたげだ。
「先の人?」
そこがわからないのかー。
これは、私の説明がダメなだけだね。
「ここの前に部屋があったんだけど、そこの子は、もう帰れたみたいなの」
「ということは、白鴎さんは、最後まで帰れないけれど、私みたいなものはすぐ帰れると?」
「ん、まぁそーゆー感じかな。 だから、最後の人に声かけるまでは死ねないというかさ……」
「そう、ですか」
納得はいかないけど、わかった、みたいな感じだね、絢辻ちゃん。
まぁ、私も実際わかってないけどさ。
道を進んでいく。
絢辻ちゃんは、無言で私の後ろをただただついてくる。
このパターンさぁ、そろそろなんか出てくるよね?屋敷しかり、死人しかり。
「そろそろ、何かありますよね」
「多分、あるね……(苦笑)」
絢辻ちゃんもわかってるのね。なんか出てくるって感じが。
ほら~?
フラグたてましたよ、出てくんなら早くして。
そう思っていると案の定、何か出てきた。やっぱりなぁ~。
そこに出てきたのは、古びた一軒家。木造建築の、田舎とかにありそうな建物だ。
しかし、その家は、なんとなくなんだけど生気がない。……というか、寒気がする。
「……ここに入りましょうか」
「え?え……」
「どうしました?」
絢辻ちゃんは顔色一つ変えずに建物に入っていく。
夜姫芽のようにトラウマになっている場所、じゃないのかな?
表情が変わらないと、わかんないな、なに考えてるのか。
「入りましょ」
いや、あの……ほんっとに寒気がするんだけど、いいのかな、入って……。
「……ぅん」
「嫌ですか?それなら、やめますが」
冷たく言い放ち、「待っていてくださっても構いませんが」と彼女は付け足す。
「うぅん、いこ」
ここで行かないと言えば進めない気がするし、仕方ないよね……。
それに、絢辻ちゃんを一人にしちゃあダメな気もしますし。
中は、普通の家……だな。うん。
「どうする?多分、なんかあると思うんだけど」
「そうですね」
なにもこもってないような、返事が返ってくる。さっきより、感情こもってないよね。
「ねぇ、どこいこーーー」
振り返ると、絢辻ちゃんは、近くの部屋に入っていくところだった。
「て、ちょい!」
なに、ここに出てくる人みんなマイペースなわけ?!
その部屋は、畳敷で、箪笥が少しあるくらいの、すっからかんの部屋だった。
「どうしてここに入ったの?」
絢辻ちゃんの顔を横から覗き込んで聞く。
彼女は、虚無感を映す瞳で、その部屋の窓の先の、庭を見ていた。
「なんとなく、です。近くだったので」
まぁ、夜姫芽の時よりは理由っぽいな。
バンっ!であけて、震えて泣き始められるよりはよっぽど理解しやすいからね。……夜姫芽のこと、ディスってないよ?
「さて、探しましょうか」
彼女は振り返って作り笑いを浮かべる。
「うん、なにを?」
「さぁ、なんでしょうね。見つけた時、きっと分かりますよ」
そう言って彼女はスタスタ歩いて行ってしまう。私はその後を追った。
一階は、物のあまりない部屋が多く、生活感が感じられない。それが、寒さというか、生気を感じない理由なのかもしれない。
次に二階。二階には、先ほどと違って、子供の使いそうな洋服や、小物が置いてあった。どうやら、この家には女の子がいたらしい。
それと、赤子の男の子も。
「……」
絢辻ちゃんは、男の子ものの、小さなおくるみと、墨で『志樹』と書かれた板を拾い上げる。
「なにかわかる?」
「いえ、大事なものだも思っただけです。 言いましたでしょう、感覚でわかるはずだと」
大事なもの……か。
もう一度下の階に降りて、一番初めに入った部屋に絢辻ちゃんは入る。
そこには、五歳ほどの少年と、優しく微笑む女の人がいた。
「……」
絢辻ちゃんは、声をかけようとしてか、近寄って、手を伸ばすーーーが、その手が届く前に手を止め、後ろに下がった。
声をかけるのを躊躇い、そのまま黙り込んでしまう。
そんな時、女の人は振り返り、絢辻ちゃんを手招きする。絢辻ちゃんはなにも言わず、二人の間に一歩後ろに下がりつつも、入った。
男の子は、物を持つ絢辻ちゃんの手を握り、女の人は、優しく頭を撫でる。
「…………ぁ……っ」
何かを言おうとして、絢辻ちゃんは声をかすれさせて、やめる。
『久しぶりね』
『なかないで』
二人は、優しく語りかけた。
「……ぁ……ぁっ」
『さら、なかないで』
男の子は、握っている手に力を込めた。
「…………ん、……にいさん……っ」
”さら”と呼ばれた絢辻ちゃんは、男の子の手を握り返すと、抱きしめ、泣きじゃくる。
「にいさん、兄さん……っ。ごめ、なさい……」
『さら、なかないで。さら』
兄さんと呼ばれた絢辻ちゃんよりもずっと年下の男の子は、絢辻ちゃんの背中をさする。
その姿を見ていた女の人が二人合わせて抱きしめる。
『泣かないの、紗薇。あなたには笑っていてほしいと言ったでしょう』
「ごめ、なさい……。かあさん」
『さら、ないちゃやだよ』
『紗薇、まだ生きなきゃいけないでしょう』
二人は、絢辻ちゃんに、生きなければいけないという。
彼女たちも、きっと、死人なのだ。
「はい、はい……っ。ごめん、なさい。 わかって、おります」
絢辻ちゃんが答えるのを見届けて、家も、二人も消え去った。
きっとこれが絢辻ちゃんにとってのトラウマであり、大事なもの。
「絢辻ちゃん、行こう」
私はそういうと、まだ涙を流しながら、木の板とおくるみを抱きしめる絢辻ちゃんの手を引いて歩き出す。
あの、『志樹』って言う札は、名前だ。彼女の、お兄さんのもういないであろう彼の名前。
ーーー私はそんなことを思いながら次の場所を求め、進んだ。
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