巻き込まれ幼女召喚〜無人島を拠点に自由気ままな異世界ライフ〜

るあか

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第四章 秋の訪れと地下遺跡のもふもふ

79話 神々の降臨

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⸺⸺神々の集い当日。

 ウルユ島に神々こうごうしい光の雨が降り注ぎ、長い白髪に長い白ひげを生やした仙人のようなおじいさんが降り立つ。
 島民のみんなは畑仕事などの活動を止めて、口をポカンと開けてその神々しいご尊顔を拝んでいた。

 食堂の前へと降り立ったおじいさんは、入り口で控えていたヴルムに招かれてそのまま食堂へと入っていった。

 更に間を開けずに再び光の雨が降り注ぎ、今度は七色に輝く羽衣を身に着けた天女様が食堂前へと降り立った。
 再びヴルムが中に迎え入れ、私とルキちゃんもアメちゃんに手を引かれて食堂へと入った。

⸺⸺ウルユ島、食堂⸺⸺

 食堂に入った途端目の前に“ザ・神様”の2人がいて、面を食らった私は「うわぁぁっ!」と絶叫した。

「す、すみません……」
 慌てて謝ると、隣からアメちゃんのクスクスという笑い声が聞こえてくる。
「ユノよ、何もそんな構えんで良いぞ。お二人は確かに神のトップ2じゃが、わらわたちと同じ“神”じゃ。マリーと同じ神じゃ」

「おぉ、そなたがユノか。では、そちらがルキちゃんだな? この度は、我が同胞リントヴルムを救ってくれたこと、誠に感謝申し上げる」
 おじいさんはそう言って優しく微笑んだ。

「あ、いえ……どういたしましてです……」
 ダメだ、オーラが神々し過ぎて、私ガチガチになっちゃってる……!
 ルキちゃんも緊張しているのか「んにゃ、にゃぁぁ……」と念話が出せなくなっていた。

「ふむ、この姿がいかんかね? アメノウズメの様に小さくなってみよう」
 おじいさんはグングンと背が縮んでいき、二頭身ほどのちっちゃい仙人へと姿を変えた。

「わわっ……可愛いです……!」
 自然と私の緊張もほぐれていく。さすが神様のトップ2、御心も寛大だ。

「ならば、わらわも♪」
 隣の天女様も身体が縮んでいき、私やアメちゃんくらいの年の女の子へと姿を変えた。

『アメちゃんみたいですにゃ……にゃんだか落ち着きましたにゃ』
「ね、これならなんとか会議に参加できそう……」
 ルキちゃんと私はホッと安堵あんどした。

「余は“全知全能の神ゼウス”だ。全知全能と言っても、神のトップにその称号が与えられるだけで、実際の力はアメノウズメやネプチューンと大差ないと思ってくれ。アメノウズメからは“ゼウスじい”と呼ばれておるゆえ、そなたらもそのように呼ぶが良い」

「はい、ゼウスじい!」
 ネプおじさんみたいに親しみのある呼び方、助かる……。

「わらわは“アマテラスオオミカミ”じゃ。アメの姉のような存在ゆえに、“アマ姉”と呼ばれておるぞ」
「アマ姉……!」
 私が勇気を出してそう呼ぶと、アマ姉は満足げに「うむ、それで良い♪」と頷いた。

⸺⸺

 『神々の集いinウルユ島食堂』の参加者は、私の知らない神様はゼウスじいとアマ姉だけだった。

 残りの参加者はこの世界の土地神様枠でアメちゃんとネプおじさんとヴルム。
 そして次元の狭間にて一番人間と触れ合うマリーティアことマリーちゃんと、アルテミシアことミシアちゃんが参加した。

 本題に入る前に、まずはウルユ島民より会席料理を振る舞った。
 お刺身や天ぷら、焼き魚に煮物等、綺麗に盛り付けられた料理がどんどんと運ばれてくる。
 今までみんなでたくさん作ってきた自信作だ。不味いわけがない。

 ラフちゃんやゴブくん、更にランスロットがせっせと料理を運んでお皿を下げる側で、神様のみんなは「美味しい」と舌鼓を打ってくれていた。

「なるほど、食事とは良いものだな。次元の狭間にも取り入れてみるか」
 と、ゼウスじい。

「ふむ、この最後に出てきた白米と味噌汁は、美味いものをたくさん放り込んで騒がしくなった口内がふわっと落ち着いていくようじゃのう。お新香もサッパリとする。これはこれで美味びみじゃ」
 アマ姉はそう言ってお味噌汁を飲み干した。

 そうなんだよね。なんで会席料理って最後にお味噌汁とご飯だけで出てくるんだろうって思うけど、意外とおかずがなくてもお漬物とお味噌汁だけでいけちゃうんだよね。

 そして締め括りのデザートは“柚子シャーベット”。
 サッパリと締め括り、心と身体も満たされ、神様との仲も深まったところで、私たちは本題へと入った。
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