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第五章 社会の形成と勇者マコト伝
87話 職人施設の充実
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ウルユ城の屋上から西棟へと下りていくと、4階と3階は職人居住区となっていた。このフロアの雰囲気は例えると高級マンションって感じだ。
2階は超巨大倉庫。島全体で管理する素材や、職人向けの素材が細かく分けられて保管されている。
⸺⸺ウルユ城、西棟1階⸺⸺
「あっ、素材屋さんと鉱石屋さんだ~!」
ウルはそう言ってロビー近くに構えていた2つのお店の方へと走っていく。カウンター越しにゴブリンの店員さんが対応してくれていた。
「おぉ、ウルじゃないか。君が集めてくれた素材のおかげで、隣の職人フロアはかなり捗っているみたいだよ」
と、素材屋さん。
「えっへっへ。素材屋さんがこれからの僕の仕事仲間だね♪」
「あぁ、これからジャンジャン素材を売りに来てくれ」
「うん♪」
「こんにちは、素材屋さん、鉱石屋さん。私もこれから職人作業をするときはお世話になるかも」
私もそう言ってウルの隣に並ぶ。
「ユノちゃん、こんにちは! 是非ともよろしく頼むよ」
と、鉱石屋さん。
「悪いねぇ、ユノちゃん。ウルに直接集めてきてもらえばいいのに、この島の経済を回すためにあえてそうしてくれるんだろう?」
そう言う素材屋さんへ、私は「良いの、こっちの方が楽しいし♪」と、返した。
鉱石屋さんは、鉱業ギルドで活動している島民から鉱石を買い取って、職人に売る。魔石類も鉱石屋さんの扱いだ。
そして素材屋さんは鉱石以外の素材全般を扱う。仕入れ先は主にウルや、ラゴ農園に牧場、それから冒険者ギルドで活動を始めた島民たちだ。
素材屋さんと鉱石屋さんへ別れを告げると、フロアの更に奥へと進んでいく。そこは、私と同じ商人ギルドに所属をして活動を始めた職人さんたちのフロアだった。
⸺⸺職人工房⸺⸺
広いフロアのあちこちで作業台に向き合う職人たち。あちこちでトンテンカンテンと頑張っている音が響いてくる。
しかし、職人の1人が私たちに気付くと、他の職人たちも一斉にこちらを振り返った。
「あっ、万物職人のユノさん!」
「ユノちゃんだ!」
「レジェンドだ!」
「神職人だ!」
「ほほう、お主すっかり憧れの的ではないか」
アメちゃんはニヤついてそうおちょくってくる。
「うぅ、チートスキル使ってるから正直ちょっと申し訳ないんだよね……」
私がそう言ってしょげると、私の頭の上に止まっていた長老が「ほっほー」と鳴いた。
「お主はそのスキルをこの島のために役立ててきた。あやつらもお主のクラフトしたこの職人施設のおかげで活動できておるのだ。胸を張れば良い」
「そうじゃそうじゃ」
と、アメちゃん。
「ありがとう。長老、アメちゃん! じゃぁ、気を取り直して、どんな職人さんがいるのか見学させてもらおう♪」
まずは武器工房。ここでは2人のゴブリンたちが木材を加工していた。
武器職人は2つに分かれる。武器職人と魔法杖なんかを作る魔道武器職人だ。
2人とも商人ギルドのランクの関係で今は木の武器ばかりを作ってるけれど、人であった頃も元々同じ武器職人だったそうなので、きっとすぐにレベルの高い武器を作り出すに違いない。
その隣は防具職人。1人のゴブリンと1匹の猫が活動をしていた。
ゴブリンの方は鎧系の防具職人で、木材を加工して盾を作っている。
一方の猫の方は服系の防具職人で、猫用に改良した裁縫針を使って器用に布に針を通していた。ローブを作っているのかな?
更に別の工房では家具職人が木のイスを作っており、その隣では人の頃“魔導具職人“であったゴブリンが、そばにいる猫に教えながら魔導具を作っていた。
最後にツボの中をかき混ぜているのは“調合師“のゴブリン。鉱業ギルドや冒険者ギルドで必要になる回復薬の調合をしていた。
「いやぁ、色んな職人さんがいたねぇ」
この島がものづくりで盛んになって、商人ギルドの中にウルユ島出身の職人が増えるのは、同じ職人としてとっても嬉しい。
この他にも今日は活動していなかったけど、アクセサリーを作る装飾職人や一般的な生活雑貨を作る雑貨職人なんかもいる。
新たに島の住民たちのやってみたい職人が出てきたら、職人設備や職人道具を積極的に提供していきたい。
2階は超巨大倉庫。島全体で管理する素材や、職人向けの素材が細かく分けられて保管されている。
⸺⸺ウルユ城、西棟1階⸺⸺
「あっ、素材屋さんと鉱石屋さんだ~!」
ウルはそう言ってロビー近くに構えていた2つのお店の方へと走っていく。カウンター越しにゴブリンの店員さんが対応してくれていた。
「おぉ、ウルじゃないか。君が集めてくれた素材のおかげで、隣の職人フロアはかなり捗っているみたいだよ」
と、素材屋さん。
「えっへっへ。素材屋さんがこれからの僕の仕事仲間だね♪」
「あぁ、これからジャンジャン素材を売りに来てくれ」
「うん♪」
「こんにちは、素材屋さん、鉱石屋さん。私もこれから職人作業をするときはお世話になるかも」
私もそう言ってウルの隣に並ぶ。
「ユノちゃん、こんにちは! 是非ともよろしく頼むよ」
と、鉱石屋さん。
「悪いねぇ、ユノちゃん。ウルに直接集めてきてもらえばいいのに、この島の経済を回すためにあえてそうしてくれるんだろう?」
そう言う素材屋さんへ、私は「良いの、こっちの方が楽しいし♪」と、返した。
鉱石屋さんは、鉱業ギルドで活動している島民から鉱石を買い取って、職人に売る。魔石類も鉱石屋さんの扱いだ。
そして素材屋さんは鉱石以外の素材全般を扱う。仕入れ先は主にウルや、ラゴ農園に牧場、それから冒険者ギルドで活動を始めた島民たちだ。
素材屋さんと鉱石屋さんへ別れを告げると、フロアの更に奥へと進んでいく。そこは、私と同じ商人ギルドに所属をして活動を始めた職人さんたちのフロアだった。
⸺⸺職人工房⸺⸺
広いフロアのあちこちで作業台に向き合う職人たち。あちこちでトンテンカンテンと頑張っている音が響いてくる。
しかし、職人の1人が私たちに気付くと、他の職人たちも一斉にこちらを振り返った。
「あっ、万物職人のユノさん!」
「ユノちゃんだ!」
「レジェンドだ!」
「神職人だ!」
「ほほう、お主すっかり憧れの的ではないか」
アメちゃんはニヤついてそうおちょくってくる。
「うぅ、チートスキル使ってるから正直ちょっと申し訳ないんだよね……」
私がそう言ってしょげると、私の頭の上に止まっていた長老が「ほっほー」と鳴いた。
「お主はそのスキルをこの島のために役立ててきた。あやつらもお主のクラフトしたこの職人施設のおかげで活動できておるのだ。胸を張れば良い」
「そうじゃそうじゃ」
と、アメちゃん。
「ありがとう。長老、アメちゃん! じゃぁ、気を取り直して、どんな職人さんがいるのか見学させてもらおう♪」
まずは武器工房。ここでは2人のゴブリンたちが木材を加工していた。
武器職人は2つに分かれる。武器職人と魔法杖なんかを作る魔道武器職人だ。
2人とも商人ギルドのランクの関係で今は木の武器ばかりを作ってるけれど、人であった頃も元々同じ武器職人だったそうなので、きっとすぐにレベルの高い武器を作り出すに違いない。
その隣は防具職人。1人のゴブリンと1匹の猫が活動をしていた。
ゴブリンの方は鎧系の防具職人で、木材を加工して盾を作っている。
一方の猫の方は服系の防具職人で、猫用に改良した裁縫針を使って器用に布に針を通していた。ローブを作っているのかな?
更に別の工房では家具職人が木のイスを作っており、その隣では人の頃“魔導具職人“であったゴブリンが、そばにいる猫に教えながら魔導具を作っていた。
最後にツボの中をかき混ぜているのは“調合師“のゴブリン。鉱業ギルドや冒険者ギルドで必要になる回復薬の調合をしていた。
「いやぁ、色んな職人さんがいたねぇ」
この島がものづくりで盛んになって、商人ギルドの中にウルユ島出身の職人が増えるのは、同じ職人としてとっても嬉しい。
この他にも今日は活動していなかったけど、アクセサリーを作る装飾職人や一般的な生活雑貨を作る雑貨職人なんかもいる。
新たに島の住民たちのやってみたい職人が出てきたら、職人設備や職人道具を積極的に提供していきたい。
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