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再び、水槽のそうじを開始したリドが、ラズに向かって言った。
「ありがとう、リド」
ラズが素直にお礼を言った。
「でもその代わり、今度ラズには、市場でたっぷりと、魚の分まで働いてもらうから、そのつもりでいてくれよ」
リドが、釘をさすように言った。
「まあ、タダではくれないの?」
驚きながら、ラズが言った。
「当たり前だろ?」
悪気なく、リドが言った。
「悪いな、俺は、そういう男なんでね」
「やっぱりリドは、いつものドケチなリドなのね」
どこまでもケチなリドに、心底呆れながら、ラズが言った。
「でも、いいわ」
ラズは、すぐに気を取り直して言った。
「今はオーバルが、屋上で待っているんですもの」
この間にも、リドは相変わらず、水槽の中を、一生懸命そうじしていた。
ラズはそんなリドを、尻目に見ながらも、
「じゃあネルーピー、デッキの上にいきましょう」と、肩にのっているネルーピーに向かって、そう言った。
「ありがとう、リド」
ラズが素直にお礼を言った。
「でもその代わり、今度ラズには、市場でたっぷりと、魚の分まで働いてもらうから、そのつもりでいてくれよ」
リドが、釘をさすように言った。
「まあ、タダではくれないの?」
驚きながら、ラズが言った。
「当たり前だろ?」
悪気なく、リドが言った。
「悪いな、俺は、そういう男なんでね」
「やっぱりリドは、いつものドケチなリドなのね」
どこまでもケチなリドに、心底呆れながら、ラズが言った。
「でも、いいわ」
ラズは、すぐに気を取り直して言った。
「今はオーバルが、屋上で待っているんですもの」
この間にも、リドは相変わらず、水槽の中を、一生懸命そうじしていた。
ラズはそんなリドを、尻目に見ながらも、
「じゃあネルーピー、デッキの上にいきましょう」と、肩にのっているネルーピーに向かって、そう言った。
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