27 / 46
26
しおりを挟む
アーノルドと帰るために仕事を片付けると決めて、まず会長に話しに行く事にした。
色々、心を砕いてくれている会長には、ちゃんと話さなければならないだろう。
アマリアが持って来てくれたランチを食べて、カゴを返しがてら商会に向かう。
商会に着いて、まずは会長に面会を申し込む。ちょうど部屋で遅めのランチをしていたようで、すぐに案内してもらえた。
「すみません。会長、お話があるんですが、よろしいでしょうか。」
「エミ、いいけど体調は大丈夫なの?」
そう言いながら、私の横を見た会長は、にこりと微笑んだ。
「エミ、そちらはベビーのパパかしら?」
会長の一言に一瞬、言葉に詰まったが、アーノルドはすぐに挨拶をした。
「トゥエンテ商会会長、サリーア・トゥエンテさんですね。私は家名は名乗ることはご容赦いただきたいが、ギルフォード公爵家に連なるもので、アーノルドと申します。エイミーが世話になったそうで感謝します。」
「エミを捨てておきながら、子どもができたと知って、追いかけて来たのかしら?」
「いえ、エイミーが周りに迷惑かけるからと勝手に家出して、やっと見つけたと言ったところです。」
「公爵家に連なるもので、あなたの身のこなしは貴族のようだけど、エミは子どもを産んだら側室にでもするのかしら。」
「冗談じゃない。エイミーは正妻、しかも側室なんて1人も置く気はありません。」
会長が今度は私に尋ねた。
「エミは、彼のところに戻る気があるのかしら?」
「彼が、アーノルドが戻らないと困るって言うんです。だから、ごめんなさい。ここのお仕事始めたばかりだったのに、ご迷惑をかけてばかりでこんな事を言い出して。」
「そう。エミが幸せならいいのよ。来た時はほっとけない顔していたけれど、今はいい顔しているわ。それでいつまでここにいる予定?」
「翻訳の仕事を片付けたら戻ろうと考えているので、あと5日ほどで。」
「わかりました。最終日に商会でお別れ会をしましょう。」
「会長、ありがとうございます。」
アーノルドが会長に頭を下げてくれた。隣国とは言え一国の王子が庶民に…
「エイミーが本当にお世話になりました。お礼はギルフォード公爵家を通して改めてさせていただきます。」
「あらあら、それはステキなお話ね。」
会長室を出て、自分の席へ向かった。隣のアマリアにカゴを返して、会長に挨拶をして来たことを話す。
「えー。エミ、辞めちゃうの?」
「うん、彼と帰って子どもを産むことにしたわ。」
「まぁ、あれだけかっこよくて、優しそうな男の人が迎えに来たんだもんね。」
「そういえば、身分違いとか言ってなかったっけ?やっぱり本妻さんとか婚約者はいるけど、本当に愛しているのはエミだけとか?」
「うん、まぁ…私が正妻だけど…」
こちらの話を聞かずにひとりで盛り上がるアマリアに
「引っ越す前にまた来るね。」
挨拶してアーノルドと部屋に戻った。
部屋に帰って、アーノルドが帰るのかと思っているとジャケットを脱ぎ、椅子に座る。
「アーノルド、帰るんじゃ?」
「エイミーが帰るまで一緒にいるよ。」
「でもベッドは1つしかないけど。」
「大丈夫、床で寝るから。」
「アーノルド、あなた王子なんだから、そんなところで寝なくても。」
「軍の訓練じゃ床にごろ寝は、当たり前だから平気だよ。ここのところ、エイミー探しで、まともなところで寝てないし。」
「じゃあ、私が床で。」
「ダメ。エイミー1人の身体じゃないんだからね。」
「はい…」
仕事を全て片付けて、戻る前日。
商会でお別れ会を開催してもらった。
「短い間でしたが、お世話になりました。」
「エミちゃん、幸せにね。」
「うちの息子の嫁に狙ってたのに…」
「俺も狙ってたのに。」
みんなから様々な言葉をもらい、少ししか居られなかったけれど、認めてもらえる所はあったんだと嬉しくなる。
「まぁエミのお相手は、すごくかっこよくて、優しくて貴族みたいだから、あんた達じゃ敵わないわよ。」
「アマリアったら、自分の彼氏じゃないのに。」
「アマリアこそ、相手まだ見つかんないのか?」
まるで、自分の事のように自慢するアマリアにみんなが突っ込んで、笑う。そんな楽しいお別れ会が終盤に近づいたころ、アーノルドが迎えに来た。
「エイミー。まだ早かったか?」
「ううん。もう帰れるよ。」
「エイミーがお世話になりました。」
アーノルドの登場に女性陣から、『アマリアの話は本当だった』と悲鳴があがり、男性陣から『負けた!』と残念そうな声が上がった。
部屋に戻ったら、アーノルドが上着を脱いで椅子に座る。今日も床で寝るらしい。
「アーノルド。今まで待たせてごめんなさい。私、家じゃなくてそのままキャンベルに行くの?」
「いや。一度、ギルフォード邸に行くよ。公爵も伯母上もアルヴィンも心配してるから。ちゃんと怒られろ。一緒に謝ってやるから。」
「アーノルドは、別の理由で怒られるでしょうねぇ。」
「それについては、謝るつもりはないけど?」
「昔なら、アルヴィン兄上が怖いとか言ってなかった?」
「覚悟決めたから。王子として、1人の男として、エイミーを守るためなら何でもする。」
「ありがとう。じゃあ私はアーノルドをしっかり支えないとね。」
「明日は領邸に朝イチで移動して、部屋に入るから早く休もう。」
「はい。おやすみなさい。」
翌朝、ギルフォード公爵領邸の部屋にこっそりと入り、替玉役の侍女と入れ替わった。
色々、心を砕いてくれている会長には、ちゃんと話さなければならないだろう。
アマリアが持って来てくれたランチを食べて、カゴを返しがてら商会に向かう。
商会に着いて、まずは会長に面会を申し込む。ちょうど部屋で遅めのランチをしていたようで、すぐに案内してもらえた。
「すみません。会長、お話があるんですが、よろしいでしょうか。」
「エミ、いいけど体調は大丈夫なの?」
そう言いながら、私の横を見た会長は、にこりと微笑んだ。
「エミ、そちらはベビーのパパかしら?」
会長の一言に一瞬、言葉に詰まったが、アーノルドはすぐに挨拶をした。
「トゥエンテ商会会長、サリーア・トゥエンテさんですね。私は家名は名乗ることはご容赦いただきたいが、ギルフォード公爵家に連なるもので、アーノルドと申します。エイミーが世話になったそうで感謝します。」
「エミを捨てておきながら、子どもができたと知って、追いかけて来たのかしら?」
「いえ、エイミーが周りに迷惑かけるからと勝手に家出して、やっと見つけたと言ったところです。」
「公爵家に連なるもので、あなたの身のこなしは貴族のようだけど、エミは子どもを産んだら側室にでもするのかしら。」
「冗談じゃない。エイミーは正妻、しかも側室なんて1人も置く気はありません。」
会長が今度は私に尋ねた。
「エミは、彼のところに戻る気があるのかしら?」
「彼が、アーノルドが戻らないと困るって言うんです。だから、ごめんなさい。ここのお仕事始めたばかりだったのに、ご迷惑をかけてばかりでこんな事を言い出して。」
「そう。エミが幸せならいいのよ。来た時はほっとけない顔していたけれど、今はいい顔しているわ。それでいつまでここにいる予定?」
「翻訳の仕事を片付けたら戻ろうと考えているので、あと5日ほどで。」
「わかりました。最終日に商会でお別れ会をしましょう。」
「会長、ありがとうございます。」
アーノルドが会長に頭を下げてくれた。隣国とは言え一国の王子が庶民に…
「エイミーが本当にお世話になりました。お礼はギルフォード公爵家を通して改めてさせていただきます。」
「あらあら、それはステキなお話ね。」
会長室を出て、自分の席へ向かった。隣のアマリアにカゴを返して、会長に挨拶をして来たことを話す。
「えー。エミ、辞めちゃうの?」
「うん、彼と帰って子どもを産むことにしたわ。」
「まぁ、あれだけかっこよくて、優しそうな男の人が迎えに来たんだもんね。」
「そういえば、身分違いとか言ってなかったっけ?やっぱり本妻さんとか婚約者はいるけど、本当に愛しているのはエミだけとか?」
「うん、まぁ…私が正妻だけど…」
こちらの話を聞かずにひとりで盛り上がるアマリアに
「引っ越す前にまた来るね。」
挨拶してアーノルドと部屋に戻った。
部屋に帰って、アーノルドが帰るのかと思っているとジャケットを脱ぎ、椅子に座る。
「アーノルド、帰るんじゃ?」
「エイミーが帰るまで一緒にいるよ。」
「でもベッドは1つしかないけど。」
「大丈夫、床で寝るから。」
「アーノルド、あなた王子なんだから、そんなところで寝なくても。」
「軍の訓練じゃ床にごろ寝は、当たり前だから平気だよ。ここのところ、エイミー探しで、まともなところで寝てないし。」
「じゃあ、私が床で。」
「ダメ。エイミー1人の身体じゃないんだからね。」
「はい…」
仕事を全て片付けて、戻る前日。
商会でお別れ会を開催してもらった。
「短い間でしたが、お世話になりました。」
「エミちゃん、幸せにね。」
「うちの息子の嫁に狙ってたのに…」
「俺も狙ってたのに。」
みんなから様々な言葉をもらい、少ししか居られなかったけれど、認めてもらえる所はあったんだと嬉しくなる。
「まぁエミのお相手は、すごくかっこよくて、優しくて貴族みたいだから、あんた達じゃ敵わないわよ。」
「アマリアったら、自分の彼氏じゃないのに。」
「アマリアこそ、相手まだ見つかんないのか?」
まるで、自分の事のように自慢するアマリアにみんなが突っ込んで、笑う。そんな楽しいお別れ会が終盤に近づいたころ、アーノルドが迎えに来た。
「エイミー。まだ早かったか?」
「ううん。もう帰れるよ。」
「エイミーがお世話になりました。」
アーノルドの登場に女性陣から、『アマリアの話は本当だった』と悲鳴があがり、男性陣から『負けた!』と残念そうな声が上がった。
部屋に戻ったら、アーノルドが上着を脱いで椅子に座る。今日も床で寝るらしい。
「アーノルド。今まで待たせてごめんなさい。私、家じゃなくてそのままキャンベルに行くの?」
「いや。一度、ギルフォード邸に行くよ。公爵も伯母上もアルヴィンも心配してるから。ちゃんと怒られろ。一緒に謝ってやるから。」
「アーノルドは、別の理由で怒られるでしょうねぇ。」
「それについては、謝るつもりはないけど?」
「昔なら、アルヴィン兄上が怖いとか言ってなかった?」
「覚悟決めたから。王子として、1人の男として、エイミーを守るためなら何でもする。」
「ありがとう。じゃあ私はアーノルドをしっかり支えないとね。」
「明日は領邸に朝イチで移動して、部屋に入るから早く休もう。」
「はい。おやすみなさい。」
翌朝、ギルフォード公爵領邸の部屋にこっそりと入り、替玉役の侍女と入れ替わった。
22
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢に転生したけど、破滅エンドは王子たちに押し付けました
タマ マコト
ファンタジー
27歳の社畜OL・藤咲真帆は、仕事でも恋でも“都合のいい人”として生きてきた。
ある夜、交通事故に遭った瞬間、心の底から叫んだーー「もう我慢なんてしたくない!」
目を覚ますと、乙女ゲームの“悪役令嬢レティシア”に転生していた。
破滅が約束された物語の中で、彼女は決意する。
今度こそ、泣くのは私じゃない。
破滅は“彼ら”に押し付けて、私の人生を取り戻してみせる。
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したけど何もしなかったらヒロインがイジメを自演し始めたのでお望み通りにしてあげました。魔法で(°∀°)
ラララキヲ
ファンタジー
乙女ゲームのラスボスになって死ぬ悪役令嬢に転生したけれど、中身が転生者な時点で既に乙女ゲームは破綻していると思うの。だからわたくしはわたくしのままに生きるわ。
……それなのにヒロインさんがイジメを自演し始めた。ゲームのストーリーを展開したいと言う事はヒロインさんはわたくしが死ぬ事をお望みね?なら、わたくしも戦いますわ。
でも、わたくしも暇じゃないので魔法でね。
ヒロイン「私はホラー映画の主人公か?!」
『見えない何か』に襲われるヒロインは────
※作中『イジメ』という表現が出てきますがこの作品はイジメを肯定するものではありません※
※作中、『イジメ』は、していません。生死をかけた戦いです※
◇テンプレ乙女ゲーム舞台転生。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げてます。
【完結】悪役令嬢の妹に転生しちゃったけど推しはお姉様だから全力で断罪破滅から守らせていただきます!
くま
恋愛
え?死ぬ間際に前世の記憶が戻った、マリア。
ここは前世でハマった乙女ゲームの世界だった。
マリアが一番好きなキャラクターは悪役令嬢のマリエ!
悪役令嬢マリエの妹として転生したマリアは、姉マリエを守ろうと空回り。王子や執事、騎士などはマリアにアプローチするものの、まったく鈍感でアホな主人公に周りは振り回されるばかり。
少しずつ成長をしていくなか、残念ヒロインちゃんが現る!!
ほんの少しシリアスもある!かもです。
気ままに書いてますので誤字脱字ありましたら、すいませんっ。
月に一回、二回ほどゆっくりペースで更新です(*≧∀≦*)
『悪役』のイメージが違うことで起きた悲しい事故
ラララキヲ
ファンタジー
ある男爵が手を出していたメイドが密かに娘を産んでいた。それを知った男爵は平民として生きていた娘を探し出して養子とした。
娘の名前はルーニー。
とても可愛い外見をしていた。
彼女は人を惹き付ける特別な外見をしていたが、特別なのはそれだけではなかった。
彼女は前世の記憶を持っていたのだ。
そして彼女はこの世界が前世で遊んだ乙女ゲームが舞台なのだと気付く。
格好良い攻略対象たちに意地悪な悪役令嬢。
しかしその悪役令嬢がどうもおかしい。何もしてこないどころか性格さえも設定と違うようだ。
乙女ゲームのヒロインであるルーニーは腹を立てた。
“悪役令嬢が悪役をちゃんとしないからゲームのストーリーが進まないじゃない!”と。
怒ったルーニーは悪役令嬢を責める。
そして物語は動き出した…………──
※!!※細かい描写などはありませんが女性が酷い目に遭った展開となるので嫌な方はお気をつけ下さい。
※!!※『子供が絵本のシンデレラ読んでと頼んだらヤバイ方のシンデレラを読まれた』みたいな話です。
◇テンプレ乙女ゲームの世界。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げる予定です。
悪役令嬢エリザベート物語
kirara
ファンタジー
私の名前はエリザベート・ノイズ
公爵令嬢である。
前世の名前は横川禮子。大学を卒業して入った企業でOLをしていたが、ある日の帰宅時に赤信号を無視してスクランブル交差点に飛び込んできた大型トラックとぶつかりそうになって。それからどうなったのだろう。気が付いた時には私は別の世界に転生していた。
ここは乙女ゲームの世界だ。そして私は悪役令嬢に生まれかわった。そのことを5歳の誕生パーティーの夜に知るのだった。
父はアフレイド・ノイズ公爵。
ノイズ公爵家の家長であり王国の重鎮。
魔法騎士団の総団長でもある。
母はマーガレット。
隣国アミルダ王国の第2王女。隣国の聖女の娘でもある。
兄の名前はリアム。
前世の記憶にある「乙女ゲーム」の中のエリザベート・ノイズは、王都学園の卒業パーティで、ウィリアム王太子殿下に真実の愛を見つけたと婚約を破棄され、身に覚えのない罪をきせられて国外に追放される。
そして、国境の手前で何者かに事故にみせかけて殺害されてしまうのだ。
王太子と婚約なんてするものか。
国外追放になどなるものか。
乙女ゲームの中では一人ぼっちだったエリザベート。
私は人生をあきらめない。
エリザベート・ノイズの二回目の人生が始まった。
⭐️第16回 ファンタジー小説大賞参加中です。応援してくれると嬉しいです
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる