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現実逃避しても、何も解決するわけなく…
多分、つわりと思われる状態はしばらく続いていた。
「エミ、具合悪いの?顔色、わるいよ。」
「アマリア、心配かけてごめんね。明日、医者に行くことにするわ。」
「付いて行こうか。」
「うん。助かる。」
翌日、アマリアについて行ってもらい、診察を受けた結果は予想通り『妊娠』の二文字だった。
間違いなくアーノルドとのあの日の子だ。それでも私は、アーノルドに連絡を取ろうとは思っていない。1人で産んで、この子と、大好きなアーノルドの子と2人で生きて行こうと決意していた。
「エミ、相手の人って分かるの?連絡しなくていいのかな。」
「うん。大好きだけどお別れした人だから。」
「それって奥さんがいるとか?身分違いとか?」
「身分違い…かな。」
「うちの商会、子ども産んでから復帰している人たくさんいるから、会長に相談してみようよ。」
「ありがとう。相談してみる。」
幸い、会長は子育て女性に優しい人(本人も子育て経験のある女性)なので、体調を見ながらの勤務と出産後の復帰、商会所有の保育園も教えてもらった。
私は恵まれている。会長が若い頃は、色々苦労したそうで、シングルマザーな会長は、自分の経験をもとに商会を女性に優しい職場にしているそうだった。
とりあえず産み月までにお金を貯めないと休む間の生活が、厳しそうと考えていたら、会長に怒られて商会の保育園の隅にタダで住まわせてもらえるようになれた。
要は、無理をするなと言われたのだった。
思っていたより、つわりが酷かった私は、商会の仕事を休み、のんびりと部屋で頼まれている翻訳の仕事をしている。
大陸の東端にあるというミナホという国のお伽話。なんとなくかぐや姫みたいな話だなぁなんて考えながら、没頭していたらいきなり椅子ごと後ろから抱きしめられた。
ふわっと香るのは懐かしい柑橘系のコロンの香り。安心する暖かさ。
「見つけた。」
変わらない優しい声にぶわっと涙が出てくる。
「あ、アーノルド?どうして…」
「探したよ。私のお姫様は隠れんぼが上手で苦労した。言ったはずだよ。手放す気はないと。」
「ごめんなさい。私は…」
「まさか、もう私以上に大切な人ができたとか言わないよな。」
「だとしたら?」
「そいつを殺してでも取り返す。エイミーは私のものだから。」
「ダメよ。それだけはやめて…」
「そいつは、一緒に暮らしていないのか?」
「暮らしているわよ。」
アーノルドの顔が怖い。
この人、私の前では優しく甘い顔ばかりだったけれどこんな顔もするんだと気付いて、あぁ将来、国を統べる人だったと改めて思う。
「紹介してもらおうか。帰ってくるまで待ってもいいか。」
「それは、難しいわ。会えるのは来年の6月だから。」
「ん?それまでエイミーを放って何をしているのだ、そいつは。」
「私はいつも一緒だけど、アーノルドが会えるのは来年になっちゃうの。」
「意味がわからない。」
「ここにいるから。」
私はそっと自分のお腹を指差した。
「えっ?まさか⁈」
「赤ちゃんがいるの。」
「あの、エイミー…」
「あの日しか、心当たりないです…ハイ。」
さらに強く抱きしめられた。
「私とエイミーの子…ありがとう。嬉しいよ。すぐに帰ろう。」
「ま、待って。アーノルド、婚約解消したんでしょ?私は1人で育てるつもりで…そりゃあ、助けてくれるなら助かるけど…」
「もしもし、エイミー?解消してないし、将来の王族を庶民として育てるわけにもいかないよ。」
「誰が?」
「そのお腹の子、私たちの子で男なら将来のキャンベル国王だよね?」
「でも家出した私は…」
「エイミーは、ギルフォード公爵領邸で体調崩して、療養中。回復次第、キャンベルで結婚式の準備らしいよ。」
「は⁈」
「ほーんとうに近しい人しか、エイミーの不在は知らない。だいたい私が自分で探しているくらいに人員不足な捜索隊でね。誰かさんは普通に庶民の生活に溶け込んでいるから。おかげで一月以上かかったよ。」
「やっぱり戻らないとダメ?」
「だーめ。子どものこともあるけど、私がエイミーがいないと困る。」
「困る?」
「気になって仕事が手につかない。下手すると仕事放って、ここに来るよ。」
「それ、やっちゃダメなの。」
「だから、エイミーは私と帰ろう。」
「とりあえず、仕事を放り出すのは、いやだから時間が欲しいの。」
少し拗ねたような顔のアーノルドになぜか安心して、自分が久しぶりに心から笑えたことを理解する。
その時、ドアをノック音がした。
「エミ、体調どう?ランチ持ってき…」
「アマリア、ありがとう。」
「ごめん、お邪魔だったみたいね。」
アマリアがランチのカゴを持って来たものの、アーノルドに気づきオロオロしている。
「アーノルド、職場でお世話になってるアマリアよ。」
「エイミーが世話になった。」
「い、いえ。友達ですから。」
ドギマギするアマリアは、私に近づく。
「何?彼がエミのお相手なの?後で話を聞かせてよね。」
小声でそれだけ言うと
「それじゃ、ごゆっくり。」
と言ってそそくさと去った行った。
後でアマリアには説明した方がいいかもしれない。
多分、つわりと思われる状態はしばらく続いていた。
「エミ、具合悪いの?顔色、わるいよ。」
「アマリア、心配かけてごめんね。明日、医者に行くことにするわ。」
「付いて行こうか。」
「うん。助かる。」
翌日、アマリアについて行ってもらい、診察を受けた結果は予想通り『妊娠』の二文字だった。
間違いなくアーノルドとのあの日の子だ。それでも私は、アーノルドに連絡を取ろうとは思っていない。1人で産んで、この子と、大好きなアーノルドの子と2人で生きて行こうと決意していた。
「エミ、相手の人って分かるの?連絡しなくていいのかな。」
「うん。大好きだけどお別れした人だから。」
「それって奥さんがいるとか?身分違いとか?」
「身分違い…かな。」
「うちの商会、子ども産んでから復帰している人たくさんいるから、会長に相談してみようよ。」
「ありがとう。相談してみる。」
幸い、会長は子育て女性に優しい人(本人も子育て経験のある女性)なので、体調を見ながらの勤務と出産後の復帰、商会所有の保育園も教えてもらった。
私は恵まれている。会長が若い頃は、色々苦労したそうで、シングルマザーな会長は、自分の経験をもとに商会を女性に優しい職場にしているそうだった。
とりあえず産み月までにお金を貯めないと休む間の生活が、厳しそうと考えていたら、会長に怒られて商会の保育園の隅にタダで住まわせてもらえるようになれた。
要は、無理をするなと言われたのだった。
思っていたより、つわりが酷かった私は、商会の仕事を休み、のんびりと部屋で頼まれている翻訳の仕事をしている。
大陸の東端にあるというミナホという国のお伽話。なんとなくかぐや姫みたいな話だなぁなんて考えながら、没頭していたらいきなり椅子ごと後ろから抱きしめられた。
ふわっと香るのは懐かしい柑橘系のコロンの香り。安心する暖かさ。
「見つけた。」
変わらない優しい声にぶわっと涙が出てくる。
「あ、アーノルド?どうして…」
「探したよ。私のお姫様は隠れんぼが上手で苦労した。言ったはずだよ。手放す気はないと。」
「ごめんなさい。私は…」
「まさか、もう私以上に大切な人ができたとか言わないよな。」
「だとしたら?」
「そいつを殺してでも取り返す。エイミーは私のものだから。」
「ダメよ。それだけはやめて…」
「そいつは、一緒に暮らしていないのか?」
「暮らしているわよ。」
アーノルドの顔が怖い。
この人、私の前では優しく甘い顔ばかりだったけれどこんな顔もするんだと気付いて、あぁ将来、国を統べる人だったと改めて思う。
「紹介してもらおうか。帰ってくるまで待ってもいいか。」
「それは、難しいわ。会えるのは来年の6月だから。」
「ん?それまでエイミーを放って何をしているのだ、そいつは。」
「私はいつも一緒だけど、アーノルドが会えるのは来年になっちゃうの。」
「意味がわからない。」
「ここにいるから。」
私はそっと自分のお腹を指差した。
「えっ?まさか⁈」
「赤ちゃんがいるの。」
「あの、エイミー…」
「あの日しか、心当たりないです…ハイ。」
さらに強く抱きしめられた。
「私とエイミーの子…ありがとう。嬉しいよ。すぐに帰ろう。」
「ま、待って。アーノルド、婚約解消したんでしょ?私は1人で育てるつもりで…そりゃあ、助けてくれるなら助かるけど…」
「もしもし、エイミー?解消してないし、将来の王族を庶民として育てるわけにもいかないよ。」
「誰が?」
「そのお腹の子、私たちの子で男なら将来のキャンベル国王だよね?」
「でも家出した私は…」
「エイミーは、ギルフォード公爵領邸で体調崩して、療養中。回復次第、キャンベルで結婚式の準備らしいよ。」
「は⁈」
「ほーんとうに近しい人しか、エイミーの不在は知らない。だいたい私が自分で探しているくらいに人員不足な捜索隊でね。誰かさんは普通に庶民の生活に溶け込んでいるから。おかげで一月以上かかったよ。」
「やっぱり戻らないとダメ?」
「だーめ。子どものこともあるけど、私がエイミーがいないと困る。」
「困る?」
「気になって仕事が手につかない。下手すると仕事放って、ここに来るよ。」
「それ、やっちゃダメなの。」
「だから、エイミーは私と帰ろう。」
「とりあえず、仕事を放り出すのは、いやだから時間が欲しいの。」
少し拗ねたような顔のアーノルドになぜか安心して、自分が久しぶりに心から笑えたことを理解する。
その時、ドアをノック音がした。
「エミ、体調どう?ランチ持ってき…」
「アマリア、ありがとう。」
「ごめん、お邪魔だったみたいね。」
アマリアがランチのカゴを持って来たものの、アーノルドに気づきオロオロしている。
「アーノルド、職場でお世話になってるアマリアよ。」
「エイミーが世話になった。」
「い、いえ。友達ですから。」
ドギマギするアマリアは、私に近づく。
「何?彼がエミのお相手なの?後で話を聞かせてよね。」
小声でそれだけ言うと
「それじゃ、ごゆっくり。」
と言ってそそくさと去った行った。
後でアマリアには説明した方がいいかもしれない。
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