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第一章 忙しい幼年期
ダンジョン2
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☆☆☆☆☆
「少し休んだら、次はユーリがやる番だ。」
そう宣言したレオン。言い出したら、こっちの意見を聞かないから、きっと今日の後半は俺が戦うことになるのか…。
『・・・だったら、ちょっと反則技みたいなことするけどいいよね?』
「ああ!別にいーぜ。このダンジョンでは何でもやっていても、それでダンジョンを制覇できるなら、何の問題ねーよ。」
そう言ったレオン。じゃあ、ついにやってしまおうか?・・・すごい楽しみだなぁ。
少し休んだ後、また魔物を倒すために、俺は魔物のいる方向をみて、〈具現化〉のスキルを自分自身に使った。そうすると、ゲームで出てくるレオン様の姿になった。
「これで行きますか。」
「おぉ、これが未来のレオンか。これはまたイケメンだな。」
そう言って感心するディルク。ディルクにはこのスキルは使えないので、それでこんな反応するのだろう。・・・それじゃあ、行きますか。
☆☆☆☆☆
俺は魔物の攻撃をよく見て、躱しながらも隙を見て蹴り技を入れる。足には炎を纏わせ、魔物を燃えつかせる。蹴りだけでなく、剣道で培った能力で剣術を魔物に披露する。
綺麗に切れたが、体はレオン・グレンフォードだが、まだ感覚が芝浦悠里の頃に戻らない。レオン自体ももっとすごい剣術をこれでは、まだまだだろう。素振りがてらここら辺の魔物を殺ってしまおうか?
ここら辺の魔物を退治した後、うっかりディルクの事を忘れていたことに気がついた。・・・ヤバイ。ディルクのレベルアップも図ってたんだった・・・。俺は〈具現化〉のスキルを解き、平謝りした。
「ディルクごめんなさい。ここら辺の魔物倒しちゃって・・・。」
そう言うとディルクはなんともない顔をする。
「いえ、いい見本でした。俺もあんな風に倒せたらと思います。
「・・・ごめん。でも、俺の前の世界で過ごしてた世界に、"習うより慣れよ"という諺があったり、技術は見て盗むものという文化があるから。レオンの実践型はとてもいいことだと思うんだ。」
悪いことをしたと思った俺はアドバイスを兼ねて、ディルクにコツを教える。
しかし、ディルクはさっきの俺の戦いぶりを見て、なんとなくコツをつかんだみたいで、さっきとは大違いの戦いであった。
「習うより慣れよ・・・技術は見て盗む。まったくその通りですね。実践あるのみ!」
「そして、ユーリさんとレオンの戦いの技術を盗むまで!」
さっきまでは、なんというか腰に力が入ってなかったというか、体の軸がぶれていた気がしたが、さっき一気に魔物掃討していたら、ディルクと俺とでは何が違うのか気がついた。
軸がぶれずに戦うようになってからは、一気に魔物を倒せるようになった。ちなみに、俺はさっきの戦いでレベルアップのコールが少し止まない状態なので、気が散って今ひとつ戦いに集中できない。
集中しないと…。
☆☆☆☆☆
「今日はここまでにして、休もうか?」
と俺は手をパンと叩き言った。そうするとディルクとレオンは何か不満げな様子である。
「あのねぇ、俺達は万能じゃないし、休みだって必要だ。・・・それに休み中に襲われることがある。それの対処法も実践あるのみですぞ、
お二人様。」
そう二人に諭すように言うと、
『そうなのか!?これも訓練か!・・・しかし、寝ている時が一番が不安だろうなぁ。』
「中には寝ていながら、敵を倒す人もいたんだ。俺の前の世界では。」
俺の護身術の師匠がそうだったし・・・。
俺達はスキルを使いつつ、実践しながらここ2~3日はレベル上げに力を入れて過ごした。
☆☆☆☆☆
「少し休んだら、次はユーリがやる番だ。」
そう宣言したレオン。言い出したら、こっちの意見を聞かないから、きっと今日の後半は俺が戦うことになるのか…。
『・・・だったら、ちょっと反則技みたいなことするけどいいよね?』
「ああ!別にいーぜ。このダンジョンでは何でもやっていても、それでダンジョンを制覇できるなら、何の問題ねーよ。」
そう言ったレオン。じゃあ、ついにやってしまおうか?・・・すごい楽しみだなぁ。
少し休んだ後、また魔物を倒すために、俺は魔物のいる方向をみて、〈具現化〉のスキルを自分自身に使った。そうすると、ゲームで出てくるレオン様の姿になった。
「これで行きますか。」
「おぉ、これが未来のレオンか。これはまたイケメンだな。」
そう言って感心するディルク。ディルクにはこのスキルは使えないので、それでこんな反応するのだろう。・・・それじゃあ、行きますか。
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俺は魔物の攻撃をよく見て、躱しながらも隙を見て蹴り技を入れる。足には炎を纏わせ、魔物を燃えつかせる。蹴りだけでなく、剣道で培った能力で剣術を魔物に披露する。
綺麗に切れたが、体はレオン・グレンフォードだが、まだ感覚が芝浦悠里の頃に戻らない。レオン自体ももっとすごい剣術をこれでは、まだまだだろう。素振りがてらここら辺の魔物を殺ってしまおうか?
ここら辺の魔物を退治した後、うっかりディルクの事を忘れていたことに気がついた。・・・ヤバイ。ディルクのレベルアップも図ってたんだった・・・。俺は〈具現化〉のスキルを解き、平謝りした。
「ディルクごめんなさい。ここら辺の魔物倒しちゃって・・・。」
そう言うとディルクはなんともない顔をする。
「いえ、いい見本でした。俺もあんな風に倒せたらと思います。
「・・・ごめん。でも、俺の前の世界で過ごしてた世界に、"習うより慣れよ"という諺があったり、技術は見て盗むものという文化があるから。レオンの実践型はとてもいいことだと思うんだ。」
悪いことをしたと思った俺はアドバイスを兼ねて、ディルクにコツを教える。
しかし、ディルクはさっきの俺の戦いぶりを見て、なんとなくコツをつかんだみたいで、さっきとは大違いの戦いであった。
「習うより慣れよ・・・技術は見て盗む。まったくその通りですね。実践あるのみ!」
「そして、ユーリさんとレオンの戦いの技術を盗むまで!」
さっきまでは、なんというか腰に力が入ってなかったというか、体の軸がぶれていた気がしたが、さっき一気に魔物掃討していたら、ディルクと俺とでは何が違うのか気がついた。
軸がぶれずに戦うようになってからは、一気に魔物を倒せるようになった。ちなみに、俺はさっきの戦いでレベルアップのコールが少し止まない状態なので、気が散って今ひとつ戦いに集中できない。
集中しないと…。
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「今日はここまでにして、休もうか?」
と俺は手をパンと叩き言った。そうするとディルクとレオンは何か不満げな様子である。
「あのねぇ、俺達は万能じゃないし、休みだって必要だ。・・・それに休み中に襲われることがある。それの対処法も実践あるのみですぞ、
お二人様。」
そう二人に諭すように言うと、
『そうなのか!?これも訓練か!・・・しかし、寝ている時が一番が不安だろうなぁ。』
「中には寝ていながら、敵を倒す人もいたんだ。俺の前の世界では。」
俺の護身術の師匠がそうだったし・・・。
俺達はスキルを使いつつ、実践しながらここ2~3日はレベル上げに力を入れて過ごした。
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