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第一章 忙しい幼年期
協力者にならないか? クロスロードside
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☆☆☆☆
レオン様曰く〈転移〉のスキルで、自宅に連れてきたらしい場所には、不思議な建物があった。これは贈り人の前の世界の建物らしい。なんとも不思議な建物だ。俺は植物園のある樹の近くに連れて行かれた。
「この樹は神の宿る樹だ。だから、神の加護を持たないものが触ると、神から自分のステータスを与えられる。・・・まずはこの樹に触れてみな。」
そう言われて、樹に触る。
そうすると、色んなデータが俺の中に入ってきて、おかしくなりそうだが、ステータスを見ることが出来た。それを見ると、俺は怒りを覚えた。
「全魔法使える・・・?じゃあ、何故俺は捨てられた?それに水晶では透明だったのに。」
そう俺が言うと、レオン様は
「その水晶には透明になるパターンが2つある。1つは無能のパターン、もう1つは全魔法使える場合のパターン。お前は後者だなぁ。本当にここに捨てるなんて本当にバカなやつら・・・。嘘だと思うなら、使ってみればいい。さすがに初級魔法の詠唱は知っているだろ?」
そう俺に言ったレオン様。言われた通りに魔法を使うと、実際に全魔法が使えた。じゃあ、それならなんで俺は捨てられた・・・?
そう思うと、俺の中に何かドス黒いものが入ってきたのだ。
あぁ、悔しい、悔しい、殺してやりたい!
心からそう思った。
そう思っていたら、レオン様は
「もう一度言う。俺達の“協力者”にならないか?」
「・・・あぁ、いーぜ。協力者になってやる。」
そう言うと、レオン様と一緒にいたガタイのいい男が言った。
「何故“協力者”なんだ?“共犯者”じゃあないんだ。」
と言われたレオン様は言った。
「こいつの殺したいやつは俺達にはあまり関係ない。しかし、敵にすると厄介だ。だから、“協力者”っていう訳。ディルクの殺したいやつは俺達の目的に間接的に関わってくる。だから“共犯者”。・・・後、捨てられたんだから、新しい名前が必要だよな?・・・そうだな・・・アークライトなんてどうだ?」
「アークライト・・・いい名前だなぁ。」
そう思うと俺の中に何か入ってきた。
☆☆☆☆
俺の名前は阿久津來斗。高校3年生。俺には中学2年生になる妹がいる。妹は少女マンガや乙女ゲームを嗜んでいる。
俺は剣道をやっていて、憧れている先輩がいる。芝浦悠里さんと言って一度も大会では勝てなかった。2歳年上で大会であまり戦えなかったが、あの人は高校1年生の時から大会で優勝していて、俺は高校1年生の大会では、3位だったが、本当に憧れている先輩で2年生からは大会で優勝して、芝浦さんに喜んでくれたときは本当にうれしかった。
妹に乙女ゲームの話の聞かされるが、妹曰く最近出たゲームが所謂神ゲーらしい。よく話をするので、本当に好きなのだろう。《白と黒の表裏LOVER》というゲームらしい。3まで出ていて、妹にやらされたが、このゲームはRPGぽいところもあって、少し面白いと思った。ただ恋愛ゲームなので、男を落としていくのには少し萎えた。
けれど話は面白く俺もはまってしまった。
しかし、俺はゲームをやっている最中、死んだ。別に歩きながらゲームをやっていた訳ではない。普通に歩いていて、酔っ払いに絡まれ、そこに車に轢かれて亡くなったのだ。
そして、気が付くと白い世界にいた。これが死後の世界だろう。
『はい、そうです。・・・しかし、あなたは悪いことをやっていないので、異世界に輪廻転生してもらいます。剣と魔法の世界 アルテシフォート の世界に。』
いきなり声をかけられたので、驚いて声のかけられた方へ向くとそこには女神がいた。
「あんた誰!?」
声を荒げて叫んだ。
『私は女神です。あなたには転生する中で3つの恩恵を与えられます。さぁ、どんな恩恵がいいですか?』
俺は死んでしまったのだから、もうどうとなれと願望を女神に言った。
「俺は前の世界では普通の男だったから、まずイケメンになりたい!!あと、魔法があるなら、新しい魔法を作ってみたい!!最後は未だに超えられなかった人がいる。その人を超えるために剣術の引き継ぎかな。」
そう言うと、女神は
『まず、〈イケメンになること〉、〈創造魔法〉、〈今まで培ってきた技術の引継ぎ〉ですね。・・・わかりました。いい転生人生になることをここから願っています。』
そう言って、俺は白い光に包まれ、意識を失った。
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レオン様曰く〈転移〉のスキルで、自宅に連れてきたらしい場所には、不思議な建物があった。これは贈り人の前の世界の建物らしい。なんとも不思議な建物だ。俺は植物園のある樹の近くに連れて行かれた。
「この樹は神の宿る樹だ。だから、神の加護を持たないものが触ると、神から自分のステータスを与えられる。・・・まずはこの樹に触れてみな。」
そう言われて、樹に触る。
そうすると、色んなデータが俺の中に入ってきて、おかしくなりそうだが、ステータスを見ることが出来た。それを見ると、俺は怒りを覚えた。
「全魔法使える・・・?じゃあ、何故俺は捨てられた?それに水晶では透明だったのに。」
そう俺が言うと、レオン様は
「その水晶には透明になるパターンが2つある。1つは無能のパターン、もう1つは全魔法使える場合のパターン。お前は後者だなぁ。本当にここに捨てるなんて本当にバカなやつら・・・。嘘だと思うなら、使ってみればいい。さすがに初級魔法の詠唱は知っているだろ?」
そう俺に言ったレオン様。言われた通りに魔法を使うと、実際に全魔法が使えた。じゃあ、それならなんで俺は捨てられた・・・?
そう思うと、俺の中に何かドス黒いものが入ってきたのだ。
あぁ、悔しい、悔しい、殺してやりたい!
心からそう思った。
そう思っていたら、レオン様は
「もう一度言う。俺達の“協力者”にならないか?」
「・・・あぁ、いーぜ。協力者になってやる。」
そう言うと、レオン様と一緒にいたガタイのいい男が言った。
「何故“協力者”なんだ?“共犯者”じゃあないんだ。」
と言われたレオン様は言った。
「こいつの殺したいやつは俺達にはあまり関係ない。しかし、敵にすると厄介だ。だから、“協力者”っていう訳。ディルクの殺したいやつは俺達の目的に間接的に関わってくる。だから“共犯者”。・・・後、捨てられたんだから、新しい名前が必要だよな?・・・そうだな・・・アークライトなんてどうだ?」
「アークライト・・・いい名前だなぁ。」
そう思うと俺の中に何か入ってきた。
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俺の名前は阿久津來斗。高校3年生。俺には中学2年生になる妹がいる。妹は少女マンガや乙女ゲームを嗜んでいる。
俺は剣道をやっていて、憧れている先輩がいる。芝浦悠里さんと言って一度も大会では勝てなかった。2歳年上で大会であまり戦えなかったが、あの人は高校1年生の時から大会で優勝していて、俺は高校1年生の大会では、3位だったが、本当に憧れている先輩で2年生からは大会で優勝して、芝浦さんに喜んでくれたときは本当にうれしかった。
妹に乙女ゲームの話の聞かされるが、妹曰く最近出たゲームが所謂神ゲーらしい。よく話をするので、本当に好きなのだろう。《白と黒の表裏LOVER》というゲームらしい。3まで出ていて、妹にやらされたが、このゲームはRPGぽいところもあって、少し面白いと思った。ただ恋愛ゲームなので、男を落としていくのには少し萎えた。
けれど話は面白く俺もはまってしまった。
しかし、俺はゲームをやっている最中、死んだ。別に歩きながらゲームをやっていた訳ではない。普通に歩いていて、酔っ払いに絡まれ、そこに車に轢かれて亡くなったのだ。
そして、気が付くと白い世界にいた。これが死後の世界だろう。
『はい、そうです。・・・しかし、あなたは悪いことをやっていないので、異世界に輪廻転生してもらいます。剣と魔法の世界 アルテシフォート の世界に。』
いきなり声をかけられたので、驚いて声のかけられた方へ向くとそこには女神がいた。
「あんた誰!?」
声を荒げて叫んだ。
『私は女神です。あなたには転生する中で3つの恩恵を与えられます。さぁ、どんな恩恵がいいですか?』
俺は死んでしまったのだから、もうどうとなれと願望を女神に言った。
「俺は前の世界では普通の男だったから、まずイケメンになりたい!!あと、魔法があるなら、新しい魔法を作ってみたい!!最後は未だに超えられなかった人がいる。その人を超えるために剣術の引き継ぎかな。」
そう言うと、女神は
『まず、〈イケメンになること〉、〈創造魔法〉、〈今まで培ってきた技術の引継ぎ〉ですね。・・・わかりました。いい転生人生になることをここから願っています。』
そう言って、俺は白い光に包まれ、意識を失った。
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