乙女ゲームに悪役転生な無自覚チートの異世界譚

第一章 忙しい幼年期

それから3

☆☆☆☆☆☆

アーネイルはスラム街で暮らしていたため、魔物を倒すことよりここでの生活の方が苦労したようでなかなか慣れない。しかし、俺の作る料理には興味深々で、今では俺の作る料理のために生活している感じである。・・・ちなみに、俺以上の料理のレパートリーをもつ人はいなく(それは20年も生きていたため)、ディルクや料理をするセレナもセレンも未だに驚くくらいだ。創作料理も作ったりしてそれはもうみんなおいしそうに食べる。

アーネイルはなかなか”共犯者達”と慣れあう事はしないが、俺には懐いている。・・・面白くないと思われたら、最後だな。

アーネイルの戦い方は暗殺系の戦い方であり、そこからレオンもアーネイルに興味を持ち、接している。アーネイルもまた、レオンには懐いている。アーネイル曰く彼も面白い人らしい。ここまでは物語シナリオ通りだな。

ここからが正念場で、俺達は"魔王になったクローディン"を殺すために行動に移さなければならない。

ここで、〈白と黒の表裏LOVERS〉の話を端的ではありますが、お話をしましょう。
まず、最初に出たゲームは、普通に攻略対象との恋愛ゲームである。そこで、悪役令嬢のヒロインへのいじめが発生するのだが、ここで、まず取り巻きAとして"ユーリス・シュバウター"は出る。最後はどっちのエンドに転んでも悪役令嬢を裏切るので、特に俺に影響はない。あ、ちなみに、アークライトは隠しキャラです。・・・しかし、ここで要注意なのは生徒会長である。彼はとてもつよく、逆ハーエンドというものがあるが、現実で行われたら、生徒会長である彼のルートが開くので、要注意である。もし、そうなったら、全力でハッピーエンドにしましょう。

2では300年前の世界にヒロインと攻略対象は迷い込んでしまう話です。勘のいい人は分かりますが、300年前とはアスガード時代の頃の話です。迷い込ませる原因はレオン・グレンフォードにあるのだが、アスガード時代を実感させて、それで主にシルヴェストにどう感じたが、責任を問う話です。答えの返答次第で国を滅ぼします。ちなみに1で隠しキャラとしていたキャラは普通に攻略対象になっています。ちなみに、2では隠しキャラはいません。

3では各地で魔物の活性化が起きます。最初、シルヴェスト一行はレオン・グレンフォードの仕業と思いますが、調べていく内にそうではないことに気付きます。兄_第二王子_クローディンが魔に堕ちて魔王になっていることに気付きます。そこで一行は魔王_クローディンを倒しに行きます。レオン・グレンフォードのルートでは全員攻略しないとルートが開きません。レオンは3では隠しキャラ扱いです。彼のルートはとてもかっこいいです。さすが、キャラ人気No.1のキャラです。ちなみに、メインヒーローの兄・シルヴェストが2位で、3位が生徒会長です。4位がアークライト、5位がディルクです。この人も隠しキャラになります。この人も攻略しないとレオン様ルートは開きません。ディルクルートもなかなかカッコイイです。さすが。

若干話が逸れましたが、このような感じである。

ここで重要なのはクローディンがもうすでに魔に堕ちていることである。それは少しずつ皆感じている事である。300年前、アルフィーテは死ぬ間際ある魔法をかけた。300年後、第二王子として生まれるように自身に転生魔法をかけたのである。つまり、クローディン、いやもう魔王アルフィーテなのである。ちなみに、現在の第一王子はアスガードの先祖返りである。つまり、第一王子の前世は何を隠そう。アスガードなのである。
アスガードを殺すためにアルフィーテはアスガードにも転生魔法をかけたのだ。死んだら、300年後、第一王子になるように。自分の手で殺すために。

まず、俺達はこれを阻止しなくてはならない。そのためには"ユーリス・シュバウター"であることが多くなるだろう。〈偽装〉スキルも多く使わなくてはならない。

これから、世界を救うために"復讐"をする。

☆☆☆☆☆☆☆