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第三章 ゲームの始まり
アスガードとアルフィーテ2
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☆☆☆☆☆☆
〈転移〉のスキルで先に着きました。誰も近くにはいません。
しばらく待つと、アスガード様とアルフィーテ様が来た。この間、誰も話そうとしなかった。
☆☆☆☆
「こんなことはしたくなかったが、アルフィーテがそう願うのなら、俺はお前と戦う!」
!?アスガード様は対魔王退治用の聖剣を持っている。この勝負アスガード様に有利に働くのかな。
「俺はお前を殺す!そして、グレンフォードの王となるのだ。」
アスガード様は決意をあらわにした。
「だったら、こちらもお前を殺す覚悟で、グレンフォードの王となる!」
アルフィーテ様は魔に堕ちかけた体で、闇魔法を展開させた。アスガード様は一歩出遅れる。魔に満ちた剣でアスガード様を斬りつける。しかし、隙を窺い、聖剣で一撃を食らわせる。魔に堕ち始めているアルフィーテには痛い一撃だ。その間にアスガード様は光魔法を展開させ、同時に聖剣で攻撃を食らわせる。
アルフィーテ様は闇魔法がかかっている剣で受け止めてみせた。しかし、光魔法の威力はすごく、こちらには耐えきれない様子。すかさず、アルフィーテ様は憎しみを込めた瞳でアスガード様を見つめる。憎しみが増幅されて、完全に魔に堕ちた。
魔王・アルフィーテの完成だ。
魔王となったアルフィーテはさっきより強い闇魔法をかける。アスガード様は光魔法を展開させるが、それでは追い付かない。光魔法を展開させる前に、闇魔法の展開させる方が早く、闇魔法の攻撃を受ける。その間にも剣で攻撃はする。
対魔王退治用の剣に光魔法を展開した。
アスガード様は守備に徹するのではなく、攻撃に重点を置くようだ。攻撃に重点を置いたアスガード様は強かった。最初は魔王・アルフィーテの優勢であったが、徐々にアスガード様の優勢となっていく。
見ているこちら側として痛々しい戦いではあるが、あちら側は真剣に殺し合いの戦いをしているのだろう。・・・いつか近いうちに俺達もあのような戦いをするのだろう。
そんな事を考えているうちに勝敗は決したようだ。魔王・アルフィーテが地べたを這いずっている。アスガード様は立って、魔王・アルフィーテに致命傷を与える。しかし、魔王・アルフィーテは最期の力を振り絞って、自身に魔法を展開させる。そして、アスガード様にも展開させた。・・・きっと、転生魔法だ。
「くはっ!・・・これで、勝ったと思うなよ。今度こそは絶対にお前を殺してやる・・・!・・・300年後の未来でな!」
訳が分からないアスガード様。もう一撃致命傷を食らわせ、完全に殺した。
「悪い。アルフィーテ。・・・でも、これが最良の選択なんだ。」
アスガード様は涙を隠せない。隠せないながらもハルタリー山道の闇の魔法を消していくアスガード様。・・・流石に、死の森の闇の気配までは消せなかったのだろう。そして、アスガード様と魔王・アルフィーテの戦いに終止符がたった。
☆☆☆☆
しばらくしてから、アスガード様がその場を去って、俺達は〈念話〉で話しかけた。
まず、声に出したのは、生徒会長だった。
『最期に魔王・アルフィーテがかけた魔法は何だったのでしょう?』
シルヴェストが発言する。
『おそらく、これがクローディン王子の転生に繋がっていくのでしょう。アスガード様にかけられていたのもきっと転生魔法の類でしょう。・・・フォルテ王子_王太子様はアスガード様の生まれ変わりなのだから。』
そう言うと、驚く一同。・・・これは、シルヴェスト独りで抱えてたんかい。
『王太子様はアスガード様・・・?ってことは最期の言葉の意味って・・・!』
シルヴェストは分かってしまったようだ。何故、アスガード様の生まれ変わりがフォルテ王子である事を。だって、明らかにクローディン王子は魔に堕ちているのを感じている事に気付いていたからだ。
明らかに空気が悪くなったのにも関わらず、ディネットは空気を読まず、言葉を紡ぐ。
『今度はクローディン王子は魔に堕ちたところを見てみましょうよ。・・・そうだね。それが今の魔物の活性化に繋がっているからね!』
その言葉で一同はハッとする。生徒会長は俺達に聞いてきた。
『いつ頃ですか?魔に堕ちたと感じたのは。』
俺が答えようとすると、先にレオン様が言ってしまった。
『少なくとも、俺達が生まれる頃にはすでに、魔に堕ちていたな。詳しくは分からないが。』
『では、少なくとも、レオン様が誘拐される前に一度行ってみましょう?』
『って、ちょっと待ったぁぁぁぁ!!!』
俺はつい叫んでしまった。
何も言えない彼らに俺は続ける。
『少なくとも、俺達が胎内にいる時だよ!!俺達が生まれるほんの半年前。その時から、母の胎内中からでも感じたよ!!』
それに一同は驚くが、生徒会長は時渡りの時計を今の時代に近い頃に設定した。
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〈転移〉のスキルで先に着きました。誰も近くにはいません。
しばらく待つと、アスガード様とアルフィーテ様が来た。この間、誰も話そうとしなかった。
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「こんなことはしたくなかったが、アルフィーテがそう願うのなら、俺はお前と戦う!」
!?アスガード様は対魔王退治用の聖剣を持っている。この勝負アスガード様に有利に働くのかな。
「俺はお前を殺す!そして、グレンフォードの王となるのだ。」
アスガード様は決意をあらわにした。
「だったら、こちらもお前を殺す覚悟で、グレンフォードの王となる!」
アルフィーテ様は魔に堕ちかけた体で、闇魔法を展開させた。アスガード様は一歩出遅れる。魔に満ちた剣でアスガード様を斬りつける。しかし、隙を窺い、聖剣で一撃を食らわせる。魔に堕ち始めているアルフィーテには痛い一撃だ。その間にアスガード様は光魔法を展開させ、同時に聖剣で攻撃を食らわせる。
アルフィーテ様は闇魔法がかかっている剣で受け止めてみせた。しかし、光魔法の威力はすごく、こちらには耐えきれない様子。すかさず、アルフィーテ様は憎しみを込めた瞳でアスガード様を見つめる。憎しみが増幅されて、完全に魔に堕ちた。
魔王・アルフィーテの完成だ。
魔王となったアルフィーテはさっきより強い闇魔法をかける。アスガード様は光魔法を展開させるが、それでは追い付かない。光魔法を展開させる前に、闇魔法の展開させる方が早く、闇魔法の攻撃を受ける。その間にも剣で攻撃はする。
対魔王退治用の剣に光魔法を展開した。
アスガード様は守備に徹するのではなく、攻撃に重点を置くようだ。攻撃に重点を置いたアスガード様は強かった。最初は魔王・アルフィーテの優勢であったが、徐々にアスガード様の優勢となっていく。
見ているこちら側として痛々しい戦いではあるが、あちら側は真剣に殺し合いの戦いをしているのだろう。・・・いつか近いうちに俺達もあのような戦いをするのだろう。
そんな事を考えているうちに勝敗は決したようだ。魔王・アルフィーテが地べたを這いずっている。アスガード様は立って、魔王・アルフィーテに致命傷を与える。しかし、魔王・アルフィーテは最期の力を振り絞って、自身に魔法を展開させる。そして、アスガード様にも展開させた。・・・きっと、転生魔法だ。
「くはっ!・・・これで、勝ったと思うなよ。今度こそは絶対にお前を殺してやる・・・!・・・300年後の未来でな!」
訳が分からないアスガード様。もう一撃致命傷を食らわせ、完全に殺した。
「悪い。アルフィーテ。・・・でも、これが最良の選択なんだ。」
アスガード様は涙を隠せない。隠せないながらもハルタリー山道の闇の魔法を消していくアスガード様。・・・流石に、死の森の闇の気配までは消せなかったのだろう。そして、アスガード様と魔王・アルフィーテの戦いに終止符がたった。
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しばらくしてから、アスガード様がその場を去って、俺達は〈念話〉で話しかけた。
まず、声に出したのは、生徒会長だった。
『最期に魔王・アルフィーテがかけた魔法は何だったのでしょう?』
シルヴェストが発言する。
『おそらく、これがクローディン王子の転生に繋がっていくのでしょう。アスガード様にかけられていたのもきっと転生魔法の類でしょう。・・・フォルテ王子_王太子様はアスガード様の生まれ変わりなのだから。』
そう言うと、驚く一同。・・・これは、シルヴェスト独りで抱えてたんかい。
『王太子様はアスガード様・・・?ってことは最期の言葉の意味って・・・!』
シルヴェストは分かってしまったようだ。何故、アスガード様の生まれ変わりがフォルテ王子である事を。だって、明らかにクローディン王子は魔に堕ちているのを感じている事に気付いていたからだ。
明らかに空気が悪くなったのにも関わらず、ディネットは空気を読まず、言葉を紡ぐ。
『今度はクローディン王子は魔に堕ちたところを見てみましょうよ。・・・そうだね。それが今の魔物の活性化に繋がっているからね!』
その言葉で一同はハッとする。生徒会長は俺達に聞いてきた。
『いつ頃ですか?魔に堕ちたと感じたのは。』
俺が答えようとすると、先にレオン様が言ってしまった。
『少なくとも、俺達が生まれる頃にはすでに、魔に堕ちていたな。詳しくは分からないが。』
『では、少なくとも、レオン様が誘拐される前に一度行ってみましょう?』
『って、ちょっと待ったぁぁぁぁ!!!』
俺はつい叫んでしまった。
何も言えない彼らに俺は続ける。
『少なくとも、俺達が胎内にいる時だよ!!俺達が生まれるほんの半年前。その時から、母の胎内中からでも感じたよ!!』
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