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第四章 しばしの休息と
お茶会とディネット様 ディネットside
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☆☆☆☆☆☆
私はアストル侯爵の息子に誘われて、お茶会にやってきましたわ。これでも、お茶会は大好きですの。侯爵家のものなので、それ相応の立派なお茶会であります。私はアストル侯爵家の素晴らしい庭園に目を奪われていたら、つい迷子になってしまいました。でも、美しい庭園に囲まれている私ってとても素敵じゃない?ねぇ、アスカ?
ーそうかな?確かに、美しい庭園ではあるし、バラが多く咲き誇っているけれど、アストル侯爵家の立場は第二王子の会派なんだよ?ちょっとは気にしたら?アーネイルさん、とても恨みに持っている家系なんだよ?生徒会長を利用した悪い所の家なんだよ?ー
それがなんだって言うの!?魔法で何とかすればいいだけのことじゃない。そこまで、レオン様が鍛えてくださったもの。
ーそういう事が油断に繋がるの!!現に今だって・・・?ー
レオン様が付加してくださった〈気配察知〉のスキルが発動する。多くの人間がこちらにやってくる。ついでに、〈殺気〉スキルが発動しているのが、ここにいて分かる。・・・早くここから逃げなくては!!
ーだーかーら!!言った通りになったじゃない!!ー
今は逃げる事に集中させて!!
ドレスが邪魔になって、相手に追いつかれてしまった。そして、力足らずに捕縛されて、馬車に押し込まれて、どこかに連れていかれてしまいましたわ。目と口がおさえられていて、どこに向かっているのかが分からない。でも、遠い所に連れていかれているのは分かりますわ。しかも、魔法が封じられてしまったわ。こんな事になるのでしたら、誘いを断れば良かったですわ。
そう、後悔していると馬車は止まった。
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
悲鳴が聞こえますわ。何が起こったのでしょうか?
「ディネット様のピンチにはこのユーリス・シュバウターの出番でありますっ!」
!?レオン様だわ!!気付いてくださったのね。とてもありがたいわ。流石に、取り巻き契約しただけあるわ。情報が早いわ。
悲鳴が何度か聞こえた後、目と口を押さえつけていた紐が取れた。その目の前にいたのは、何と愛するシルヴェスト王子がいましたわ。驚きと不安の気持ちが合わさっていて、ついシルヴェスト王子に抱き着いてしまったのですわ。レオン様はシルヴェスト王子にも連絡してくださったのね。
「ディネット。大丈夫だった?」
私は答える。
「とても不安でしたわ。不安で・・・!」
「それで、ヴェスに抱き着くほど怖かったと。悪いな。ちょっと助けに入るのが遅れた。ディネットがなんとなく危ない予感はしていたのにな。」
レオン様が答えた。
「レオン様もありがとうございます。」
「本当に悪かった。ディネット様もこれからは油断するなよ?ここから、一気に物語をフィナーレにしていくんだから。」
レオン様も私を励ましてくださったわ。とてもお優しいお方なのね。アスカが気に入る訳ですわ。
「で?こっからどーする、ヴェス?」
シルヴェスト王子にはとても言葉に表せるほどではなく、かなりの殺気を放っていましたわ。
「そうですね?あちらもどうやら、片が付いたようなので、どう後始末をしましょうか?」
シルヴェスト王子の顔色は今までにないほどの怒っていましたわ。
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私はアストル侯爵の息子に誘われて、お茶会にやってきましたわ。これでも、お茶会は大好きですの。侯爵家のものなので、それ相応の立派なお茶会であります。私はアストル侯爵家の素晴らしい庭園に目を奪われていたら、つい迷子になってしまいました。でも、美しい庭園に囲まれている私ってとても素敵じゃない?ねぇ、アスカ?
ーそうかな?確かに、美しい庭園ではあるし、バラが多く咲き誇っているけれど、アストル侯爵家の立場は第二王子の会派なんだよ?ちょっとは気にしたら?アーネイルさん、とても恨みに持っている家系なんだよ?生徒会長を利用した悪い所の家なんだよ?ー
それがなんだって言うの!?魔法で何とかすればいいだけのことじゃない。そこまで、レオン様が鍛えてくださったもの。
ーそういう事が油断に繋がるの!!現に今だって・・・?ー
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ーだーかーら!!言った通りになったじゃない!!ー
今は逃げる事に集中させて!!
ドレスが邪魔になって、相手に追いつかれてしまった。そして、力足らずに捕縛されて、馬車に押し込まれて、どこかに連れていかれてしまいましたわ。目と口がおさえられていて、どこに向かっているのかが分からない。でも、遠い所に連れていかれているのは分かりますわ。しかも、魔法が封じられてしまったわ。こんな事になるのでしたら、誘いを断れば良かったですわ。
そう、後悔していると馬車は止まった。
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
悲鳴が聞こえますわ。何が起こったのでしょうか?
「ディネット様のピンチにはこのユーリス・シュバウターの出番でありますっ!」
!?レオン様だわ!!気付いてくださったのね。とてもありがたいわ。流石に、取り巻き契約しただけあるわ。情報が早いわ。
悲鳴が何度か聞こえた後、目と口を押さえつけていた紐が取れた。その目の前にいたのは、何と愛するシルヴェスト王子がいましたわ。驚きと不安の気持ちが合わさっていて、ついシルヴェスト王子に抱き着いてしまったのですわ。レオン様はシルヴェスト王子にも連絡してくださったのね。
「ディネット。大丈夫だった?」
私は答える。
「とても不安でしたわ。不安で・・・!」
「それで、ヴェスに抱き着くほど怖かったと。悪いな。ちょっと助けに入るのが遅れた。ディネットがなんとなく危ない予感はしていたのにな。」
レオン様が答えた。
「レオン様もありがとうございます。」
「本当に悪かった。ディネット様もこれからは油断するなよ?ここから、一気に物語をフィナーレにしていくんだから。」
レオン様も私を励ましてくださったわ。とてもお優しいお方なのね。アスカが気に入る訳ですわ。
「で?こっからどーする、ヴェス?」
シルヴェスト王子にはとても言葉に表せるほどではなく、かなりの殺気を放っていましたわ。
「そうですね?あちらもどうやら、片が付いたようなので、どう後始末をしましょうか?」
シルヴェスト王子の顔色は今までにないほどの怒っていましたわ。
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