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第五章 物語の終わりへと
王城に出向いて罠を展開するために
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☆☆☆☆☆☆
あの芝居をうってから、2日間が経った。国中が大騒ぎになった。あの後、しばらく学校を休む事にしたし、シルヴェスト王子とも会っていない。それもそうだろう。死んだ事にされている人物が実は生きていたとなれば、ましてやそれが王族の一人だったら、大騒ぎになるだろう。
レオンはまたあの水道遺跡に向かう。王城に侵入するためだ。その気になれば、シルヴェスト王子の元に行けるのだが、それをしてはシルヴェスト王子もわざと芝居をうった事がバレるからだろう。レオンなりの誠意らしい。レオンの今の格好は庶民的な衣装をまとっている。そして、透明マントを着ている。レオンにしては地味目できたな・・・。
七人衆+使い魔(人型)と一緒である。そうして、王城に侵入する。大騒ぎになっているというのに、王城には割と簡単に侵入できるなんて、王城のセキュリティーは甘いな。そうして、国王陛下のいる元へと向かう。騎士団長には会いたくないものだな。
しかし、何の問題もなく国王陛下のいる部屋の前まで来れたのである。ここで、俺の運の高さが反映されちゃった。しかも、運が良い事に、部屋にいるのは、国王陛下・王妃・王太子・クローディン王子にシルヴェスト王子もその場にいる。・・・いや?よく考えると、魔王・アルフィーテに勘付かれているから、レオンとシルヴェスト王子の芝居はきっとバレてる。油断はよくない。
レオンは透明マントを脱ぎ、勢いよく扉を開ける。上記に記した人物達はこちらを振り向く。レオンは一瞥すると一言。
「やぁ、これは皆さん。お集まりのところを失礼?」
レオンは嘲笑するような表情をしているに違いない。一番に反応したのは国王陛下だった。
「レオン!?レオンなのか・・・!?」
「ハッ。だったら?自分の息子の区別もつかない訳?・・・あー、そうだよな。俺が誘拐されたのは1歳になってから、すぐだもんなー?それにしても、ここまで簡単に侵入できたわー?どんだけ防衛がザルな訳?」
そして、クローディン王子・・・魔王・アルフィーテも言葉を発する。
「・・・レオンなんだね。大きく成長したなぁ・・・。私が見た時はまだあんなに小さかったのに。」
・・・!?前回の邂逅をなかった事にしてきた!?いや、まだ油断はよくない。レオンは軽く舌打ちする。
「あー、そうでしたねー?俺は全く覚えていませんけどー?」
レオンも魔王・アルフィーテの言葉に乗ってきた。ここからが正念場だ。
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あの芝居をうってから、2日間が経った。国中が大騒ぎになった。あの後、しばらく学校を休む事にしたし、シルヴェスト王子とも会っていない。それもそうだろう。死んだ事にされている人物が実は生きていたとなれば、ましてやそれが王族の一人だったら、大騒ぎになるだろう。
レオンはまたあの水道遺跡に向かう。王城に侵入するためだ。その気になれば、シルヴェスト王子の元に行けるのだが、それをしてはシルヴェスト王子もわざと芝居をうった事がバレるからだろう。レオンなりの誠意らしい。レオンの今の格好は庶民的な衣装をまとっている。そして、透明マントを着ている。レオンにしては地味目できたな・・・。
七人衆+使い魔(人型)と一緒である。そうして、王城に侵入する。大騒ぎになっているというのに、王城には割と簡単に侵入できるなんて、王城のセキュリティーは甘いな。そうして、国王陛下のいる元へと向かう。騎士団長には会いたくないものだな。
しかし、何の問題もなく国王陛下のいる部屋の前まで来れたのである。ここで、俺の運の高さが反映されちゃった。しかも、運が良い事に、部屋にいるのは、国王陛下・王妃・王太子・クローディン王子にシルヴェスト王子もその場にいる。・・・いや?よく考えると、魔王・アルフィーテに勘付かれているから、レオンとシルヴェスト王子の芝居はきっとバレてる。油断はよくない。
レオンは透明マントを脱ぎ、勢いよく扉を開ける。上記に記した人物達はこちらを振り向く。レオンは一瞥すると一言。
「やぁ、これは皆さん。お集まりのところを失礼?」
レオンは嘲笑するような表情をしているに違いない。一番に反応したのは国王陛下だった。
「レオン!?レオンなのか・・・!?」
「ハッ。だったら?自分の息子の区別もつかない訳?・・・あー、そうだよな。俺が誘拐されたのは1歳になってから、すぐだもんなー?それにしても、ここまで簡単に侵入できたわー?どんだけ防衛がザルな訳?」
そして、クローディン王子・・・魔王・アルフィーテも言葉を発する。
「・・・レオンなんだね。大きく成長したなぁ・・・。私が見た時はまだあんなに小さかったのに。」
・・・!?前回の邂逅をなかった事にしてきた!?いや、まだ油断はよくない。レオンは軽く舌打ちする。
「あー、そうでしたねー?俺は全く覚えていませんけどー?」
レオンも魔王・アルフィーテの言葉に乗ってきた。ここからが正念場だ。
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