乙女ゲームに悪役転生な無自覚チートの異世界譚

エピローグ

エピローグ

☆☆☆☆☆☆

魔王・アルフィーテが倒したとはいえ、すぐに自由にはなれなかった。レオンはシルヴェスト王子とフォルテ王太子の力添えで、王族に戻る事が決定したのだ。レオンが以前言っていたもんな。『ヴェスやフォルテ王太子には恨みなんてない』って。それがきっかけで、フォルテ王太子は、レオンが王族に戻る式典の準備を進めてしまったようで、”第四王子レオン・グレンフォード復活祭”なるものが近いうちに行われるらしい。

フォルテ王太子はこう言った発表を行った。

『我が弟のレオン・グレンフォードはいち早く魔王・アルフィーテの復活を知り、その身を隠すために素晴らしい力を隠して、魔王・アルフィーテの負の遺産を潰していった。これを察知されないように、大きな騒ぎを起こして魔王・アルフィーテをおびき出した。そして、第三王子であるシルヴェスト・グレンフォードと共に魔王・アルフィーテを倒した。これを王太子として褒め称えたい。』

と。そうしたら、噂に尾ひれがついて、国民達は『レオン様は我が国を守るために、尽力を陰ながら尽くした王子様』とレオンを褒め称える声が大きくなった。レオンには頭痛の種にしかならない。レオンはしばらく休んでいた学校に行かなければならなかった。勿論、素の姿でね。けれども、流石に、王城からは行きたくないとごねた為に、自身が作った街からの登校である。

街でも大きな騒ぎになって、こちらはこちらで祭り騒ぎになっている。正式にレオンが領主様の文書をシルヴェスト王子が出してしまった。これも大騒ぎになった。レオンのした事、為した事が全てが褒め称えられたのだ。こんなところで俺の運の高さが反映されてしまった。

あと、八人衆は解散しなかった。長年一緒だったので、却って離れるのは心惜しかった。それに、学校では元々それぞれが人気あったから、その影響も大きかったのだろう。あと、快適な街でもあるからな。流石に、王城から街の視索が行われた程だ。

あと、語る事は何だろう・・・？ディネットとアスカさんの事かな？でも、これは秘密にしておくのが、ベストだね。リアルでの逆ハーはとんでもない結果をもたらすからね。実際にレオンは巻き込まれている。ディネットは断然シルヴェスト王子派だが、アスカさんはレオン派だから、完全に巻き込まれている。他の攻略対象は一体どうなった？

あとね・・・。クローディン王子の事をお教えいたします。身体が小さくなってしまったために、第五王子のディーンとなりました。レオンが勝手に決めた名が正式に発表されました。現在2歳です。誕生日は魔王・アルフィーテを倒したその日が誕生日になりました。誕生祭が出来なくて本当に済まないとフォルテ王太子は言っていました。

最後に一言、二言。死の森デッドリーフォリーは元の姿の豊潤の森メローフォリーとなり、開拓者が新たに参入してきました。こうして、第二王子の会派は分解して、第二王子は崩御された事になりました。

こうして、ゲームの内容は終わり、世界・・・グレンフォード王国は平和になりました！それは、とても嬉しい事です。自由になれる日もそう遠くはないのかな？そうだといいな！

ここで、俺、芝浦悠里の話は終わらせてもらいます。ありがとうございました。

☆☆☆☆☆☆

ここまで、見てくださった方に感謝申し上げます。ありがとうございました。途中、おざなりになってしまった事や戦闘シーンが拙い描写で本当に申し訳ありませんでした。けれども、ここまで見てくれた方には本当に感謝です！！