チート転生~チートって本当にあるものですね~

水魔沙希

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第1章 幼年期

神の加護

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☆☆☆☆☆☆

俺はついに5歳の誕生日を迎えました。これで、リーナとも接する機会が出来るよね。
俺は家族で教会に連れられる。教会には神殿なるものがあり、そこは俺一人で行かないといけないようだ。
しばしの家族の皆とお別れです。

俺は神殿に向かうと、神聖な雰囲気に包まれた場所だなと思った。俺は神殿の中心に立つと、意識を失った。


☆☆☆☆

【汝は神子じゃな?】

えぇ、ここは女神様とかじゃないの?明らかに荘厳な雰囲気を醸し出しているおじいちゃん神様じゃん。一気に萎える。

【これ、聞こえとるわい。汝は神子でありながら、魔法騎士を目指しているのじゃな?ほっほっほ。面白い奴じゃな?神子にして正解じゃわい。】

俺、何も一言も言っていないんだけど!?心、覗かれている!?

【儂の前では何の隠し事も出来ぬ。汝の事は小さい頃から見とったわ。神子じゃしの。】

ちなみに、神子って何人くらいいます?

【今は汝、一人だけじゃよ?・・・最近、面白い者がおらんくて。】

ええ!?それじゃあ、家族に迷惑かけるパターンじゃん。というか、神の基準って面白いかどうかなの!?

【そりゃあ、そうじゃな。あまり、世界を征服する野心とかなく、自由に生きている者ほど良い。】

世界侵略なんてメンドクサイだけだわ!!そういうのはゲームの中だけにしてくれ!!それより、俺に王たる器はないからね!寧ろ、ダンジョンとかでモンスターと戦ってみてー。

【だから、君を選定したんじゃ。神子として、これを贈呈しよう。受け取れ、この宝剣を。そして、この宝剣は汝以外使えぬ。そして、君に与えたユニークスキルは上手く発動しているようじゃの。】

そう言うと、どこからか宝剣が出てきた。
リライト・・・ねぇ・・・?あれって一体どういうものなの?そう思いつつ、宝剣を手に取る。そして、宝剣重っ!!

【リライト、それは書き換えの能力じゃな。神へ至るための能力。そう言った方がよいかの?】

神へ至るための能力!?俺、神になるの!!?

【この儂もそろそろ次の世代に神の座を譲ろうと思うておる。それで、汝が次の神になるのじゃ。】

はい!?本気マジかよ!?だから、神子が優遇されるのかよ!!

【それは違うのじゃ。儂の伝言を伝える役割が神子じゃ。しかし、汝は面白い。ここまで、ため口で話してくるとはやはり面白い奴じゃな。だから、汝に神の座を譲りたいんじゃ。】

はいぃ!?ってそうだった。ここは神聖な神殿でした。申し訳ございませんでした。

【はっはっは。それでは、神の加護を与える儀式を終了する。】

ちょっとぉぉぉぉぉ!!!!!

☆☆☆☆

神子ってそういうものなの!?俺は次代の神になるの?!驚くことが多すぎて、どうしようもない。
俺は神が残した宝剣と共にその場で悩むのであった。

☆☆☆☆☆☆
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