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第2章 魔法騎士学校生活

エミリーさんと昼休み。2

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【ほっほっほ。主はどうやって彼女の才能を開花させていくんじゃ?】

いきなり神か!ふざけんなよ!!そりゃあ・・・天性の才能が眠っているから、揺さぶりをかけて・・・才能を開花させるとか?流石に、加護を与えるだけじゃ魔法騎士にはなれないよね。簡単に俺が優遇されている存在だとバレたくない。

まず、実践!俺は手を天に仰いで光を彼女に当てるイメージを想像し、手を振って魔法を発動させる!!そうすると、天からの光が彼女を包み込む。どうやら、魔法は発動したみたいだが、能力を発揮できるか?

「ロイス。何やってんだよ。こいつに光当てても仕方がねーだろ。」
「いいから、ウェルガーは黙って。エミリーさん、まず魔法発動させてみて?」

「え?私は・・・大した魔法は使えませんよ?魔法詠唱も・・・覚えるのが苦手で・・・。」
「じゃあ。俺が言った魔法詠唱をリピートしてみて。・・・炎帝よ。罪を断罪せよ。その燃え盛る炎で燃やし尽くせ!ファイアーエンブレム!!」

「あぁ、ロイスが得意な魔法詠唱だ。俺も自分が作った詠唱で魔法使ってみてー。」

いや、エミリーさんの出番だからね?ウェルガーが出てくるところじゃないよ?エミリーさんはふるふるとしながらも俺の詠唱を真似する。

「え、炎帝よ。罪を断罪せよ?その燃え盛る炎で燃やし尽くしてください!ファイアーエンブレム!!」


バァン!!

そんな爆発音が聞こえたと思った瞬間、俺達が炎に包まれ、黒焦げ状態になってしまった!エミリーさん、才能が開花したと思いきや、狙いが定かでなかったため俺達に矛先がいってしまった!!でも、才能あるって証明は出来たよね!!


「ってそんな訳あるかぁ!!どこ、狙ってるんだぁ!!」
「ウェルガー、俺の心を読まないでよ!!これは俺のミスだから!!」

勝手に友人に心読まれたが、魔法は一応?発動したし、まだこれからこれから!!

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