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7.聖女候補と新たな精霊!
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ここで重大発表です。第二王子・ハーベスト様との婚約が正式に決まってしまいました。国王陛下は私を大いに気に入り、また王妃様も私のことを気に入った御様子です。
何故このようなことになったのでしょう。そして、周囲の方達は聖女様に近い存在だと言います。・・・実際、聖女になるための努力はしていますが。
あと、ハーベスト様を助けたということで、公爵家の娘でありながら、男爵家当主の爵位を国王陛下から頂きました。・・・なんということでしょう。公爵家の娘で男爵家当主とはこれいかに。なんともややこしい状況に陥っています。
・・・これもまた破滅フラグの回避の一つとして考えましょう。
私は頭を抱えて、帰路につきました。両親は非常に驚いております。病弱の理由が分かったので、安心している部分もありますが。
それはともかく、能力の向上に努めましょう。隙を見て、近くの森にて魔物退治をします。それが一番の方法です。
魔物退治を終わらせようとすると、人の気配を感じました。しかし、ここは人がくるような場所ではありません。きっと、何かあったのでしょう。行ってみましょう。
近くに行くと、大人の男性が倒れていました。背が高く、野性的な風貌で銀髪の後ろで髪をくくった男性です。・・・助けなきゃ!私はルリちゃんと契約したばかりですが、光魔法を使い、回復魔法をかけます。しかし、私の能力が弱く、あまり回復しませんでした。けれども、諦めずに何度も繰り返し、回復魔法をかけました。そうすると、少し回復したのか意識が少し戻ります。けれども、反応が微弱で今にも死んでしまいそうです。そうすると、エクスが、言います。
『この人、人じゃなくて精霊だよー。助けるには精霊使いの契約が一番かもー。』
この人、精霊だったのですか!?今にも危険ということは魔物に襲われたのでしょうか?
今はあまり考えている時間はありません!!
この人には悪いですが、契約しましょう。
回復魔法をかけ、意識がもう少し回復させると、その精霊さんに声をかけ、私と精霊使いの契約をしましょうと言います。そう問うと、
『精霊使いの契約・・・?』
「そうです!私ではあなたをここまでしか回復させることしかできませんでした。だから、私と精霊使いの契約をしましょう。」
力ない声で問います。
『・・・ここは?カーネット家の森か?』
「そうです!そうですが、それがどうしましたか?」
そう聞き返しました。
『・・・じゃあ、お前が巷で有名な聖女候補の娘のアリアか?』
そう聞くので、
「そうです!私がカーネット家の娘のアリアです!それが・・・?」
『なるほどな。だから多くの精霊と契約している訳か。・・・いいぜ、俺の名前を付けて。』
少し疑問に思いましたが、いまは目の前の状況の方が大事です!
「あなたの名前はレオンです!」
そう言うと、強い力が入ってきて、意識を失いませんそうになりましたが、ここで倒れる訳にはいかないので、耐えると、しばらくして落ち着きました。
『おー。だいぶ楽になったわー。俺と契約して倒れないやつ初めて見たわ。・・・あぁ、そうか。お前ドラゴンか?なるほど。』
そう言うと、フィーを見るレオンさん。
「どうしましたか?こんなところで倒れているなんて・・・。」
そうレオンさんに聞きました。
『ん?それな。・・・聖女候補が現れたことを聞いたから、ちょっと会いにな。そしたら、強い魔獣にあってこの有様になったって訳。』
強い魔獣ってもしかしたら魔獣王!?
魔獣王にやられた精霊さんを回復させるできないなんて、どれほど、魔獣王は強いのでしょう!
「私は絶対に聖女になるのです。そのために私に力を貸して下さい。」
そう真っ直ぐレオンさんに向かって言うとレオンさんは笑いました。
『こうはっきり言うやつは初めてだ。くっくっく。分かった。アリアの意のままに、俺を使ってくれ。俺はあいつを殺すために、力を必要だ。それはお前も同じだろう?』
「はい!色々と必要です!」
『あ、ちなみに俺は白虎で、クラスは神獣だけど、言うの忘れてたわ。』
え?また、神獣クラスと契約してしまいました!!?新たな問題が起きそうです。
何故このようなことになったのでしょう。そして、周囲の方達は聖女様に近い存在だと言います。・・・実際、聖女になるための努力はしていますが。
あと、ハーベスト様を助けたということで、公爵家の娘でありながら、男爵家当主の爵位を国王陛下から頂きました。・・・なんということでしょう。公爵家の娘で男爵家当主とはこれいかに。なんともややこしい状況に陥っています。
・・・これもまた破滅フラグの回避の一つとして考えましょう。
私は頭を抱えて、帰路につきました。両親は非常に驚いております。病弱の理由が分かったので、安心している部分もありますが。
それはともかく、能力の向上に努めましょう。隙を見て、近くの森にて魔物退治をします。それが一番の方法です。
魔物退治を終わらせようとすると、人の気配を感じました。しかし、ここは人がくるような場所ではありません。きっと、何かあったのでしょう。行ってみましょう。
近くに行くと、大人の男性が倒れていました。背が高く、野性的な風貌で銀髪の後ろで髪をくくった男性です。・・・助けなきゃ!私はルリちゃんと契約したばかりですが、光魔法を使い、回復魔法をかけます。しかし、私の能力が弱く、あまり回復しませんでした。けれども、諦めずに何度も繰り返し、回復魔法をかけました。そうすると、少し回復したのか意識が少し戻ります。けれども、反応が微弱で今にも死んでしまいそうです。そうすると、エクスが、言います。
『この人、人じゃなくて精霊だよー。助けるには精霊使いの契約が一番かもー。』
この人、精霊だったのですか!?今にも危険ということは魔物に襲われたのでしょうか?
今はあまり考えている時間はありません!!
この人には悪いですが、契約しましょう。
回復魔法をかけ、意識がもう少し回復させると、その精霊さんに声をかけ、私と精霊使いの契約をしましょうと言います。そう問うと、
『精霊使いの契約・・・?』
「そうです!私ではあなたをここまでしか回復させることしかできませんでした。だから、私と精霊使いの契約をしましょう。」
力ない声で問います。
『・・・ここは?カーネット家の森か?』
「そうです!そうですが、それがどうしましたか?」
そう聞き返しました。
『・・・じゃあ、お前が巷で有名な聖女候補の娘のアリアか?』
そう聞くので、
「そうです!私がカーネット家の娘のアリアです!それが・・・?」
『なるほどな。だから多くの精霊と契約している訳か。・・・いいぜ、俺の名前を付けて。』
少し疑問に思いましたが、いまは目の前の状況の方が大事です!
「あなたの名前はレオンです!」
そう言うと、強い力が入ってきて、意識を失いませんそうになりましたが、ここで倒れる訳にはいかないので、耐えると、しばらくして落ち着きました。
『おー。だいぶ楽になったわー。俺と契約して倒れないやつ初めて見たわ。・・・あぁ、そうか。お前ドラゴンか?なるほど。』
そう言うと、フィーを見るレオンさん。
「どうしましたか?こんなところで倒れているなんて・・・。」
そうレオンさんに聞きました。
『ん?それな。・・・聖女候補が現れたことを聞いたから、ちょっと会いにな。そしたら、強い魔獣にあってこの有様になったって訳。』
強い魔獣ってもしかしたら魔獣王!?
魔獣王にやられた精霊さんを回復させるできないなんて、どれほど、魔獣王は強いのでしょう!
「私は絶対に聖女になるのです。そのために私に力を貸して下さい。」
そう真っ直ぐレオンさんに向かって言うとレオンさんは笑いました。
『こうはっきり言うやつは初めてだ。くっくっく。分かった。アリアの意のままに、俺を使ってくれ。俺はあいつを殺すために、力を必要だ。それはお前も同じだろう?』
「はい!色々と必要です!」
『あ、ちなみに俺は白虎で、クラスは神獣だけど、言うの忘れてたわ。』
え?また、神獣クラスと契約してしまいました!!?新たな問題が起きそうです。
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