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14.聖女候補の住む村!
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私は前世持っていた記憶を駆使し、村人たちに農耕の技術を教えました。最初は信じてくれなかった村人たちも伸び伸びと育っていく植物たちを見て、信じてくれるようになって村自体が活性化してきました。
勿論、土に養分を与えることは日課ですけど。
私はここら辺の魔物を退治しつつ、リーゼに魔法について教えると、早速水魔法を使う事に成功しました。なので、重点的に水魔法について教えることにしました。時には"玄武"様、ビクターさんに教えを乞うことで、すくすくと水魔法のレベルが上がってきました。これで、魔法入学は15歳のときに入学することでしょう。そして、ここまでのレベルがあれば、いじめられることはないでしょう。
私はここらへんで土魔法について教えることにしました。土魔法を選択したのはなぜかって?それは、スキルに〈農耕〉とあったからですよ。そうすると、ある程度水魔法について教えていたので、割と簡単に土魔法を出すことが出来ました。・・・おぉ、流石チートヒロイン。なので、水魔法について教えつつ、土魔法の勉強をすることになりました。リーゼは魔法についてとても覚えるのが早いです。教えることにより私の水魔法と土魔法のレベルも上がりました。人に教えると、自分自身にも返ってくるって本当ですね。
「アリア様!これで、どうでしょうか!!」
リーゼは土の壁を作ります。流石の高さに驚きます。
「いい調子ですよ。これで、魔法学校にいけるでしょう。・・・しかし、平民なので疎まれるかもしれません。負けてはいけませんよ。」
私は言います。私が悪役令嬢になりたくないので、リーゼの師匠として、声をかけます。
「はい!アリア様はお優しいのですね。私にアドバイスまでいただけるなんて。」
「それは、あなたが弟子第一号ですからね!丁寧に教えなければいけません。」
流石に本音は隠しました。
「私がアリア様の弟子第一号ですか!!それは、うれしいです。」
「平民はどうしても、10歳に魔法適正があるので、どうしても魔法の事を学ぶのが遅れがちになってしまいます。それは、貴族と平民の違いですから、あなたにはそうはなってはほしくないと思ったまでです。」
「そうですね。それが平民と貴族の違い。それでも、貴族でありながら、ここまで平民である私たちに優しくしていただけるアリア様はまるで、"聖女様"のようです。」
リーゼさんはそう言うと、自宅に戻った。ヒロインに"聖女様"と呼ばれる日がくるなんて・・・。そうして、この村に来て2年の時が経ちました。
☆☆☆☆☆☆☆
何故かこの村には魔法が使える子供が多くいました。何故でしょう?
『何故ってあんだけ、この村に魔法かけて、栄養価の高い野菜食ってりゃあ大きくもなるし、まして"聖女様"の魔法ですからねぇ・・・。』
とレオンさんは私を揶揄うように言います。それは、あまり関係ないのではないのでしょうか?
でも、しょうがないので魔法が使える子供たちに魔法を教えます。リーゼさんも助けてくれます。
なぜか、みなさん魔法の発現が早く、成長するレベルも早いです。このゲームにこの村の出身の人はヒロインのリーゼさんだけだったのですが、魔法適正がある子供たちがこの村から多く出ました。
これには理由が分からなかったので、私は暇がある時にハーベスト様に事情を説明しました。
理由を聞くと、ハーベスト様は笑みを浮かべました。
「それは"聖女様の住まう村"だからね・・・。王都でも、この話は有名になっているよ。さすが、僕のアリア。」
と頬にキスされました。・・・私の顔はきっと真っ赤です。
「あはは・・・。この様子だと、僕に落ちるのも時間の問題かなー?」
ハーベスト様はどこでそんなテクニックを覚えたのですか!!もう!!
こうなったら、本当にこの村を"聖女様の住まう村"にしてやるのです!!
勿論、土に養分を与えることは日課ですけど。
私はここら辺の魔物を退治しつつ、リーゼに魔法について教えると、早速水魔法を使う事に成功しました。なので、重点的に水魔法について教えることにしました。時には"玄武"様、ビクターさんに教えを乞うことで、すくすくと水魔法のレベルが上がってきました。これで、魔法入学は15歳のときに入学することでしょう。そして、ここまでのレベルがあれば、いじめられることはないでしょう。
私はここらへんで土魔法について教えることにしました。土魔法を選択したのはなぜかって?それは、スキルに〈農耕〉とあったからですよ。そうすると、ある程度水魔法について教えていたので、割と簡単に土魔法を出すことが出来ました。・・・おぉ、流石チートヒロイン。なので、水魔法について教えつつ、土魔法の勉強をすることになりました。リーゼは魔法についてとても覚えるのが早いです。教えることにより私の水魔法と土魔法のレベルも上がりました。人に教えると、自分自身にも返ってくるって本当ですね。
「アリア様!これで、どうでしょうか!!」
リーゼは土の壁を作ります。流石の高さに驚きます。
「いい調子ですよ。これで、魔法学校にいけるでしょう。・・・しかし、平民なので疎まれるかもしれません。負けてはいけませんよ。」
私は言います。私が悪役令嬢になりたくないので、リーゼの師匠として、声をかけます。
「はい!アリア様はお優しいのですね。私にアドバイスまでいただけるなんて。」
「それは、あなたが弟子第一号ですからね!丁寧に教えなければいけません。」
流石に本音は隠しました。
「私がアリア様の弟子第一号ですか!!それは、うれしいです。」
「平民はどうしても、10歳に魔法適正があるので、どうしても魔法の事を学ぶのが遅れがちになってしまいます。それは、貴族と平民の違いですから、あなたにはそうはなってはほしくないと思ったまでです。」
「そうですね。それが平民と貴族の違い。それでも、貴族でありながら、ここまで平民である私たちに優しくしていただけるアリア様はまるで、"聖女様"のようです。」
リーゼさんはそう言うと、自宅に戻った。ヒロインに"聖女様"と呼ばれる日がくるなんて・・・。そうして、この村に来て2年の時が経ちました。
☆☆☆☆☆☆☆
何故かこの村には魔法が使える子供が多くいました。何故でしょう?
『何故ってあんだけ、この村に魔法かけて、栄養価の高い野菜食ってりゃあ大きくもなるし、まして"聖女様"の魔法ですからねぇ・・・。』
とレオンさんは私を揶揄うように言います。それは、あまり関係ないのではないのでしょうか?
でも、しょうがないので魔法が使える子供たちに魔法を教えます。リーゼさんも助けてくれます。
なぜか、みなさん魔法の発現が早く、成長するレベルも早いです。このゲームにこの村の出身の人はヒロインのリーゼさんだけだったのですが、魔法適正がある子供たちがこの村から多く出ました。
これには理由が分からなかったので、私は暇がある時にハーベスト様に事情を説明しました。
理由を聞くと、ハーベスト様は笑みを浮かべました。
「それは"聖女様の住まう村"だからね・・・。王都でも、この話は有名になっているよ。さすが、僕のアリア。」
と頬にキスされました。・・・私の顔はきっと真っ赤です。
「あはは・・・。この様子だと、僕に落ちるのも時間の問題かなー?」
ハーベスト様はどこでそんなテクニックを覚えたのですか!!もう!!
こうなったら、本当にこの村を"聖女様の住まう村"にしてやるのです!!
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