氷の姫と炎の王子

アラセイトウ

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例え、僕を愛していなくても。

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どうして………。
それが伝わって来た時僕が思ったのはそれだけだった。
彼女はなんて馬鹿なんだろう。
どうして、僕を頼ってくれなかったんだ?
何故、待てなかったんだ?
君の為ならどんな事をしてでも駆けつけたのに。
それからの1年ずっと噂という噂をかき集めた。
その中にあったのは彼女の国で生きているのは彼女だけという者。
彼女の国に一度入ってしまうとどんな者でも凍ってしまう事。
思わず頭を抱えた。
君はそうまでして国を守りたいのかと。
だけど、君は前に言っていた。
独りは嫌だと。
だから、君を迎えに行こう。
君を娶るのは僕だから。
君が好きだから。
君の力を押さえこめるのは僕だけ。
そう、僕が知った時僕がこれ以上無いほど幸せを感じたのを君は知らないだろうね。
僕は炎の王子。
君は氷の姫。
僕は君の力が無いと暴走して一国を炎の力で焼き消してしまうし、君は僕の力が無いと一国を凍らせてしまう。
だから、君を迎えに行こう。
帝国は君の国を狙っている奴らは君の容姿と性格、力に恋をして利用出来ると思って君を攫おうとした。
だから、ごめんね。
全て僕の所為なんだ。
帝国が攻めて来たのは。
諦めて僕に捕まって?

君が僕を愛していなくても僕は君を愛しているから。



愛しているよ僕の姫。

直ぐに迎えに行く。

帝国が滅びる種も作ったんだ。

後は君が僕の隣にいてくれれば何も要らない。

君のおかげで世界に色がついたんだ。

お願いだから、泣かないで。
君には笑って欲しいんだ。

例え、僕を愛していなくても。
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