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夜をゆく灯りたち
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眠れない夜は考える
たくさんの道を車がゆくところ
国道にはトラックの群れ
おしゃべりなFMラジオが導く
首都高にはヘッドライトのネックレス
降りる場所なんて見失ったっていいよ
中央道には夢みる深夜高速バス
西を目指し五杯目の珈琲
彼らの眠気を百円で
買い取ってあげられたらな
*
好きな曜日は金曜日。特に、夜が大好き。仕事を早めに切り上げたら、まっすぐ帰って九時に寝て、夜中の三時に起きるのだ。
三四郎のオールナイトニッポン0。わたしはこれを聴くために一週間がんばっている。
有名なのは小宮さんの方だけど、ラジオでは相田さんのしゃべりが軽快で絶妙。中学からの友人だという彼らの会話はいい意味でしょうもなくて、ときどき爆発的におもしろい。なにより落ち着いて聴けるのがいい。
トークを聴いて笑うのも楽しいが、深夜独特の雰囲気そのものを味わう瞬間も好きだ。ラジオの音には夜の匂いがつまっていて、ふとした瞬間の曲が、CMが、時報が、心の隙間にひょいと入り込んで胸を締めつける。
一度夜の匂いがしみついた音楽は、昼でもわたしの心を揺さぶる。以前ラジオ中によくかかっていた銀杏BOYZの「骨」を耳にすると、メロディやコード進行が感情と直接つながって、夜への思いが加速する。なんてひとりぼっちなんだろう、とみんな寝静まった夜の街を思い、なんて世界は広いのだろうと途方にくれる。それでいて、果てしなく遠い場所がすぐそこにあるような気持ちにもなる。わたしをいつでも夜に連れていく曲。
真夜中にラジオを聴くと、いつかこの贅沢な時間を懐かしく思い、どうしようもなく焦がれるのだろうとしんみりする。そんな切なさも笑いでふきとばしてくれる三四郎は、わたしにとって週末のヒーローだ。
※現在は三四郎のオールナイトニッポンとして、一時から放送されています。
たくさんの道を車がゆくところ
国道にはトラックの群れ
おしゃべりなFMラジオが導く
首都高にはヘッドライトのネックレス
降りる場所なんて見失ったっていいよ
中央道には夢みる深夜高速バス
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彼らの眠気を百円で
買い取ってあげられたらな
*
好きな曜日は金曜日。特に、夜が大好き。仕事を早めに切り上げたら、まっすぐ帰って九時に寝て、夜中の三時に起きるのだ。
三四郎のオールナイトニッポン0。わたしはこれを聴くために一週間がんばっている。
有名なのは小宮さんの方だけど、ラジオでは相田さんのしゃべりが軽快で絶妙。中学からの友人だという彼らの会話はいい意味でしょうもなくて、ときどき爆発的におもしろい。なにより落ち着いて聴けるのがいい。
トークを聴いて笑うのも楽しいが、深夜独特の雰囲気そのものを味わう瞬間も好きだ。ラジオの音には夜の匂いがつまっていて、ふとした瞬間の曲が、CMが、時報が、心の隙間にひょいと入り込んで胸を締めつける。
一度夜の匂いがしみついた音楽は、昼でもわたしの心を揺さぶる。以前ラジオ中によくかかっていた銀杏BOYZの「骨」を耳にすると、メロディやコード進行が感情と直接つながって、夜への思いが加速する。なんてひとりぼっちなんだろう、とみんな寝静まった夜の街を思い、なんて世界は広いのだろうと途方にくれる。それでいて、果てしなく遠い場所がすぐそこにあるような気持ちにもなる。わたしをいつでも夜に連れていく曲。
真夜中にラジオを聴くと、いつかこの贅沢な時間を懐かしく思い、どうしようもなく焦がれるのだろうとしんみりする。そんな切なさも笑いでふきとばしてくれる三四郎は、わたしにとって週末のヒーローだ。
※現在は三四郎のオールナイトニッポンとして、一時から放送されています。
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