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さいごのときも君となら
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ここが宇宙のすみっこかあ。
ながいながい旅を終えつぶやいた君の目にうつるこの世界が
きれいなままだといい。
遠くまできたものだね。
お守りだったビーズの指輪が星の海に溶けたあのときから、
僕たちは勇敢なトラベラーなんだ。
紡いできた紐も糸も、やさしくほどいて眠りにつこう。
*
じゃあ、もう行くからね。と地球に別れを告げて、はてのはてのはてのはてまで行った先に、地球があったらこわい。よくわからないけれどそうかもしれない。人に宇宙のすみっこは認識できない。
そんなことをずっと考えていたけど、他人とそれを共有できたのは高校生のときが初めてだった。理解してくれたのは、部活も電車の方向も同じで、いつもいっしょに登下校していた子。(ルーレット軽井沢旅行のあの子)
その日は帰りの電車で部活のトラブルについて話していて、まとまらないうちにわたしの最寄駅についてしまい、彼女はもう少し話そう、といっしょに降りてくれた。重たい荷物を置いて、水の枯れた噴水のふちに座った。
だけど部活の話はあまりしなかった。どんな話の流れか、「自分以外ロボットなのかもしれないって小さいころ思ってた」と彼女は言った。わたしは小さいころ、妹は妹で自分を自分として認識しているというのを不思議に思っていた。欠けた月を見上げながら、誰も理解してくれなかった感覚的な話をした。「わかる」の言葉がただうれしかった。
それから十年以上が経ち、その子以外にもそんな話ができる相手を見つけたけれど、やっぱり彼女は特別だ。今でも久しぶりに会うときに備えて、お互い新しく知った概念や事象なんかをストックしている。
もしも宇宙のすみっこを探しに旅に出るなら、わたしは彼女といっしょに行きたい。
ながいながい旅を終えつぶやいた君の目にうつるこの世界が
きれいなままだといい。
遠くまできたものだね。
お守りだったビーズの指輪が星の海に溶けたあのときから、
僕たちは勇敢なトラベラーなんだ。
紡いできた紐も糸も、やさしくほどいて眠りにつこう。
*
じゃあ、もう行くからね。と地球に別れを告げて、はてのはてのはてのはてまで行った先に、地球があったらこわい。よくわからないけれどそうかもしれない。人に宇宙のすみっこは認識できない。
そんなことをずっと考えていたけど、他人とそれを共有できたのは高校生のときが初めてだった。理解してくれたのは、部活も電車の方向も同じで、いつもいっしょに登下校していた子。(ルーレット軽井沢旅行のあの子)
その日は帰りの電車で部活のトラブルについて話していて、まとまらないうちにわたしの最寄駅についてしまい、彼女はもう少し話そう、といっしょに降りてくれた。重たい荷物を置いて、水の枯れた噴水のふちに座った。
だけど部活の話はあまりしなかった。どんな話の流れか、「自分以外ロボットなのかもしれないって小さいころ思ってた」と彼女は言った。わたしは小さいころ、妹は妹で自分を自分として認識しているというのを不思議に思っていた。欠けた月を見上げながら、誰も理解してくれなかった感覚的な話をした。「わかる」の言葉がただうれしかった。
それから十年以上が経ち、その子以外にもそんな話ができる相手を見つけたけれど、やっぱり彼女は特別だ。今でも久しぶりに会うときに備えて、お互い新しく知った概念や事象なんかをストックしている。
もしも宇宙のすみっこを探しに旅に出るなら、わたしは彼女といっしょに行きたい。
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