旦那様がタイプすぎたのでおとこの娘にしたいと思います!

kemutari

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オタクのサガ

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(…あんなThe プリンセッ、プリンス初めて見たわ)

 

それっぽい話し方も板についてきた。



実は私は前世の記憶がある。車に轢かれて死んで…

まぁ私の話なんて需要ないしさっさと省略して。……しましょう。




周りの人は私が無口だと言うけれど、本当はたまにでてしまう汚い言葉を聞かれないため。



(顔は間違いなく100点越え…声はよく聞こえないけど振る舞いはとても優雅だわ…体付きは男性っぽいけど意外とそそられる…かも…)


なんて失礼極まりないことを考えていると、





なんとそのイケメンと目があってしまった。
そんなに暑い目でみてしまってたかしら?

心の中で苦笑いをしていると、


ん?


一歩また一歩とこちらをしっかりと見ながら歩いている…?



なんてこと…こっちに向かってきているわ








…ッ




その瞬間、前世の記憶が思い出されたーー





なんでこと…


このイケメン…私の推しそっくりじゃない!?




「…急に話しかけてしまい申し訳ない。私はルイ・ジースジェイだ。」





「…あっ……ご機嫌よう。私はリール・フルラメンスです。なにか御用でしょうか?」





この若干ゆったりとした低音セクシーボイスは



私の前世の推し、小川爽刻と瓜二つだ。




リール(前世も今世も名前イケメンすぎるて…顔強いわけだわ…)






あまりの神々しさに口角が上がってしまう






リール(ま、まずい!!!!!このままだと私の今まで頑張ってきたお淑やかな令嬢人生がお、終わる!!!)





咄嗟に目の前のテーブルにあったワインをぐいっと飲みきる





ルイ「……!?な、何をして!?!?」




ルイは分かりやすく動揺している




リール(…あぁ、混乱してる…目の前がくらくらして…侯爵様の顔もぐにゃぐにゃ…)


 



リールは酔ったおかげで美しいルイの顔を見ずに話すことができた





リール「飲みたくて飲むことの何が悪いのでしょうか?急に話しかけてそんなことを言われるとは思いませんでした。用が無いなら私はこれで失礼致します。」



ルイ「…!!!」



リール(は、はやく、たお、たおれる)



目の前が見えないリールはおぼつかない足を無理矢理動かして馬車に乗り込んだ。





ルイ(…あんな令嬢がいたとは。)





今まで自分を目の前にワインを飲み好感ではなく何も感じていないような冷たい視線を送ってくる女性を見たことがなかったルイは驚愕のあまり開けた口が閉まらなかった。









ルイ「…やはり彼女は私の理想にぴったりだ。」



(彼女なら私のことを理解してくれるかもしれない。)











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