2 / 2
オタクのサガ
しおりを挟む
(…あんなThe プリンセッ、プリンス初めて見たわ)
それっぽい話し方も板についてきた。
実は私は前世の記憶がある。車に轢かれて死んで…
まぁ私の話なんて需要ないしさっさと省略して。……しましょう。
周りの人は私が無口だと言うけれど、本当はたまにでてしまう汚い言葉を聞かれないため。
(顔は間違いなく100点越え…声はよく聞こえないけど振る舞いはとても優雅だわ…体付きは男性っぽいけど意外とそそられる…かも…)
なんて失礼極まりないことを考えていると、
なんとそのイケメンと目があってしまった。
そんなに暑い目でみてしまってたかしら?
心の中で苦笑いをしていると、
ん?
一歩また一歩とこちらをしっかりと見ながら歩いている…?
なんてこと…こっちに向かってきているわ
…ッ
その瞬間、前世の記憶が思い出されたーー
なんでこと…
このイケメン…私の推しそっくりじゃない!?
「…急に話しかけてしまい申し訳ない。私はルイ・ジースジェイだ。」
「…あっ……ご機嫌よう。私はリール・フルラメンスです。なにか御用でしょうか?」
この若干ゆったりとした低音セクシーボイスは
私の前世の推し、小川爽刻と瓜二つだ。
リール(前世も今世も名前イケメンすぎるて…顔強いわけだわ…)
あまりの神々しさに口角が上がってしまう
リール(ま、まずい!!!!!このままだと私の今まで頑張ってきたお淑やかな令嬢人生がお、終わる!!!)
咄嗟に目の前のテーブルにあったワインをぐいっと飲みきる
ルイ「……!?な、何をして!?!?」
ルイは分かりやすく動揺している
リール(…あぁ、混乱してる…目の前がくらくらして…侯爵様の顔もぐにゃぐにゃ…)
リールは酔ったおかげで美しいルイの顔を見ずに話すことができた
リール「飲みたくて飲むことの何が悪いのでしょうか?急に話しかけてそんなことを言われるとは思いませんでした。用が無いなら私はこれで失礼致します。」
ルイ「…!!!」
リール(は、はやく、たお、たおれる)
目の前が見えないリールはおぼつかない足を無理矢理動かして馬車に乗り込んだ。
ルイ(…あんな令嬢がいたとは。)
今まで自分を目の前にワインを飲み好感ではなく何も感じていないような冷たい視線を送ってくる女性を見たことがなかったルイは驚愕のあまり開けた口が閉まらなかった。
ルイ「…やはり彼女は私の理想にぴったりだ。」
(彼女なら私のことを理解してくれるかもしれない。)
それっぽい話し方も板についてきた。
実は私は前世の記憶がある。車に轢かれて死んで…
まぁ私の話なんて需要ないしさっさと省略して。……しましょう。
周りの人は私が無口だと言うけれど、本当はたまにでてしまう汚い言葉を聞かれないため。
(顔は間違いなく100点越え…声はよく聞こえないけど振る舞いはとても優雅だわ…体付きは男性っぽいけど意外とそそられる…かも…)
なんて失礼極まりないことを考えていると、
なんとそのイケメンと目があってしまった。
そんなに暑い目でみてしまってたかしら?
心の中で苦笑いをしていると、
ん?
一歩また一歩とこちらをしっかりと見ながら歩いている…?
なんてこと…こっちに向かってきているわ
…ッ
その瞬間、前世の記憶が思い出されたーー
なんでこと…
このイケメン…私の推しそっくりじゃない!?
「…急に話しかけてしまい申し訳ない。私はルイ・ジースジェイだ。」
「…あっ……ご機嫌よう。私はリール・フルラメンスです。なにか御用でしょうか?」
この若干ゆったりとした低音セクシーボイスは
私の前世の推し、小川爽刻と瓜二つだ。
リール(前世も今世も名前イケメンすぎるて…顔強いわけだわ…)
あまりの神々しさに口角が上がってしまう
リール(ま、まずい!!!!!このままだと私の今まで頑張ってきたお淑やかな令嬢人生がお、終わる!!!)
咄嗟に目の前のテーブルにあったワインをぐいっと飲みきる
ルイ「……!?な、何をして!?!?」
ルイは分かりやすく動揺している
リール(…あぁ、混乱してる…目の前がくらくらして…侯爵様の顔もぐにゃぐにゃ…)
リールは酔ったおかげで美しいルイの顔を見ずに話すことができた
リール「飲みたくて飲むことの何が悪いのでしょうか?急に話しかけてそんなことを言われるとは思いませんでした。用が無いなら私はこれで失礼致します。」
ルイ「…!!!」
リール(は、はやく、たお、たおれる)
目の前が見えないリールはおぼつかない足を無理矢理動かして馬車に乗り込んだ。
ルイ(…あんな令嬢がいたとは。)
今まで自分を目の前にワインを飲み好感ではなく何も感じていないような冷たい視線を送ってくる女性を見たことがなかったルイは驚愕のあまり開けた口が閉まらなかった。
ルイ「…やはり彼女は私の理想にぴったりだ。」
(彼女なら私のことを理解してくれるかもしれない。)
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
私だけ価値観の違う世界~婚約破棄され、罰として醜男だと有名な辺境伯と結婚させられたけれど何も問題ないです~
キョウキョウ
恋愛
どうやら私は、周りの令嬢たちと容姿の好みが違っているみたい。
友人とのお茶会で発覚したけれど、あまり気にしなかった。
人と好みが違っていても、私には既に婚約相手が居るから。
その人と、どうやって一緒に生きて行くのかを考えるべきだと思っていた。
そんな私は、卒業パーティーで婚約者である王子から婚約破棄を言い渡された。
婚約を破棄する理由は、とある令嬢を私がイジメたという告発があったから。
もちろん、イジメなんてしていない。だけど、婚約相手は私の話など聞かなかった。
婚約を破棄された私は、醜男として有名な辺境伯と強制的に結婚させられることになった。
すぐに辺境へ送られてしまう。友人と離ればなれになるのは寂しいけれど、王子の命令には逆らえない。
新たにパートナーとなる人と会ってみたら、その男性は胸が高鳴るほど素敵でいい人だった。
人とは違う好みの私に、バッチリ合う相手だった。
これから私は、辺境伯と幸せな結婚生活を送ろうと思います。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
わんこ系婚約者の大誤算
甘寧
恋愛
女にだらしないワンコ系婚約者と、そんな婚約者を傍で優しく見守る主人公のディアナ。
そんなある日…
「婚約破棄して他の男と婚約!?」
そんな噂が飛び交い、優男の婚約者が豹変。冷たい眼差しで愛する人を見つめ、嫉妬し執着する。
その姿にディアナはゾクゾクしながら頬を染める。
小型犬から猛犬へ矯正完了!?
折角転生したのに、婚約者が好きすぎて困ります!
たぬきち25番
恋愛
ある日私は乙女ゲームのヒロインのライバル令嬢キャメロンとして転生していた。
なんと私は最推しのディラン王子の婚約者として転生したのだ!!
幸せすぎる~~~♡
たとえ振られる運命だとしてもディラン様の笑顔のためにライバル令嬢頑張ります!!
※主人公は婚約者が好きすぎる残念女子です。
※気分転換に笑って頂けたら嬉しく思います。
短めのお話なので毎日更新
※糖度高めなので胸やけにご注意下さい。
※少しだけ塩分も含まれる箇所がございます。
《大変イチャイチャラブラブしてます!! 激甘、溺愛です!! お気を付け下さい!!》
※他サイト様にも公開始めました!
【完結】『推しの騎士団長様が婚約破棄されたそうなので、私が拾ってみた。』
ぽんぽこ@3/28新作発売!!
恋愛
【完結まで執筆済み】筋肉が語る男、冷徹と噂される騎士団長レオン・バルクハルト。
――そんな彼が、ある日突然、婚約破棄されたという噂が城下に広まった。
「……えっ、それってめっちゃ美味しい展開じゃない!?」
破天荒で豪快な令嬢、ミレイア・グランシェリは思った。
重度の“筋肉フェチ”で料理上手、○○なのに自由すぎる彼女が取った行動は──まさかの自ら押しかけ!?
騎士団で巻き起こる爆笑と騒動、そして、不器用なふたりの距離は少しずつ近づいていく。
これは、筋肉を愛し、胃袋を掴み、心まで溶かす姉御ヒロインが、
推しの騎士団長を全力で幸せにするまでの、ときめきと笑いと“ざまぁ”の物語。
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、孤独な陛下を癒したら、執着されて離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる