十二支vs十二星座

ビッグバン

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戦う乙女のバラード

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画面に映るその光景に全員が固まり凍りついた。
 
そんな中、一人の神がドヤ顔でこう言った。

「人間は理解できない事が起こると固まると聞いた事があったが神も例外ではなかったようだな。」

そう、北欧の神オーディンである。
 
オーディンは言い訳をするかのようにこう言った。

「まあ、あれだよ。あれ。最高神の僕が注意しちゅうとパワハラみたいになっちゃうからなかなか言い出せなかった訳だよ。」

オーディンは遠くを見つめながらこう言った。

「まあ、この原因はあれだよ。僕達北欧側の神々の娯楽不足と君達が生み出した娯楽があまりにも刺激的すぎて新たな扉を開けてしまったんだよね。あのムキムキ雷神。」

オーディンは悔しそうにこう言った。

「ちくしよォォ。私が敵を知るにはその国の文化を知るのが一番だとか。適当な事言ったせいでこんなことに。なんて恐ろしいんだ日本のアニメは」

それを聞いた大黒天は哀れんだ目でこう言った。

「やっぱり住んでる場所や神としての種族は違えど、どこの脳筋もあまり変わらんようですな。」

大黒天はさっきからオーディンから貰ったものを見てニコニコしているてぢからおを見て嫌味を言った

それを聞いたてぢからおは言い訳をするようにこう言った。

「いや、いや、この場合、国や種族を超えて愛される日本のアニメが偉大なんでしょう。きっと」

それを聞いたオーディンは遠くを見つめてこう言った。
「まあ、でも数百年ぶりに彼に趣味が出来たんだ。これは仲間として喜ぶべきなんのかな?まあ、結果としてカミナリオヤジが魔法中年トールたんになっちゃった訳だけど。」

オーディンは画面に映し出されたとんでもない光景を見つめた。

そこには、かつて世界を震え上がらせた最恐の雷神が女装コスプレをしながら戦っている姿が映し出されていた。

それを見たオーディンはすべてを諦めた顔をしてこう言った。

「彼が幸せならそれでいいか。」

何なんだ。お前は。近づくな変態。
目の前からすごい勢いで迫ってくる。セーラー服姿に化粧をしたムキムキのつるっぱげの爺さんに向かって十二支の一人宇崎はこう言った。

何なんだ。お前は。近づくな変態。

それを見た十二支の一人馬尾はいやらしく笑い鼻の下を伸ばしがら宇崎を持ち上げこう言った。

「ていへんだ。愛しのウサギたん今オラがお助けするだ。」

宇崎は必死に抵抗した。

「やめろ。下ろせ。馬面。」

そんな馬鹿な事をやっているうちに奴はすぐ後ろまで来ていたのだ。

あら?。お邪魔だったかしら。
良いわよ。気にしないで。続けて。あちきこう言うのきらいじゃいわ。

「ギャー変態。」

後ろを振り向くと奴がいた。

変態とは。失礼ね。乙女に向かって。

あちきこそ乙女座の十二星座マジカルトール様よ。

「嘘をつくな。どこが乙女だ。本物の乙女座はどうしたんだ。十二星座の一人である彼女はこの世でもっとも美しいと言われる天女。ムキムキハゲじゃない。」

あぁー。彼女ね。彼女なら真の乙女であるあちきに敗れてその乙女座の称号をあちきにくれたわけ。

おわかり。だから今の乙女座はあちきってわけよ。この世でもっとも美しいものそれはパワー。見た目の美しさの評価何て。あてにならないわ。

だけど、このパワーはね。誰から見ても最強ってわかるはずよ。だからねえ。あなたもあちきの美しさの前にひれ伏しなさい。

「トールだとまさか、お前かつて西洋のトップゼウスと互角に渡り合ったという絶滅したはずの北欧神の一柱豪傑無双のトールだと言うのか。

あら、あちきって有名神。その通りよ。あちきこそ。最強最美の神雷神トール様よ。

まあ、今はあの時より、もっとパワーアップしてるけどね。見よ。この筋肉。そして、この雷を。

さあ、そろそろあちきも行こうかしら。

それじゃあ覚悟なさい。

「マジカルビルドアップ」





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