東西妖怪大戦争

ビッグバン

文字の大きさ
3 / 40

トリックorデリート 初戦闘

しおりを挟む
三郎は焦っているの早口でまくし立てた。「早よ、上についてるわしのとってを持ってや」
俺はあわてて、とってを持ち、三郎を持ち上げた。すると、三郎は早口でこう言った。しっかり持っとれや。間違えても落とすなや。じゃあいくぞ。そう言うと三郎は真っ赤に発光し、叫んだ。
「フアィヤアァァ」
三郎は口から勢いよく炎をふきだした。
前にいるカボチャ人間達が燃え上がる。俺は三郎に聞いた。
「やったか?」
三郎は炎の向こうを睨みながら言った。
「やっとらん」。
すると、何もなかったかのようにカボチャ人間は動きだした。
三郎は早口でまくし立てた。「カボチャやカボチャを狙え奴らはカボチャが本体やそこに当たらんと奴らは動き続ける。今度は当てろ。フアィヤア。」俺は頭を狙った。
見事に命中し、前にいたカボチャ人間が倒れ込む。
三郎は「そうや、その調子や」と炎を吹きながら俺を褒めた。
俺はその間も必死でカボチャ人間に炎を浴びせる。しかし、倒しても倒してもどんどん出てくるカボチャ人間に俺達は徐々に疲れてきた。
そしてついに、三郎から火が出なくなった。三郎は疲れたのか弱々しい声で言った。
「こうなったらいちかばちかや大技で一気に決めるで、ユウくんこの土地に対する思いや愛全て燃やすつもりで思いを込めてカボチャ人間達に突進せい。」
俺はやけくそになりながら、この土地に関する愛を込めて、突進した。
すると三郎が今までにないほどの光を発した。「よし、必殺技発動や」三郎は口から今まで、で最高の炎を出そうとした。
しかし、俺は肝心なところでミスをしてしまった。
何かにあたり盛大にこけてしまったのだ。三郎の炎が俺を包み込んだそして、ものすごいスピードで転がりながらカボチャ人間に突進して行く。カボチヤ人間がバタバタと倒れていく。
それと同時にどんどんカボチャ人間の包囲網から抜けていく。そして、カボチャ人間の包囲網からついに脱出することができた。
しかし、ここで、問題がある。止まれないのである。そうこうとんでもない事態に陥ってしまった。
何と前方にひとがいるのである。こんな文字通り火の車状態でぶつかったらその人がタダではすまない。俺は叫んだ。
「逃げろぉぉ。」
しかし、そいつは逃げるどころか前に立ちはだかると恥ずかしげもなく、こんな事をいいだした。
「我れと暗黒の契約を結びし、しもべよ、ご苦労であった。もう良いぞ。」
そう奴が言うと回転がピタッと止まった。
そして、俺の足元から見たこともない可愛い獣が出てきた。
そして、この出会いがらのちに京都を救う事になるとは俺達は思っていなかった。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

春に狂(くる)う

転生新語
恋愛
 先輩と後輩、というだけの関係。後輩の少女の体を、私はホテルで時間を掛けて味わう。  小説家になろう、カクヨムに投稿しています。  小説家になろう→https://ncode.syosetu.com/n5251id/  カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16817330654752443761

処理中です...