しゃっくりが止まらない

正君

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職場でも、僕は普通に完璧に過ごしている。
最年少で○○になったおかげでお偉方から反感を買ったりしたけど、僕の顔を見た瞬間みんな許してくれた。
僕はそれくらいイケメン。
「人は見た目じゃない」と言う人はみんな僕の顔を見たことがないんじゃないかなって疑ってる。
それくらいのイケメン、それが僕。

キーボードを叩く音。ASMR。
一種の悦楽を感じる。
デスクワークは嫌いじゃない。
エコノミー症候群は怖いけど、早死にできるのならそれでいい。


「…はぁ」
家に帰り、ベッドにダイブする。
疲れたふり。
「疲れた…」
そう自分に言い聞かせる。
そして始まる一人芝居。

「こんなに疲れたんだから許されるよね…」
そう言いながら取り出したのはアダルトグッズ。
尿道に差し込んで電流を流すタイプの。

「あ“」
喘ぎ声の書き方ってわからないね(笑)
「お“」みたいな母音を使えばいいってのは分かってんだけど、妙にこっぱずかしくて(笑)
じゃあ書くなって?確かに!!!(笑)
恥ずかしいし、今はまだ上手く書けないんだけど出来ないときとかに読んで思い出したいから挑戦させてね。

「ん“…っ」
やっぱり難しい(笑)
エロ本買って勉強しようかな?
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