桜のあと ―私の推しの美男子看護師さん―

中川四角

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いつまでも側にはいられない

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 その後、私は春山さん、新さんと1回ずつ外まで車椅子お散歩をした。春山さんは美人で気さく。プライベートな質問にも快く答えてくれる。
新さんは外で四つ葉のクローバーを探してくれた、

 その日は突然訪れた。

「部屋移動だよ。手術まで一般病棟で過ごしてもらうからね。真木さんは病状が安定してるから。」
 
「それは、決定?」
「うん、真木さんより重傷の人が来たら部屋を開けないといけないからね。」

「行きたくない。」
「普通は一般病棟に移れるのは喜ばしいことだでね。櫻川さんを連れてくわけにも行かないし。」

主治医の先生だった。

先生は少し、信州の方言が入っている。
その方言は耳に心地良いけど、今日の決定事項は受け入れ難いものだった。

櫻川さんは毎日担当してくれる訳では無い。でもHCUの看護師さんはみんな楽しくてやさしい。

竹之下さんという男性看護師さんは、ナースコールをすると2秒で来る紳士的な人。もう、カーテンの後ろにいるとしか思えない。

山登りが得意な女子の看護師さんは、私が良くなったら山に連れて行ってくれると言っていた。

ホルンが特異な看護師さんは、オケのメンバーと演奏会をしてくれた。その翌日、私はその演奏を思い出して、独りひっそりと涙した。

手術はてっきりHCUから送り出して貰えるとおもったいたので、ショックもあった。
実は手術は1回延期になっていた。あの時に、一度は覚悟したはずと自分に言い聞かせる、

私は櫻川さんに手術が怖いと言わなかった。なぜ言わなかったのかわからない。
優しいひとだからきっと勇気付けてくれたと思う。












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