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守る
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夕食は頑張ってガレットを焼く。そば粉が入っていてる。生ハム、ズッキーニ、トマトと卵を入れる。サラダ。ムール貝、ブイヤベースとパテ、バゲットを用意した。もちろんチーズとシードルも。
パテはできあいのものを切っただけ。そこはちょっと楽したい。
フランスのチーズは、日本のチーズみたいにそのままは食べない。濃厚だからバゲットにつけて食べる。
ブルターニュの料理はそんなに気取って無い所が好き。ムール貝のソースもパンにつけて食べてOKだ。
この料理にちゃぶ台ってどうよって思うけど、旦那がちゃぶ台好きなのでどうしようもない。
小さいキャンドルをともして、それっぽくしてみました。
美味しいものって幸せな気分になる。
足りなかったら、ホタテの焼いたのを出そう。
旦那は何でも、ごはん欲しいとか言い出す人なので一応少し炊いてある。どうしても、白米が合わない気がしたのでパエリア風になってるけどね。
私はソムリエ気分でシードルをついで回った。
2人はもうバクバクと食べている。無言でひたすら食べる。もうちょっと和やかな食卓を想像してたんだけど。
旦那がこの食べ方をする時は、美味しい時。
まっいっか。
そして、チーズは確か最後の方に食べるんだよね。日本のチーズと味が違う。日本のチーズも好きだけどさ。たまにはこんな食事もいいなあ。
「母さんメシ、」
うーん、やっぱりそう来たか、かつさん。ちゃんとありますよ。
「はーい。」
そんな感じで、ブルターニュ風の夜は更けていった。
夜は客人が来ても良いように布団を横に敷いておいた。
私が半分眠っていると、ころまるクッションを手にした客人がやって来た。
「母さん、寝れない。あっ布団敷いてある。」
客人はその布団に潜り込んだ。少し話してから、眠ってしまった。
深夜私はカラスの声で、目を覚ました。窓の外に不穏な空気を感じる。
客人の布団に移り、彼の全身にしっかりタオルケットをかけて隠す。
顔だけ苦しくない様に出して置きながら、息を殺して外の不穏な空気が消えるのを待つ。
側にいれば守れる自信はある。でも、何故客人は狙われるのかな。何事も起きませんように。
ふと私に味方する力を感じた。鏡を見る。あの男の子だ。
ありがとう。
私は心の声で伝えた。
しばらくすると、外の空気が和らいだ。客人は何も知らず、すやすやと眠っている。
私は緊張と疲れから、そのまま眠ってしまった。
パテはできあいのものを切っただけ。そこはちょっと楽したい。
フランスのチーズは、日本のチーズみたいにそのままは食べない。濃厚だからバゲットにつけて食べる。
ブルターニュの料理はそんなに気取って無い所が好き。ムール貝のソースもパンにつけて食べてOKだ。
この料理にちゃぶ台ってどうよって思うけど、旦那がちゃぶ台好きなのでどうしようもない。
小さいキャンドルをともして、それっぽくしてみました。
美味しいものって幸せな気分になる。
足りなかったら、ホタテの焼いたのを出そう。
旦那は何でも、ごはん欲しいとか言い出す人なので一応少し炊いてある。どうしても、白米が合わない気がしたのでパエリア風になってるけどね。
私はソムリエ気分でシードルをついで回った。
2人はもうバクバクと食べている。無言でひたすら食べる。もうちょっと和やかな食卓を想像してたんだけど。
旦那がこの食べ方をする時は、美味しい時。
まっいっか。
そして、チーズは確か最後の方に食べるんだよね。日本のチーズと味が違う。日本のチーズも好きだけどさ。たまにはこんな食事もいいなあ。
「母さんメシ、」
うーん、やっぱりそう来たか、かつさん。ちゃんとありますよ。
「はーい。」
そんな感じで、ブルターニュ風の夜は更けていった。
夜は客人が来ても良いように布団を横に敷いておいた。
私が半分眠っていると、ころまるクッションを手にした客人がやって来た。
「母さん、寝れない。あっ布団敷いてある。」
客人はその布団に潜り込んだ。少し話してから、眠ってしまった。
深夜私はカラスの声で、目を覚ました。窓の外に不穏な空気を感じる。
客人の布団に移り、彼の全身にしっかりタオルケットをかけて隠す。
顔だけ苦しくない様に出して置きながら、息を殺して外の不穏な空気が消えるのを待つ。
側にいれば守れる自信はある。でも、何故客人は狙われるのかな。何事も起きませんように。
ふと私に味方する力を感じた。鏡を見る。あの男の子だ。
ありがとう。
私は心の声で伝えた。
しばらくすると、外の空気が和らいだ。客人は何も知らず、すやすやと眠っている。
私は緊張と疲れから、そのまま眠ってしまった。
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