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再会はチョコミント味
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琴は、地に足のついた現実主義ではあったがその本を開く時間だけは、魂の約束が本当にあるかの様に感じる事ができた。何回も読み返している本なのに何故か毎回ドキドキ感を楽しめた。
一 デルフィンは幸せになれる。
「琴ちゃん、ピザの試作どうぞ。」
「あっ、ありがとう、マスター。」
パクっ。パク。パク。
「美味しい。生地が薄くてパリパリしてて、ここの部分がもちっとしてる所がいいです。」
「助かるよ。琴ちゃん舌が肥えてるから、いろいろ感想教えて貰えるし。読書の邪魔しちゃったね。また読んで。」
マスターは満足げにカウンターの奥に戻った。
琴は再び本に目を落とす。
デルフィンは人目を気にして腕や手をいつも隠している。デルフィンの祖母は優しくいつも言う。
「一見、不幸に思える事も全てがこの先の幸せに繋がっているんだよ。お前はそれを信じればいいだけなの。」
一 全てがこの先の幸せに繋がっている。
琴は、何となくその言葉を心の中で繰り返していた。
そして、デルフィンの前に遂に素敵な男性が現れる。それでも、恋に臆病になってしまっているデルフィンに祖母が伝える。
「飛び込んでみたら?受けとめてくれなかったら、約束の人じゃ無かったって、ただそれだけよね。」
琴はその後、コンビニによって帰る事にした。
パヤングの焼きそばに、松茸味が出たと同僚から聞いたからだ。それもインスタントなのに800円するらしい。
「いらっしゃいませ。こんにちは。」
コンビニに入ると、真っ先にインスタントラーメンのある辺りに真っしぐらに向かう琴。
一 あった!
琴はパヤング松茸味を手に取ると、チョコミントのアイスと、ラムレーズンのアイスをかごに入れてレジに並んだ。前に並んでいる人、いい匂いがした。背が高くて、少し髪が長めの男の人。
「あっ。」
琴は小さく声を出してしまった。
男性がゆっくりと振り向く、七宮十斗だった。
「琴さん?琴さんだ。何買ったの?」
琴のカゴの中をみて七宮十斗は、目をキラキラさせて興味津々という顔をした。
「そのアイス2つって、僕の分だね。出たら食べよう。」
「これは⋯はい食べましょう。」
これは、帰り道に自分が2つとも食べる為のアイスですとは言えなかった。
会計を済ませて外にでた2人はベンチに座ってアイスを食べはじめる。
「七宮さんはこのコンビニよく来るんですか?」
「仕事の打ち合わせで、近くまで来たんだ。それで琴さんがここのコンビに面白い商品がたくさんあるって言ってたのを思いだしてね。琴さん、後何買ったの?」
「はい、パヤングの焼きそば 松茸味です。800円」
「うわ~、どんな味なんだろ。琴さん、仕事終わりでしょ。これからうちの別荘に来ない?美味しいワインがあるけど、1人で1本は飲めないし。いいでしょ?」
「えーっと、あの。」
飛び込んでみたら?と言う言葉が琴の頭に浮かんだ。そう、あの本の。
「ちょっとだけなら。」
琴は気がつくとそう返事をしていた。
一 デルフィンは幸せになれる。
「琴ちゃん、ピザの試作どうぞ。」
「あっ、ありがとう、マスター。」
パクっ。パク。パク。
「美味しい。生地が薄くてパリパリしてて、ここの部分がもちっとしてる所がいいです。」
「助かるよ。琴ちゃん舌が肥えてるから、いろいろ感想教えて貰えるし。読書の邪魔しちゃったね。また読んで。」
マスターは満足げにカウンターの奥に戻った。
琴は再び本に目を落とす。
デルフィンは人目を気にして腕や手をいつも隠している。デルフィンの祖母は優しくいつも言う。
「一見、不幸に思える事も全てがこの先の幸せに繋がっているんだよ。お前はそれを信じればいいだけなの。」
一 全てがこの先の幸せに繋がっている。
琴は、何となくその言葉を心の中で繰り返していた。
そして、デルフィンの前に遂に素敵な男性が現れる。それでも、恋に臆病になってしまっているデルフィンに祖母が伝える。
「飛び込んでみたら?受けとめてくれなかったら、約束の人じゃ無かったって、ただそれだけよね。」
琴はその後、コンビニによって帰る事にした。
パヤングの焼きそばに、松茸味が出たと同僚から聞いたからだ。それもインスタントなのに800円するらしい。
「いらっしゃいませ。こんにちは。」
コンビニに入ると、真っ先にインスタントラーメンのある辺りに真っしぐらに向かう琴。
一 あった!
琴はパヤング松茸味を手に取ると、チョコミントのアイスと、ラムレーズンのアイスをかごに入れてレジに並んだ。前に並んでいる人、いい匂いがした。背が高くて、少し髪が長めの男の人。
「あっ。」
琴は小さく声を出してしまった。
男性がゆっくりと振り向く、七宮十斗だった。
「琴さん?琴さんだ。何買ったの?」
琴のカゴの中をみて七宮十斗は、目をキラキラさせて興味津々という顔をした。
「そのアイス2つって、僕の分だね。出たら食べよう。」
「これは⋯はい食べましょう。」
これは、帰り道に自分が2つとも食べる為のアイスですとは言えなかった。
会計を済ませて外にでた2人はベンチに座ってアイスを食べはじめる。
「七宮さんはこのコンビニよく来るんですか?」
「仕事の打ち合わせで、近くまで来たんだ。それで琴さんがここのコンビに面白い商品がたくさんあるって言ってたのを思いだしてね。琴さん、後何買ったの?」
「はい、パヤングの焼きそば 松茸味です。800円」
「うわ~、どんな味なんだろ。琴さん、仕事終わりでしょ。これからうちの別荘に来ない?美味しいワインがあるけど、1人で1本は飲めないし。いいでしょ?」
「えーっと、あの。」
飛び込んでみたら?と言う言葉が琴の頭に浮かんだ。そう、あの本の。
「ちょっとだけなら。」
琴は気がつくとそう返事をしていた。
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