Doll Master

亜黒

文字の大きさ
40 / 41

【傀儡師の遊戯】

しおりを挟む
新一達が新たな決意を固めた後、関係者が揃ってSDカードの中身を見ることになった。

「じゃ、開くぞ」

快斗が添付されている内容を開くと、志乃達が言った通り、中には何かのゲームが1つだけ入っていた。そのゲームのタイトルは…

「『Dollhouseドールハウス』?」

「…これまた、悪趣味だな」

゛DollMaster゛から送られてきたゲームが゛Dollhouse゛人形屋敷とか…悪趣味にも程がある。

しかも、それをターゲットである自分達に送り付けてplayさせようなど、もはや悪意を感じるレベルだ。

気持ち悪い物を感じつつ、それでもゲームを始めないと何も解らないままなので、大人しくカーソルを合わせてクリックする。

ゲームらしく、最初に恐怖を煽るようなBGMと共に不気味な館が表示される。そして、その館の前にDollMasterを模したキャラクターが現れ、仰々しく御辞儀をした。

『ようこそ、我が館へ。これから君には、我が館に相応しいDollを集めて貰おう。手段は問わない。邪魔をしてくる者から全て集めることが出来るかな?ふふふ…』

そんな不気味な笑い声と共にオープニングが終わると、チュートリアル開始画面に変わった。

「ここまでは何か普通のホラゲーみたいだな。悪趣味だけど」

「そうね。ちゃんとセーブも出来るみたいだし、ゲームで遊ぼうってのは本当みたい。悪趣味だけど」

「そうだな。まぁ、何にせよ、これをクリアしないといけないのは変わらない。悪趣味だけど」

「………君達」

嫌そうな顔で言う新一達を、警部は何か言いたそうな顔で見てくる。………いや、だって本当悪趣味だもの。このくらい言って良いと思うよ?

軽口を叩きつつ、ゲームを進める。チュートリアルが終わると、再びDollMasterが現れ指令を出してきた。

『最初のターゲットは、画家のDollです。警備をすり抜け、愛しいDollを我が館へ連れてきてください』

そして画面に現れるのは、警備状況とターゲットの位置が記されたマップ。

「こちらの武器は、道具が少数、後はこの回数限定の相手を眠らせる特殊能力か」

「うーむ、私はゲームは苦手なんだよな。誰か、得意な奴はいないか?」

困った顔の警部が周りを見るが、首を振るものばかり。皆さん、あまりゲームはしないらしい。

どうしようかと悩む警部に、快斗が軽く言った。

「あ、警部さん、これ俺がやりますよ。こういう得意なんで♪」

「ああ、お前、得意だったな。任せた」

と言うわけで。

ゲームが得意で、更に実際にこんな警備をすり抜けている実績がある快斗に任せると、あっという間にステージをクリアした。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

罪悪と愛情

暦海
恋愛
 地元の家電メーカー・天の香具山に勤務する20代後半の男性・古城真織は幼い頃に両親を亡くし、それ以降は父方の祖父母に預けられ日々を過ごしてきた。  だけど、祖父母は両親の残した遺産を目当てに真織を引き取ったに過ぎず、真織のことは最低限の衣食を与えるだけでそれ以外は基本的に放置。祖父母が自身を疎ましく思っていることを知っていた真織は、高校卒業と共に就職し祖父母の元を離れる。業務上などの必要なやり取り以外では基本的に人と関わらないので友人のような存在もいない真織だったが、どうしてかそんな彼に積極的に接する後輩が一人。その後輩とは、頗る優秀かつ息を呑むほどの美少女である降宮蒔乃で――

処理中です...