落ちるよ、何処までも

亜黒

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要約すると、つまり……?

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それから巨大なニワトリ………コッコさんに宥められ、僕は漸く落ち着いた。やっぱり、一人だと自分がどれだけ混乱しているかわからないね。うん、自分以外の他人って大事。

《ピィ。落ち着いたでしゅか?》

「うん、ごめんね。何だかんだで、僕もこんなとこにいるせいか、酷く混乱していたみたいだ」 

《それはしょうが無いでしゅよ。こちらこそ、こんなにフォローが遅くなって申し訳なかったでしゅ。まさか、こんなに落ちてるとは思わなかったんでしゅ……》

「え?」

それから僕は、コッコさんにどうしてこうなったかの事情を聞いた。

コッコさんいわく。

悪戯好きの神様が僕にちょっかいをかけたんだが、それを察知した地球の神様がそれを阻止。それにムキになった悪戯の神様と必死に阻止する地球の神様が今もバトルしているそうで、その結果、僕の身の危険を感じた他の世界の神様が避難をさせようと転移魔法を掛けたら、それに気づいた悪戯の神様がまたちょっかいを出そうとして、それを必死で阻止したら、ちょっかいを出された他の世界の神様が怒って……と、何だか今、神様総出でごちゃごちゃしているらしい。

そうか。それであの摩訶不思議な攻防になったのか。地球の神様、めっちゃ頑張ったんですね!ありがとうございます!そして、悪戯の神様!何やってんですか!!

「えーと、つまり今の僕は?」

《簡単には言えば、神様同士の喧嘩の被害者でしゅね。あまりにも神界が騒然としてるので、あたちが仕える獣神様がこっそり『時の狭間』にキミを隠しているんでしゅ。一応、死なないようにキミの時は停めてましゅから、安心してくだしゃい》

コッコさんは、いきなりこんな状態で放置されている僕を憐れんで、僕に対して説明の為に神々の目を盗んで態々来てくれたらしい。コッコさん、優しい!

《ただ、あの神様、本当に強くて執念深いんでしゅ。そのせいで、上層だとバレる可能性があるので、こうやって下層に下層にと落とさなきゃいけなくて……ここって真っ暗だから、見つけるの大変だったでしゅ》

「う、うん。確かにここって真っ暗だもんね…。コッコさん、ありがとう。おかげでどうしてこうなったのか理解できたよ」

つまり、僕に非は1つも無い!ってことですね。そして、これからも悪戯の神様から逃げるために、この真っ暗なところで更に下に落ちるのは確定、と。

………泣いていいですか?
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