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ご褒美が欲しいです!
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この落下生活にも慣れたけど、いい加減地面が恋しい今日この頃。
体術訓練してる時でさえ落ちてるものだから、最初はバランスが取れなくて苦労したなぁ。今じゃ普通に走ったりできるようになったけど。
訓練が終わると、コッコさんは元のニワトリに戻ってしまった。眼福だったのに……残念!
《まあ攻撃はあれでしゅが、体術は大丈夫になったでしゅ。でも、あたち相手しかしてないのがちょっと不安でしゅね》
「いや、コッコさん相手で十分なんでは?」
聖獣相手に訓練って、凄く豪華すぎると思うんですけど。それで不安とか、コッコさん、僕とナニが戦う想定してるんですか?え?神様?いやいや戦わないよ。逃げるし。
ちなみに、コッコさん擬人化したら普通に話せるんだけど、本体だと色々発音が難しいらしいく幼児っぽい言葉になるそうだ。………まあ、ニワトリだしね。
《ピィ。そうなんでしゅが、あの神様が相手だからちょっと不安なんでしゅよ。本当、何でも『面白いから』って自重してくれないでしゅから》
「なにそれ」
神様、自重はしてください。
《ピ!本当、困るんでしゅよね。今回のことも、何時もの『面白いから』が原因でしゅし。……キミも災難でしゅよね》
「しみじみ言うのやめてくれないかな」
現在進行形で災難中ですけど!
ジト目でコッコさんを見ると、これでもかと憐愍やら同情やらがたっぷりの目で返されて、つい顔を背けてしまった。……何か負けた気がする。
もはや、自分ではどうにもなら無い状況に嘆きつつ1つため息をつく。あーもう。最近、ちょっとネガティブになってきてるかも。まあ、こんなところではや50年(体感で)。ずっとポジティブでとかいられないよね。
というか、僕、年数だけならもう立派なお爺ちゃんだよね。御年77歳。見た目20歳代。詐欺にも程があると思います。此処を出るときはいくつになるんでしょう?…うわぁ、へこむ。
……そうだ。僕、ここまで必死で頑張って遂に合格したんだから、何かちょっとだけでもご褒美貰っても良いんじゃないだろうか。ということで、心からの希望を訴えてみた。
「コッコさん、僕、体術訓練合格したからさ、その、ご褒美というか……そろそろ地面を踏み締めたいんですけど、どうにかならない?」
《ピ!そうでしゅね。此所に隠れ続けるのも精神的に良くないでしゅし、そろそろ、一旦違う世界に行ってみましゅか?》
「え、良いの!?」
ダメもとで言ったら肯定されてビックリ。というか、違う世界とか、え、良いの!?
《獣神様にも許可をとってましゅから、ちょっとだけなら大丈夫でしゅよ。でも、頑張って滞在期間は2週間位しか無理でしゅけど…》
「それでも、十分です!僕は地面が恋しい!!」
ということで、コッコさんに乗り(うわ、背中ふわふわ!)魔法で違う世界への門を呼び出してもらう。
《行くでしゅよ…我等を招くは彼の扉、希望へ導け『旅券発行』》
…相変わらず、文字と読みの差が酷いな。まあ、意味は通じるとこあるから良いんだけど。
魔法により、右手に緑に光る腕輪が出現。これがないと門を通れないのだとか。………呪文、まさしくですね。この場合、読みだけ違うのか。
そして、門というか光ってる玉に飛んでいくコッコさん。吸い込まれる感覚と共に魔法で出した門を潜ると、そこには、夢にまで見た地面……見渡す限りの草原が広がっていました。
《はい、到着でしゅよ》
「………地面だ」
…やった。やったやったやったー!うわぁぁぁ、地面ダァぁぁ!!
体術訓練してる時でさえ落ちてるものだから、最初はバランスが取れなくて苦労したなぁ。今じゃ普通に走ったりできるようになったけど。
訓練が終わると、コッコさんは元のニワトリに戻ってしまった。眼福だったのに……残念!
《まあ攻撃はあれでしゅが、体術は大丈夫になったでしゅ。でも、あたち相手しかしてないのがちょっと不安でしゅね》
「いや、コッコさん相手で十分なんでは?」
聖獣相手に訓練って、凄く豪華すぎると思うんですけど。それで不安とか、コッコさん、僕とナニが戦う想定してるんですか?え?神様?いやいや戦わないよ。逃げるし。
ちなみに、コッコさん擬人化したら普通に話せるんだけど、本体だと色々発音が難しいらしいく幼児っぽい言葉になるそうだ。………まあ、ニワトリだしね。
《ピィ。そうなんでしゅが、あの神様が相手だからちょっと不安なんでしゅよ。本当、何でも『面白いから』って自重してくれないでしゅから》
「なにそれ」
神様、自重はしてください。
《ピ!本当、困るんでしゅよね。今回のことも、何時もの『面白いから』が原因でしゅし。……キミも災難でしゅよね》
「しみじみ言うのやめてくれないかな」
現在進行形で災難中ですけど!
ジト目でコッコさんを見ると、これでもかと憐愍やら同情やらがたっぷりの目で返されて、つい顔を背けてしまった。……何か負けた気がする。
もはや、自分ではどうにもなら無い状況に嘆きつつ1つため息をつく。あーもう。最近、ちょっとネガティブになってきてるかも。まあ、こんなところではや50年(体感で)。ずっとポジティブでとかいられないよね。
というか、僕、年数だけならもう立派なお爺ちゃんだよね。御年77歳。見た目20歳代。詐欺にも程があると思います。此処を出るときはいくつになるんでしょう?…うわぁ、へこむ。
……そうだ。僕、ここまで必死で頑張って遂に合格したんだから、何かちょっとだけでもご褒美貰っても良いんじゃないだろうか。ということで、心からの希望を訴えてみた。
「コッコさん、僕、体術訓練合格したからさ、その、ご褒美というか……そろそろ地面を踏み締めたいんですけど、どうにかならない?」
《ピ!そうでしゅね。此所に隠れ続けるのも精神的に良くないでしゅし、そろそろ、一旦違う世界に行ってみましゅか?》
「え、良いの!?」
ダメもとで言ったら肯定されてビックリ。というか、違う世界とか、え、良いの!?
《獣神様にも許可をとってましゅから、ちょっとだけなら大丈夫でしゅよ。でも、頑張って滞在期間は2週間位しか無理でしゅけど…》
「それでも、十分です!僕は地面が恋しい!!」
ということで、コッコさんに乗り(うわ、背中ふわふわ!)魔法で違う世界への門を呼び出してもらう。
《行くでしゅよ…我等を招くは彼の扉、希望へ導け『旅券発行』》
…相変わらず、文字と読みの差が酷いな。まあ、意味は通じるとこあるから良いんだけど。
魔法により、右手に緑に光る腕輪が出現。これがないと門を通れないのだとか。………呪文、まさしくですね。この場合、読みだけ違うのか。
そして、門というか光ってる玉に飛んでいくコッコさん。吸い込まれる感覚と共に魔法で出した門を潜ると、そこには、夢にまで見た地面……見渡す限りの草原が広がっていました。
《はい、到着でしゅよ》
「………地面だ」
…やった。やったやったやったー!うわぁぁぁ、地面ダァぁぁ!!
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