永遠の作り方

ウルフジャーキー

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前ガキ何色

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映画小説や漫画の
最後の10分10ページは観ないし読まない
この世の中に永遠ってものはないらしいが
完結さえさせなければそれは
僕の中で過去永劫を作り上げた
永遠の物語になるから
人の死や
恋の終わり
安らかに眠りについたや
あの人とは今も友達など
吐き気しかしないからだ

幼稚園の時に塗り絵の時間が
嫌いだった
嫌いではなく苦手だったのかな
色弱と判断されたのが
小学生に上がった頃だった

おかんに眼科に連れて行かれて
このいろんな色の中で
何の数字が隠れてると
眼科の先生に聞かれて
無駄な緊張感を味わされ
子どもながらテキトーな返事をして
色弱と判断された、色弱って
男にしかいてないらしい
帰り道に軽四の車の中で
おかんが僕にあの先生
お母さんの事なんか
すけべそうな顔で見てたわと言った

嗚呼と嗚咽が交差する中でも
僕があの頃天才子役芸人だったら

あの先生色に弱いんだろうねって
ツッコミを入れたんだろう

僕の名前は「干屋 狼樹」
ほしや ろうき

父親が狼が好きで獣の名前を
つけられたらしい。

#永遠の作り方____#

どうぞご暇な方は本編よろしく
お願い申し上げます。


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