幸運の招き猫は逆に幸運を得る

ねこいかいち

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 押し倒され、頬に額にと幾つもキスの雨が降らされる。目元に顔を寄せられギュッと目を閉じると、目尻に溜まった涙を吸われた。再び頬にキスをされ、恐る恐る目を開けると、唇を重ねられる。
「んっ! んぅ……っ」
 後頭部を片手で掴まれ、身動きが取れないように固定された。息継ぎの仕方なんてわからず、酸素を求めて口を開けると、熱い舌が咥内に入り込んでくる。
「んぁ、ぁ……、ふ、ぅっ」
 咥内を舌が這い、上顎を舌先で突かれる。微かに腰から背筋にかけて甘い痺れが伝わり、ビクビクと体が跳ねた。舌先は尚も上顎を撫で続け、リューイを翻弄する。酸素をうまく取り込めないリューイの顔は赤く染まりだし、目は微かに潤みだしていた。舌を引き出すように絡め取られ、今度は舌を愛撫される。舌先で舌全体を撫でられたかと思えば、今度は唾液を絡ませるように舌を絡められる。もう、酸素が吸いたくて仕方がない。リューイはルヴァインの胸を弱弱しく叩き、唇を離させた。
「ぷはぁっ、はあ、は、はあ……」
 漸く呼吸が出来たたことに安堵し、何度も肩を上下させて深呼吸を繰り返す。リューイが肩で呼吸をしている最中、ルヴァインはリューイの上着に手を伸ばしだした。ボタンを外し、上着をはだけさせる。内側のシャツは胸の上まで捲り上げ、胸の尖りを露わにさせる。
「ルヴァイン、待ってくれ……っ」
「待たん」
 慌てて制止しようとしたリューイの両手を片手で一つに纏め上げ、再び唇を重ねるルヴァイン。今度は唾液を吸い上げるように舌を吸われ、ゾクゾクと快感が迸った。
「んぅっ、んっ、んぁ、あっ」
 舌を吸いながら、ルヴァインの指先が頤からゆっくりと下に下りてくる。ピンと立ち上がった胸の尖りに到達すると、そこを丹念に弄りだした。
「んんっ、ふぁっ、ぁっ、あっ」
 舌を吸われながら、クリクリと捏ねられる尖り。くすぐったさが、次第にジンジンとした得も言われぬ感覚に変わってきた。摘ままれる度に腰が跳ね、ズボンの中の中心は窮屈そうにその存在を主張している。
「んんぅっ、あぅっ、や、んんっ、んふっ」
 反対の尖りも同様に捏ね繰り回され、目から溢れた涙が頬を伝った。何度も唇を食まれ、くぐもった声しか上げられないリューイ。漸く舌と唇が解放されると、彼の口からは嬌声が上がった。
「ぷはっ、あ、あっ、あっ、あん……っ!」
 唇はぽってりと腫れぼったく、顔は耳まで真っ赤に染まっている。胸の上まで捲り上げられたシャツの下にはピンと立ち上がった尖りが綺麗な桃色に染まり、その存在を主張していた。ルヴァインは興奮しているのか、リューイの痴態を見てゴクリと生唾を飲み込んだ。そっとリューイの胸元に顔を寄せ、片方の尖りに舌を這わす。感じたことのない感覚に、リューイの体が大きく跳ねた。
「ひゃっ、あっ、ん、んぅっ……やあっ、あっ」
 ゾクゾクと快感が体を駆け抜ける。舌で舐められる度に背が撓り、もっと舐めてくれと突き出す形になってしまう。そんなリューイの胸の尖りを、ころころと転がすように舌で捏ね繰り回した。
「んんっ、んんぅっ! ふ、ぅうっ!」
 反対の尖りは抓り、伸ばし、ピンと尖らせられる。嬌声を上げまいと唇を噛むリューイに、ルヴァインは仕置きとばかりに尖りを甘噛みした。
「んああっ!」
 ビクン、と大きく跳ねる体を見て、彼は満足気に口角を上げつつ舌で反対の尖りも舐め回した。何度も背筋を逸らし胸を突き出すリューイに、堪らずルヴァインは言葉をかける。
「初めてとは思えない感度だな……」
「やあ、そこでしゃねべるなぁっ」
 吐息が尖りに触れ、ゾクゾクと快感が奔る。いやいやと首を横に振るリューイだが、視線を下に向ければ、ズボンの上からでも窮屈にしている中心が見える。ルヴァインはそっと掴んでいたリューイの手を離し、舌で尖りを愛撫したままズボンのバックルに手を掛ける。
「や、そこは……っ」
「ここも苦しそうだぞ? リューイ」
 胸の尖りに吐息をかけられながら、カチャカチャという音と共にズボンの前が寛げられる。尖りへの愛撫が止まったが、それと同時に下着の上からでもわかる程に勃ち上がった中心を触られる。
「あっ!」
 逃げようと腰を引くリューイの背に腕を回され、逃げられないように抱きしめられた。そのまま下着の中に手を入れられ、先走りの滴る中心を上下に激しく扱かれる。
「やああっ! あっ、あっ、ああっ!」
「気持ちいいだろう、リューイ……」
 喉を仰け反らせながら、与えられる快感を逃がそうと首を何度も横に振る。だが、ルヴァインの手は休むことなくリューイの中心を扱き続けた。
「あああああっ! も、イク、イクイクイク……ッ」
 くちゅくちゅと下着の中で先走りが泡立つ音が響く。それと同時に、リューイの嬌声も響き渡る。ガクガクと体を震わせ、中心から熱が爆ぜた。
「はあ、は、はあ……っ」
 ビクビクと震える体を抱き締め、リューイは浅い呼吸を繰り返す。力の抜けたリューイの下履きは一気に摺り下ろされ、ルヴァインに顎を掴まれ無理矢理、視線を合わさせられた。
「どうする。止めるならば今だ」
「止めるって……止めたら、どうなるんだよ」
 浅い呼吸を繰り返しながら、涙目でルヴァインを睨み付ける。ルヴァインは飢えた獣のような瞳でリューイの瞳を見つめながら、淡々と答える。
「どうにもならんし、お前も好きにすればいい。此処に残るか、出て行くか……それも自由だ」
「っ」
 その言葉に、声を詰まらせた。このまま続けなければ、自身の好きにしていいという。ということは、この家から出て行くという最初の目的も果たせる。でも、疼いた体はこの先の快感を享受したいと言っている。しかし続きを望めば、この屋敷から出るのは難しくなる。肉体的にも、精神的にも……。
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「……抱けよ。そこまでいうなら、俺を此処に留めろよ」
「……いいのか? 後悔しても、止めることはしないぞ」
 最終勧告だというばかりに耳元で囁かれる声に、ゾクゾクと甘い痺れが奔る。
 いいんだ、これで。
「さっさと抱けよ。気が変わらないうちにさ……」
 ギュッと抱き締めると、ルヴァインの鼓動も早く打ち付けているのがわかる。
 早く、気が変わらないうちに行動に移してくれ。
 リューイは心の中で、強く願った。
「……わかった」
 そっと抱き着いていたリューイはそっと引き剥がされ、ベッドに押さえ付ける。脚を大きく開かされ、脚の間にルヴァインの体が入り込むと、吐き出した白濁を指に絡めそっと奥の窄まりに指を這わせてきた。
「んっ……」
 恥ずかしい体位に、頬が紅潮していく。奥の窄まりに指を這わされ、ビクリと体を震わせる。
「大丈夫だ。力を抜いておけ」
 頬にキスをされながら、優しく声を掛けられる。小さく頷くと、指が一本、窄まりに埋め込まれた。
「んぅっ、ふ、うう……っ」
 息苦しい。たった一本の指が入れられただけなのに、違和感が半端ない。眉を顰めるリューイにルヴァインは何度も頬や額にキスをし、気を紛らわせてくれる。
「あ、はあっ、ふ、ぅう……」
 もう一本指が増やされ、ぐちぐちと指が抜き差しされる度に水音が響く。指同士が擦れ合う度に体が震えてしまう。二本目の指が馴染んだ頃合いで、三本目の指が埋め込まれた。バラバラに動かされ、後孔を広げるべく動かされる。内壁を掠められ、ビクリと体が跳ねる。そんな時、一本の指がある一点に触れた瞬間、不思議な感覚を味わった。
「んぅっ!」
「ここか……」
 ルヴァインが何かを見つけたようにそう言うと、指で何度か押し出した。胸の尖りを弄られた時のようなむずむずするような感覚に、リューイは疑問符を浮かべた。
「え、なに、そこ……っ」
「前立腺という性感帯だ。最初はそこまで感じないだろうが、慣れればここで快感も拾える」
「前立腺? あ、やだっ、変な感じする……っ」
 腰を捻りながら、リューイはルヴァインの指から逃れようとする。だが、後孔に埋め込まれた指は執拗にその一点を押し潰し、快感を覚えさせようとしてきた。
「やっ、あ……っ、んんっ、ふ、ぅっ」
 バラバラに動かされる指と、執拗に一点を刺激する指。次第に落ち着いていた中心が鎌首を擡げだした。
「も、もういいだろ……っ! 指、抜けよっ」
「だが入るかわからんぞ」
「いいから、もうさっさと次に進んでくれっ」
 ルヴァインの言葉の意味を理解しているのかいないのか、リューイ与えられる快感に堪らず頭を振って続きを促した。それに対し、ルヴァインは小さく溜息を吐きながら、ゆっくりと指を引き抜いた。
「んっ」
 引き抜かれた瞬間、声を上げてしまった。恥ずかしさに頬を更に紅潮させるリューイの前で、ルヴァインは自身のズボンの前を寛げだした。出てきた屹立に、リューイは目を見開く。
 赤黒く染まった、大きな屹立。血管の浮き出たそれは、リューイの倍以上の大きさといっても遜色ない程のインパクトのある存在だった。
 そんなのが、俺の中に入るのか? 
 そんな疑問が浮かんでくる。リューイが凝視する中、ルヴァインは二、三度それを手で扱き、リューイの窄まりに這わせた。
「……いいんだな」
 これが最後の勧告だと言わんばかりの言葉に、リューイはごくりと生唾を飲み込み、小さく頷いた。それを確認すると、ルヴァインはゆっくりと腰を進めた。
「ううっ! ぐ、ふうっ」
 苦しい。指の時の何倍も苦しい。痛い。痛くてたまらない。
 目に涙を浮かべながら、リューイはベッドの敷布団を強く掴む。汗腺という穴から汗が吹き出し、ルヴァインの質量に苦しむ。ルヴァインの額からも汗が滲み、険しい表情を浮かべていた。
「ク、力を抜け……っ」
「んなの、言われても……っ、ぐう!」
 互いの荒い息遣いが響く。痛みと圧迫感に苦しむリューイの中心は力なくしな垂れ、ルヴァインはそっとその中心を握りこみ上下に扱いた。
「あっ! あっ、あっ、ああっ」
 背を仰け反らせ、快感に打ち震える瞬間を見計らい、ルヴァインは剛直をリューイの中に埋め込んでいった。中心を扱かれながら中に入り込んでいく剛直の感覚に、体が自然と打ち震える。漸くルヴァインの動きが止まり、リューイは浅い呼吸を繰り返す。
「はあ、はっ、はぁっ……」
「……入ったぞ」
 そう言われ、リューイはゆっくりと視線を下に向ける。自身の臀部にルヴァインの下腹部が触れていた。
 本当に、入ったんだ。
 そう他人事のように思ってしまった。
「良かった……」
 安堵し思わず笑みが零れる。すると、中に埋め込まれたルヴァインが大きくなった気がした。
「んっ」
「あまり煽るな……すぐに動きたくなるだろう」
 飢えた獣が獲物を捕らえた時のような獰猛な瞳に見つめられ、リューイは「はっ」と煽るように笑った。
「動けばいいじゃん。もう、俺はあんたのものだ。好きにすればいい」
 その言葉に、ルヴァインが口角を上げる。「後悔するなよ」といい、リューイの両脚を掴み大きく開かされた。その後、ゆっくりとぎりぎりまで引き抜かれ、勢いよく中を穿たれた。
「かはっ!」
 突然のことに息を吐き出す。再びゆっくりと同様の動きをされ、前立腺を抉られる。
「あ、あっ、そこ、ばっか……っ」
「次第に感度も良くなる。さあ、溺れろ」
 中心を掴まれ、抽挿に連動させるように竿を上下に扱かれる。鈴口を執拗に撫でまわされ、ビクビクと腰が跳ねた。
「んぅっ、ふあっ、あっ、あっ、あっ、ああっ」
 中心からは先走りがどんどん溢れてくる。竿を扱くとともに繰り返される抽挿に、リューイは次第に快感を拾い出し始めた。
「やあっ、も、そこぉ……っ」
「気持ちいいか?」
 浅い抽挿に切り替えられ、ルヴァインがリューイの顔を凝視しながら訊ねてくる。リューイは頭を振りながら、懸命に快感に耐えていた。
「ああっ、も、気持ち、いいっ! 気持ちいい、からあっ!」
 もう終わらせてくれ、そう何度も言うリューイに、ルヴァインは口角を上げ最後の仕上げとばかりに抽挿を激しくし、竿を強弱をつけて扱きだした。
「あああっ! ひいっ、いいっ、あっ、あっ、あっ!」
 ビクビクと体を震わせ、背を撓らせる。限界が近付いているのか、内腿は痙攣をし出している。
「も、もうイクッ、イっちまうよぉ……っ」
「ああ、俺もだ……っ」
 激しい抽挿で前立腺を何度も穿たれ、体が震える。限界が近付き、リューイの体が大きく跳ねた。
「あ、あああっ、ああああああ……っ!」
「リューイ……ッ」
 竿を扱かれ、前立腺を抉られ、リューイは盛大に白濁を吐き出した。強い締め付けと蠕動に、ルヴァインもリューイの中に白濁を吐き出す。


 互いの荒い息遣いが響く。激しく呼吸をしあう中、そっと顔を合わせ、二人はそっと唇を重ねた。

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