【BL】花様年華〜僕たちの青春日記〜

樺純

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1話

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テイヤサイド

俺の母親が再婚したのは俺が10歳の頃。


俺と同い年のマモルという連れ子のいた男…つまり、俺の今の父親と母は再婚した。


父さんとは最初は距離はあったもののすごく穏やかで男らしい性格だった父さんはいつしか俺の憧れの存在となった。


が…


問題だったのは…


父さんではなく…


T「もういい加減にしろって!!」


一緒に暮らし始めて7年が過ぎても毎日のようにこの俺にこう叫ばせるこの男。


M「テイヤ~お兄様にそんなこと言っていいの~?」

T「お兄様って言ってもたった2ヶ月だけどな。」


俺が洗面所で歯磨きをしていると、必ずマモルは俺の後ろにきて俺のぷよっとしたお腹をワサワサと触りながら歯磨きの邪魔をする。


M「それでもお兄様はお兄様じゃん~」

T「いい加減にしろ。新学期早々、遅刻するぞ!今日は1年生の入学式でお前は生徒会長なんだろ!?早く準備しろ!」


この春から高校三年生となった俺たちはそこそこ校内いや、この地域では有名な義兄弟だ。


マモルは真面目で勉強と運動ができる優等生のアイドルであり生徒会長として一目を置かれていた。


そして、俺はイケメンでスタイル抜群で男女共に惚れられる魅惑の男としてその名を轟かせていた。


なのに…


真面目女子達からきゃーきゃー言われてる優等生のマモル生徒会長は今、俺の腹をワサワサと触りデレデレと鼻の下を伸ばしている。


鏡に映るマモルのそのだらしない顔をじーっと見つめた俺は全てを暴露してやろうかという気持ちになった。


やめろと言ってもさらに喜ぶマモルを無視して俺は準備し制服に着替え先に家を出る。


マモルは真面目だが時間にルーズで準備はめちゃくちゃ…遅い…。


いつも俺が学校に着くギリギリの所で「テイヤ!先に行くなんてひどいよー!」って目を垂れ下げながら俺にいう。


まぁ、今日もそうだろな…なんて思いながら学校に向かって歩いていた。


校門がみえまだ、今日はマモルは来ないのかな~なんて考えながら耳からBluetoothイヤホンを取り、制服のポケットに入れながら歩いていると…


「あの…落としましたよ…」


そう声をかけられ俺は振り返った。


後ろに差し出されていた手元を見るとポケットに突っ込んだはずの俺のBluetoothイヤホンを持っていた。


T「あ…すいません。ありがとうございます。」


そう、言って顔を見上げ受け取ろうとした瞬間…


微かに触れ合った指先からビリビリと電流が走ったような気がしたんだ。


つづく
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