【BL】花様年華〜僕たちの青春日記〜

樺純

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35話

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ジュンサクサイド


家の前に着くのとほぼ同時に麦わら帽子をかぶり、旅行の準備万端のテイヤくんが玄関から飛び出してきて俺に飛びつく。


T「ジュンサク~会いたかった~聞いたよ!全部90点台だったんでしょ~!?すごい~!!」


テイヤくんはまるで自分のことのように喜び、俺を抱きしめながらピョンピョンと跳ねる。


J「テイヤくんのために頑張ったから。」

T「ジュンサク…俺…嬉しい…」


テイヤくんの手首には俺とお揃いのブレスレットが揺れ、俺は久しぶりに見たテイヤくんの可愛い唇に吸い寄せられ、テイヤくんも俺に身を任せるようにしてゆっくりと瞳を閉じた。


本当に綺麗な顔だな…


本当に大好きだな…


早く1つになりたいな…


頭の中でそんな事を考えながらゆっくり近づいていくと…


「ストープ!!!誰が外でキスしていいって言った?」


いきなり俺とテイヤくんの顔の間に下敷きが挟まれ妨げられた俺たちの甘いキス。


もちろんその邪魔をした人物は…


T「もう~マモル~!!キスくらいいいじゃんか~!!ちゃんと会うの久しぶりなのに~!!」


テイヤくんは目の前にある下敷きをマモルさんの手から奪い取ると、地面に捨て俺の首に巻きつく。


J「テイヤくん…さすがにマモルさんの前では…」


ここでキスをすればあとで半殺しにされることくらい俺の脳みそでもすぐに分かるので、甘えん坊モードになったテイヤくんの腰を持って少し距離を取ると、テイヤくんは泣きそうな顔するから…


俺の胸まで痛くなる。


T「もうやだ!!好きなんだよ!ジュンサクとチュウしたい!なんでいっつもいっつもマモルの言うことばっかり聞かないとダメなんだよ!!ってかもう!俺たち外でいっぱいチュウしてるし!!出会ったその日にデロデロにチュウしてるし!!今さら外でチュウしちゃダメとか意味わかんないよ!!」


し…しまった…


俺の1番恐れていたことが起こってしまった。


テイヤくんも俺のせいでこの2週間、すごく我慢させてるって分かってたからいつか爆発したらどうしようと思ってはいたけど…


まさか…その爆発が今だなんてこの俺は思ってもみなかった。


慌ててテイヤくんを落ち着かせようとすると、俺のカバンからセイジ先生からもらったプレゼントが落ち、それを拾い上げたマモルさんのおデコには青筋が立ち眉間に深いシワを作って俺を睨みつける。


そして、俺はその箱をみて青ざめた。


M「はぁ~ん!!?出会ったその日に外でデロデロにチュウしただと~!!!?お前、あの時にはテイヤとそんなチュウしてたのかよ!!!?しかもなんだよこれ!!これ!コン◯ームだよな!?なんでこんなの持ってんだよ!!?マジで殺す!!」


マモルさんはテイヤくんを俺から引き離すと、俺の胸ぐらを掴み今にも殴りかかってきそうだった。


T「もう~やめろよ~ジュンサクを殴るな!!!!マモルの馬鹿野郎!!」


ついに泣きながら怒り出してしまったテイヤくんは、マモルさんの手を掴んでプルプルと怒りに震えている。


M「テイヤはアッチに行ってろ!!俺はこいつと話をつけてくるから…!!」

T「お前は俺の何なんだよマジでーーー!!」


あぁ…カオス…


誰か…俺を助けてくれ…白目


心が無になりかけた俺は呆然とただそんな事を思っていた。


すると


♪~♪~♪~


陽気な着信音が流れ出しマモルさんの手が突然、止まった。


つづく
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