51 / 55
49話
しおりを挟む
ジュンサクサイド
事件があったのは奴らが入学してきてすぐだったと…
テイヤくんに一目惚れした主犯格の男に告白をされたが、それをテイヤくんが断った事がこの事件の始まり。
それからテイヤくんは奴を含めた仲間達に学校でも学校の外でも付き纏われるようになった。
テイヤくんはそれを1人で抱え、誰にも相談できずにいて事件は起きた。
放課後、体育館裏にある倉庫に無理矢理連れ込まれたテイヤくんはイタズラされそうになったと。
しかし、たまたま体育館の倉庫整理にやって来たセイジ先生によって見つかった奴らはセイジ先生に顔を見られる前に逃げ出し…
セイジ先生が気づいた時には傷だらけのテイヤくんがそこで泣いていたそうだ。
それを知ったマモルさんは当時は違う高校に通っていたが、テイヤくんと同じ高校に転入し、この学校の生徒会長となりテイヤくんをそばで守ってきた。
セイジ先生、そしてマモルさんによってテイヤくんは守られ、それから奴らはテイヤくんに関わってくる事は殆どなくなってもう、諦めたんだとテイヤくんもホッとした時…
俺とテイヤくんは出会った。
そして、瞬く間に校内で噂になった俺とテイヤくんを見て奴は俺たちをよく思わなかったのだろう…
そして、結果的にあんな事になってしまったと…
T「アイツにジュンサクと別れて付き合って欲しいって言われてたんだ…でもあの日…それを断ったら…いきなり首を絞められて…」
テイヤくんは思い出したのか、また肩をプルプルと震わせ涙を流す。
J「テイヤくんもういいよ…辛かったら話さなくていいから…」
テイヤくんは俺の言葉に首を横に振り、深呼吸をするとゆっくりとまた、話始めた。
T「顔も叩かれた…無理矢理キスされそうになったから…アイツの大事なとこ蹴ったら…アイツの仲間が逆ギレして殴ってきて…破れていく服を見てアイツの仲間は笑ってた。やめろってもがいても何人もの力には勝てなくて…無理矢理腕を押さえられてあぁ…もうヤられるな…って思ったらマモルが飛び込んできて…1人で奴らをボコボコにしたんだ。でも、俺の頭の中にはジュンサクのことしかなくて…こんな事バレたらジュンサクに嫌われるかもとか…汚いと思われたらどうしようとかずっとそれしか頭になくて…ジュンサクの顔見たらまるで自分がジュンサクのこと裏切ったみたいな気持ちになって耐えられなかった…ごめん…」
J「テイヤくんはなにも悪くないじゃん…俺は絶対に嫌ったりなんかしないし汚いなんて思う訳ないだろ?」
T「でもその時はそう思っちゃったんだ…大好きすぎてジュンサクに嫌われるのが怖かった…」
そう言ったテイヤくんに俺の胸が震え、言葉が見つからず俺はテイヤくんをギュッと抱きしめた。
すると、そんな様子をみたイズミ先生はテーブルに肘を突き俺たちをじーっと見つめる。
I「その役目…私だったのにな…」
J「え?」
I「支えてくれる人ができたテイヤにはもう…私は必要ないみたいだね。」
イズミ先生が少し寂しそうにそう言うと、テイヤくんは俺の胸からパッと顔を上げて先生を見つめる。
T「そんなことないよ!俺にはイズミちゃんが必要だからね!ジュンサクとイズミちゃんは別!」
I「テイヤ~ありがとう~(泣)」
T「イズミちゃん~俺こそありがとう~(泣)」
なぜか2人は手と手を取り合い涙していた。
「まぁ、今まで守ってきたのは俺とマモルだけどな?」
手と手を取り合って泣いているイズミ先生とテイヤくんをほっこりとした気持ちで見ていると、背後から突然、そんな声が聞こえて俺は…ゾッとした。
つづく
事件があったのは奴らが入学してきてすぐだったと…
テイヤくんに一目惚れした主犯格の男に告白をされたが、それをテイヤくんが断った事がこの事件の始まり。
それからテイヤくんは奴を含めた仲間達に学校でも学校の外でも付き纏われるようになった。
テイヤくんはそれを1人で抱え、誰にも相談できずにいて事件は起きた。
放課後、体育館裏にある倉庫に無理矢理連れ込まれたテイヤくんはイタズラされそうになったと。
しかし、たまたま体育館の倉庫整理にやって来たセイジ先生によって見つかった奴らはセイジ先生に顔を見られる前に逃げ出し…
セイジ先生が気づいた時には傷だらけのテイヤくんがそこで泣いていたそうだ。
それを知ったマモルさんは当時は違う高校に通っていたが、テイヤくんと同じ高校に転入し、この学校の生徒会長となりテイヤくんをそばで守ってきた。
セイジ先生、そしてマモルさんによってテイヤくんは守られ、それから奴らはテイヤくんに関わってくる事は殆どなくなってもう、諦めたんだとテイヤくんもホッとした時…
俺とテイヤくんは出会った。
そして、瞬く間に校内で噂になった俺とテイヤくんを見て奴は俺たちをよく思わなかったのだろう…
そして、結果的にあんな事になってしまったと…
T「アイツにジュンサクと別れて付き合って欲しいって言われてたんだ…でもあの日…それを断ったら…いきなり首を絞められて…」
テイヤくんは思い出したのか、また肩をプルプルと震わせ涙を流す。
J「テイヤくんもういいよ…辛かったら話さなくていいから…」
テイヤくんは俺の言葉に首を横に振り、深呼吸をするとゆっくりとまた、話始めた。
T「顔も叩かれた…無理矢理キスされそうになったから…アイツの大事なとこ蹴ったら…アイツの仲間が逆ギレして殴ってきて…破れていく服を見てアイツの仲間は笑ってた。やめろってもがいても何人もの力には勝てなくて…無理矢理腕を押さえられてあぁ…もうヤられるな…って思ったらマモルが飛び込んできて…1人で奴らをボコボコにしたんだ。でも、俺の頭の中にはジュンサクのことしかなくて…こんな事バレたらジュンサクに嫌われるかもとか…汚いと思われたらどうしようとかずっとそれしか頭になくて…ジュンサクの顔見たらまるで自分がジュンサクのこと裏切ったみたいな気持ちになって耐えられなかった…ごめん…」
J「テイヤくんはなにも悪くないじゃん…俺は絶対に嫌ったりなんかしないし汚いなんて思う訳ないだろ?」
T「でもその時はそう思っちゃったんだ…大好きすぎてジュンサクに嫌われるのが怖かった…」
そう言ったテイヤくんに俺の胸が震え、言葉が見つからず俺はテイヤくんをギュッと抱きしめた。
すると、そんな様子をみたイズミ先生はテーブルに肘を突き俺たちをじーっと見つめる。
I「その役目…私だったのにな…」
J「え?」
I「支えてくれる人ができたテイヤにはもう…私は必要ないみたいだね。」
イズミ先生が少し寂しそうにそう言うと、テイヤくんは俺の胸からパッと顔を上げて先生を見つめる。
T「そんなことないよ!俺にはイズミちゃんが必要だからね!ジュンサクとイズミちゃんは別!」
I「テイヤ~ありがとう~(泣)」
T「イズミちゃん~俺こそありがとう~(泣)」
なぜか2人は手と手を取り合い涙していた。
「まぁ、今まで守ってきたのは俺とマモルだけどな?」
手と手を取り合って泣いているイズミ先生とテイヤくんをほっこりとした気持ちで見ていると、背後から突然、そんな声が聞こえて俺は…ゾッとした。
つづく
0
あなたにおすすめの小説
楽な片恋
藍川 東
BL
蓮見早良(はすみ さわら)は恋をしていた。
ひとつ下の幼馴染、片桐優一朗(かたぎり ゆういちろう)に。
それは一方的で、実ることを望んでいないがゆえに、『楽な片恋』のはずだった……
早良と優一朗は、母親同士が親友ということもあり、幼馴染として育った。
ひとつ年上ということは、高校生までならばアドバンテージになる。
平々凡々な自分でも、年上の幼馴染、ということですべてに優秀な優一朗に対して兄貴ぶった優しさで接することができる。
高校三年生になった早良は、今年が最後になる『年上の幼馴染』としての立ち位置をかみしめて、その後は手の届かない存在になるであろう優一朗を、遠くから片恋していくつもりだった。
優一朗のひとことさえなければ…………
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
だって、君は210日のポラリス
大庭和香
BL
モテ属性過多男 × モブ要素しかない俺
モテ属性過多の理央は、地味で凡庸な俺を平然と「恋人」と呼ぶ。大学の履修登録も丸かぶりで、いつも一緒。
一方、平凡な小市民の俺は、旅行先で両親が事故死したという連絡を受け、
突然人生の岐路に立たされた。
――立春から210日、夏休みの終わる頃。
それでも理央は、変わらず俺のそばにいてくれて――
📌別サイトで読み切りの形で投稿した作品を、連載形式に切り替えて投稿しています。
エピローグまで公開いたしました。14,000字程度になりました。読み切りの形のときより短くなりました……1000文字ぐらい書き足したのになぁ。
📌本編モブ視点による、番外エピソード
「君はポラリス ― アンコール!:2年後の二人と俺と」を追加しました。
【完結】I adore you
ひつじのめい
BL
幼馴染みの蒼はルックスはモテる要素しかないのに、性格まで良くて羨ましく思いながらも夏樹は蒼の事を1番の友達だと思っていた。
そんな時、夏樹に彼女が出来た事が引き金となり2人の関係に変化が訪れる。
※小説家になろうさんでも公開しているものを修正しています。
【完結】後悔は再会の果てへ
関鷹親
BL
日々仕事で疲労困憊の松沢月人は、通勤中に倒れてしまう。
その時に助けてくれたのは、自らが縁を切ったはずの青柳晃成だった。
数年ぶりの再会に戸惑いながらも、変わらず接してくれる晃成に強く惹かれてしまう。
小さい頃から育ててきた独占欲は、縁を切ったくらいではなくなりはしない。
そうして再び始まった交流の中で、二人は一つの答えに辿り着く。
末っ子気質の甘ん坊大型犬×しっかり者の男前
どうせ全部、知ってるくせに。
楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】
親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。
飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。
※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。
箱入りオメガの受難
おもちDX
BL
社会人の瑠璃は突然の発情期を知らないアルファの男と過ごしてしまう。記憶にないが瑠璃は大学生の地味系男子、琥珀と致してしまったらしい。
元の生活に戻ろうとするも、琥珀はストーカーのように付きまといだし、なぜか瑠璃はだんだん絆されていってしまう。
ある日瑠璃は、発情期を見知らぬイケメンと過ごす夢を見て混乱に陥る。これはあの日の記憶?知らない相手は誰?
不器用なアルファとオメガのドタバタ勘違いラブストーリー。
現代オメガバース ※R要素は限りなく薄いです。
この作品は『KADOKAWA×pixiv ノベル大賞2024』の「BL部門」お題イラストから着想し、創作したものです。ありがたいことに、グローバルコミック賞をいただきました。
https://www.pixiv.net/novel/contest/kadokawapixivnovel24
【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】
彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』
高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。
その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。
そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる