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第二十六話
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キヒヤサイド
遊園地の中の土地勘がなく、探しても見つからない。
次第に空は暗くなり雨が降り始めた。
水を吸って重くなる靴で走り回る。
どこだよ…ここ…
自分自身が迷子になってしまいそうになる中…
アノンを事だけをただ夢中で想った。
もしかしてあいつ…1人で帰ろうとしてるんじゃ…そう思った俺は遊園地を出て駅の方へ向かうのに駐車場を抜けて行こうとすると、ふとアノンの後ろ姿が見えて咄嗟に俺は後ろから抱きしめた。
A「きゃッ!!!!」
K「俺だよ俺!!」
A「キヒヤ…?」
アノンは微かに震えて自ら俺にしがみつきその感触に俺の胸が締め付けられる。
K「良かった…無事で…」
安心してアノンをぎゅっと抱きしめるとアノンはハッとした顔をして俺から離れた。
A「ごめん…パニックなってて…つい…」
そんな顔…するなよ…
俺はアノンのアゴを掴み少し強引なキスをした。
触れ合うだけのキスではなく啄むような少し大人なキスをした。
アノンは俺の胸を押すが俺の力にアノンが勝てるわけがない。
Y「何やってんだよ…」
すると俺とアノンを現実に引き戻す声がした。
アノンはユサさんの顔をみて涙がぽろっとこぼし、ユサさんは冷たい視線を俺に向け殴りかかってきた。
Y「こいつの姉と付き合ってるくせにこいつにまで手出すつもりか?いい加減にしろ!!」
A「ユサ……もういいから……やめて…」
アノンは泣きじゃくりながらユサさんの手を掴み止めた。
Y「行くぞ。」
ユサさんはアノンの手を取りその場から連れて行こうとする…
このまま…離れてしまったら…
俺はもう二度とアノンと会えないかもしれない…
不思議と頭の中でそんな事がよぎり…
素直な気持ちをアノンに叫んだ。
K「俺は…!!アノンが好きだ!!」
初めてちゃんと言葉にするにはきっと遅すぎた。でも、幼かった俺にはそれしか方法が見つからなかった。
K「アノン!!俺はずっと…」
Y「黙れ!!散々アノンこと傷つけておいて今さら調子いいこと言ってんじゃねぇ!!」
A「キヒヤ……待ってユサ!!」
Y「待たない。」
ユサさんはそのままアノンを肩に担いで消えていった。
「あの子……人を惹きつける独特な魅力があるね?そりゃ、ラノンが嫌う理由が分かるわ…」
俺の後ろにはいつの間かシアさんが立っていた。
K「シアさん…こんなとこで何してるんですか?」
S「アノンと仲良くなりたかったんだけど逃げられちゃった。」
K「それ…どういう意味ですか…?」
S「うん?そのままの意味だよ?ってか本当はバイトもラノンじゃなくてアノンをうちの店でバイトさせたかったんだよ。なのに急に高校辞めていなくなっちゃうから仕方なくラノンを誘ったんだ…」
K「アノンのこと知ってたんですか…?」
S「うん。ヒサトに教えてもらったんだ。見た目がルルにそっくりな子がいるって…仕草や言うことまでルルと似てるって…」
当たり前のようにシアさんの口から出たその名前に違和感を感じた俺はシアさんに問いかける。
K「ルルって?」
S「またユサに邪魔された…」
K「え……?」
S「俺はルルをユサに奪われた。その恨みは一生忘れない…だから今度は俺がユサからアノンを奪ってやる。」
シアさんはそう言ってニコッと微笑み、俺はアノンの身の危険を感じた。
つづく
遊園地の中の土地勘がなく、探しても見つからない。
次第に空は暗くなり雨が降り始めた。
水を吸って重くなる靴で走り回る。
どこだよ…ここ…
自分自身が迷子になってしまいそうになる中…
アノンを事だけをただ夢中で想った。
もしかしてあいつ…1人で帰ろうとしてるんじゃ…そう思った俺は遊園地を出て駅の方へ向かうのに駐車場を抜けて行こうとすると、ふとアノンの後ろ姿が見えて咄嗟に俺は後ろから抱きしめた。
A「きゃッ!!!!」
K「俺だよ俺!!」
A「キヒヤ…?」
アノンは微かに震えて自ら俺にしがみつきその感触に俺の胸が締め付けられる。
K「良かった…無事で…」
安心してアノンをぎゅっと抱きしめるとアノンはハッとした顔をして俺から離れた。
A「ごめん…パニックなってて…つい…」
そんな顔…するなよ…
俺はアノンのアゴを掴み少し強引なキスをした。
触れ合うだけのキスではなく啄むような少し大人なキスをした。
アノンは俺の胸を押すが俺の力にアノンが勝てるわけがない。
Y「何やってんだよ…」
すると俺とアノンを現実に引き戻す声がした。
アノンはユサさんの顔をみて涙がぽろっとこぼし、ユサさんは冷たい視線を俺に向け殴りかかってきた。
Y「こいつの姉と付き合ってるくせにこいつにまで手出すつもりか?いい加減にしろ!!」
A「ユサ……もういいから……やめて…」
アノンは泣きじゃくりながらユサさんの手を掴み止めた。
Y「行くぞ。」
ユサさんはアノンの手を取りその場から連れて行こうとする…
このまま…離れてしまったら…
俺はもう二度とアノンと会えないかもしれない…
不思議と頭の中でそんな事がよぎり…
素直な気持ちをアノンに叫んだ。
K「俺は…!!アノンが好きだ!!」
初めてちゃんと言葉にするにはきっと遅すぎた。でも、幼かった俺にはそれしか方法が見つからなかった。
K「アノン!!俺はずっと…」
Y「黙れ!!散々アノンこと傷つけておいて今さら調子いいこと言ってんじゃねぇ!!」
A「キヒヤ……待ってユサ!!」
Y「待たない。」
ユサさんはそのままアノンを肩に担いで消えていった。
「あの子……人を惹きつける独特な魅力があるね?そりゃ、ラノンが嫌う理由が分かるわ…」
俺の後ろにはいつの間かシアさんが立っていた。
K「シアさん…こんなとこで何してるんですか?」
S「アノンと仲良くなりたかったんだけど逃げられちゃった。」
K「それ…どういう意味ですか…?」
S「うん?そのままの意味だよ?ってか本当はバイトもラノンじゃなくてアノンをうちの店でバイトさせたかったんだよ。なのに急に高校辞めていなくなっちゃうから仕方なくラノンを誘ったんだ…」
K「アノンのこと知ってたんですか…?」
S「うん。ヒサトに教えてもらったんだ。見た目がルルにそっくりな子がいるって…仕草や言うことまでルルと似てるって…」
当たり前のようにシアさんの口から出たその名前に違和感を感じた俺はシアさんに問いかける。
K「ルルって?」
S「またユサに邪魔された…」
K「え……?」
S「俺はルルをユサに奪われた。その恨みは一生忘れない…だから今度は俺がユサからアノンを奪ってやる。」
シアさんはそう言ってニコッと微笑み、俺はアノンの身の危険を感じた。
つづく
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