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四章 空は夜に、少女は黒に
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「やぁっ!」
ガイアの持つ棒が、あたりの兵士をなぎ倒していく。
幾ら未成年の学生、しかも力の無い女子だと言っても、その力は成年男性を殺すことが出来る。
それほどに、ガイアの魔法の力が上がっていた。
今のガイアならば、あとのことを考えないのならば一中隊程度なら殺すことが出来るだろう。
無論、それをする意味がないしリスクが多いためすることはないが。
「そりゃあ!」
そしてエアリ。
ガイアほどではないが、風という広範囲に広がる力を持つエアリはガイアよりも集団戦という意味では長けているだろう。
個のガイアと、全のエアリ。
二人が魔法を使用しながら、どんどんと進行していく。
辺りに血をまき散らしながら。
「行くよ」
ガイアの声が低く響き渡った。
それは殺戮宣言。
それは死刑宣告。
もうそれを言葉で抑える大人はいない。
それを止められるのは心に訴えかけてくる同級生か、それとも――――
「また会ったね」
「あんたは......!」
力で無理やり押さえつけてくる強者かの、そのどちらかだった。
「戦争をするのはいいんだよ、中立の私たちが干渉するものでもない。それでも、ここでされるのだけは面倒なんだ。だから、引いてくれるかな?」
「引けない。あなたたちを探して、私は戦場に来た。あの石を取られたあの日から、あなた達を忘れたことは一度もない。引けと言うなら返して。先生の形見を」
「そう、なら交渉決裂だ」
そう言って女は懐から何かを取り出して――
「はぁ!」
ガイアの魔法によって手を弾かれた。
土属性のごく簡単な魔法。しかし――――
「しっかり制御されてる。だけど、それは悪手だ」
「何、ウッ.......」
瞬間、あたり一面に見るからに体に悪そうな気体が広がった。
それが何かを確認する暇もない、ガイアは口の周りを魔法で無理やり抑える。
「それっ!」
エアリがその気体を吹き飛ばした。が、気体が空気より重たいのか。エアリが考えていたよりも広範囲を救うことはできなかった。
ガイアを中心とした周囲――それも、三十人程度しか。
ドーナツホールのようにして出来上がった死の空気は、その数十倍の命を簡単に奪っていってしまった。
エアリの個人的な事情でガイアを中心にしたが、まぁ命がそれだけ救えている、と数える方がまだ良い方なのだ。
誰も救えずに消える命が、一体いくつあるのだ、という話になってしまうから。
また戻ってくるか、とエアリは次弾を込め始めた。だが吹き飛ばしたおかげか、どこかのくぼみに流れているのか。ガイアへ、というよりガイアの周辺の、吹き飛ばした一帯に戻ってくることはなかった。
「冷静な判断、適切な対応。そこの二人は良くできている――とても、学生とは思えない」
「この場所に年齢は関係ない」
その瞬間、周囲の目が少し鋭くなった。
命を救ってもらった相手が、戦争の最前線にいる人間が、学生だというのだから。
それも、声からして女子だというのだから尚更だった。
「まぁ、そうだね――ただ、君たちが来る理由は分からないけれど」
「私たちの持っていた先生の形見を奪っていったのは、そっち」
戦争、だというのにそこだけは切り取られたかのように個人の思いがぶつかっていた。
国同士の争いなんてどうでも良いと言わんばかりに。
「あれ、説明してなかったっけ」
「――何を説明されようが、言い訳でしかない。現実はもう、変えようがないから。石を奪ったことも――先生が死んだことも」
ガイアは手に持っていた棒を握りしめ、一気に距離を詰めた。
いつかは会話も終わると、そう分かっていたから対応が遅れることもなかった。
「彼が――君たちで言う、ライズが生き返るとしたら、石を取ったことを許してくれるのかな?」
「何を......もし、それができるのなら」
一気にガイアがしおらしく、戦闘の意思を放棄した。
もし、本当だとしたら。その仮定の話をしたに過ぎないというのに、である。
エアリにこそ納得はできなかったが、ガイアは何かを認めたような顔つきだった。
そして二人の戦いは、なんともあっさりと終結した。
そう、二人の戦いは。
それは傍から見れば、学生の女子が戦闘の意思を放棄している構図。
それも、相手について行こうとしている風にすら見える。
それは捕虜になるという契約なのか、それとも殺されることを許容したのか。
会話を聞いている周囲はそれをとりあえず見守っていたが――それを、遠くから見ていただけの兵は、なんと判断するだろうか。
大抵はこう判断するだろう。
裏切り、と。
「それで、先生が生き返るって、本当の話?」
「そうだね。彼だからできることさ」
「――それで、ここにいるってことは、何か不都合?」
「そう。魔力が乱れるのが面倒。戦争の位置が儀式場に思ったより近くてね」
「なら戦争をすぐに終わらせる」
「そうだね。なら私が出るよ」
「なら、その間周囲を守ってる」
二人は目を合わせることなく、戦いの状況を遠くから見て会話を交わす。
エアリはその内容を覚え、不都合なことが何かないか考えていた。
とは言うものの、先生の蘇生という何とも非現実的で、でもそうなる可能性があるならついて行くしかないと思わせる魅惑がある提案を目の前にして、正常な判断を下せるかと聞かれたら、そうでもないだろうが。
そして二人の会話は終わり、ガイアは一歩、後ろへと下がった。
「まぁ、そのための中立組織なんだよ。天星教団って」
そう言って、手から蠢く物質を垂らし始めた。
ガイアがこの場所での戦争――というより儀式の邪魔になる戦闘行為を終わらせるとなれば、取れる選択肢は三つ。
一つ、敵軍が撤退せざるを得ない状況まで追い込む。文字に起こせば簡単だが、まぁやるとなれば相当だ。戦争を一人で動かせと、そう言っているわけだから。
二つ、戦争の激しい場所を叩き、戦争が停滞状況になるようにする。それが一番簡単で、一番面倒。
なにせ、敵軍だけを攻撃すれば、まだ攻められる、と自軍の意識が高まり、奥へと入って激化する恐れがある。つまり攻撃は無差別。
さて、無差別とはいえ自軍の兵士を殺しまくったらどうなるか。
答えは簡単。国には帰れないだろう。
三つ、自軍に撤退させる。
まぁ、無理な話だ。自分たちが一番槍なわけだから、これから援軍がどしどしとやってくるだろう。正直、こっちが有利だろうが不利だろうがどうでも良い。というか有利だと褒章が出る分面倒と思われている節すらあるかもしれない。
戦争をするのがそもそもメリットが欲しいから、というわけだから、そもそもメリットを提示して撤退させるなんてことも不可能。
結論。ガイアが反逆者として国に帰れなくても良いならば、二が一番良いというわけだ。
そう、ガイアがしようと思えば。
その点、天星教団と言えば、誰もが口をそろえて語るやばいやつらの集団。
幾度も戦いに乱入しては、望むままの結果を得てきている。
元から国家を上げて探しているわけだから、指名手配もそう変わらない。
つまるところ、失うものが何もないというわけだ。
と、ここまで来てエアリの思考が二人に追い付いた。
だからもう一人――天星教団のほうが、手を下している、というわけだろう、と。
そして一つの疑問がエアリの中に生まれたところで――殺戮の合図が下された。
「――異形ノ舞踏会」
瞬間、激しい戦いが一瞬にして止んだ。
「はぁ、これも捉えられないなんて。失格だ」
「何が起きたの......」
まぁ、それに馬鹿正直に説明が入るなんてことはない。
今もなお、二人は共通の目的を持っているだけの共犯者に過ぎないのだから。
「まぁ、この現場を見れば向こうも撤退するさ。儀式を安全に行える」
「あ、あの......」
ここで初めて、エアリが口を開いた。
「どうしたんだい?」
エアリは一度警戒をし直して、問いかける。
「どうして、すぐにこうしなかったんですか?」
エアリにとっては、これだけが不可解だった。
別に、私たちに会わなくても戦争は抑えられた、儀式は安全に行えた。
別に、無理して交戦しなくても、これを使えば一瞬で私たちを殺せた。
――そう、ここに顔を出す必要性が、メリットが、どこにもない。
ガイアもそれを考えないようにしていたんだろう、少し疑うような目線を向ける。だが、決して戦闘態勢は取らなかった。
「そうだね、まぁそれも説明しようか。あぁ、そうだ君たち」
そう言ってエアリが助けた兵士たちは、霧に包まれた。
「せっかく拾った命だ。賢明に使うんだぞ」
そして命拾いした兵士は一人残らずその場に倒れることとなった。
ガイアの持つ棒が、あたりの兵士をなぎ倒していく。
幾ら未成年の学生、しかも力の無い女子だと言っても、その力は成年男性を殺すことが出来る。
それほどに、ガイアの魔法の力が上がっていた。
今のガイアならば、あとのことを考えないのならば一中隊程度なら殺すことが出来るだろう。
無論、それをする意味がないしリスクが多いためすることはないが。
「そりゃあ!」
そしてエアリ。
ガイアほどではないが、風という広範囲に広がる力を持つエアリはガイアよりも集団戦という意味では長けているだろう。
個のガイアと、全のエアリ。
二人が魔法を使用しながら、どんどんと進行していく。
辺りに血をまき散らしながら。
「行くよ」
ガイアの声が低く響き渡った。
それは殺戮宣言。
それは死刑宣告。
もうそれを言葉で抑える大人はいない。
それを止められるのは心に訴えかけてくる同級生か、それとも――――
「また会ったね」
「あんたは......!」
力で無理やり押さえつけてくる強者かの、そのどちらかだった。
「戦争をするのはいいんだよ、中立の私たちが干渉するものでもない。それでも、ここでされるのだけは面倒なんだ。だから、引いてくれるかな?」
「引けない。あなたたちを探して、私は戦場に来た。あの石を取られたあの日から、あなた達を忘れたことは一度もない。引けと言うなら返して。先生の形見を」
「そう、なら交渉決裂だ」
そう言って女は懐から何かを取り出して――
「はぁ!」
ガイアの魔法によって手を弾かれた。
土属性のごく簡単な魔法。しかし――――
「しっかり制御されてる。だけど、それは悪手だ」
「何、ウッ.......」
瞬間、あたり一面に見るからに体に悪そうな気体が広がった。
それが何かを確認する暇もない、ガイアは口の周りを魔法で無理やり抑える。
「それっ!」
エアリがその気体を吹き飛ばした。が、気体が空気より重たいのか。エアリが考えていたよりも広範囲を救うことはできなかった。
ガイアを中心とした周囲――それも、三十人程度しか。
ドーナツホールのようにして出来上がった死の空気は、その数十倍の命を簡単に奪っていってしまった。
エアリの個人的な事情でガイアを中心にしたが、まぁ命がそれだけ救えている、と数える方がまだ良い方なのだ。
誰も救えずに消える命が、一体いくつあるのだ、という話になってしまうから。
また戻ってくるか、とエアリは次弾を込め始めた。だが吹き飛ばしたおかげか、どこかのくぼみに流れているのか。ガイアへ、というよりガイアの周辺の、吹き飛ばした一帯に戻ってくることはなかった。
「冷静な判断、適切な対応。そこの二人は良くできている――とても、学生とは思えない」
「この場所に年齢は関係ない」
その瞬間、周囲の目が少し鋭くなった。
命を救ってもらった相手が、戦争の最前線にいる人間が、学生だというのだから。
それも、声からして女子だというのだから尚更だった。
「まぁ、そうだね――ただ、君たちが来る理由は分からないけれど」
「私たちの持っていた先生の形見を奪っていったのは、そっち」
戦争、だというのにそこだけは切り取られたかのように個人の思いがぶつかっていた。
国同士の争いなんてどうでも良いと言わんばかりに。
「あれ、説明してなかったっけ」
「――何を説明されようが、言い訳でしかない。現実はもう、変えようがないから。石を奪ったことも――先生が死んだことも」
ガイアは手に持っていた棒を握りしめ、一気に距離を詰めた。
いつかは会話も終わると、そう分かっていたから対応が遅れることもなかった。
「彼が――君たちで言う、ライズが生き返るとしたら、石を取ったことを許してくれるのかな?」
「何を......もし、それができるのなら」
一気にガイアがしおらしく、戦闘の意思を放棄した。
もし、本当だとしたら。その仮定の話をしたに過ぎないというのに、である。
エアリにこそ納得はできなかったが、ガイアは何かを認めたような顔つきだった。
そして二人の戦いは、なんともあっさりと終結した。
そう、二人の戦いは。
それは傍から見れば、学生の女子が戦闘の意思を放棄している構図。
それも、相手について行こうとしている風にすら見える。
それは捕虜になるという契約なのか、それとも殺されることを許容したのか。
会話を聞いている周囲はそれをとりあえず見守っていたが――それを、遠くから見ていただけの兵は、なんと判断するだろうか。
大抵はこう判断するだろう。
裏切り、と。
「それで、先生が生き返るって、本当の話?」
「そうだね。彼だからできることさ」
「――それで、ここにいるってことは、何か不都合?」
「そう。魔力が乱れるのが面倒。戦争の位置が儀式場に思ったより近くてね」
「なら戦争をすぐに終わらせる」
「そうだね。なら私が出るよ」
「なら、その間周囲を守ってる」
二人は目を合わせることなく、戦いの状況を遠くから見て会話を交わす。
エアリはその内容を覚え、不都合なことが何かないか考えていた。
とは言うものの、先生の蘇生という何とも非現実的で、でもそうなる可能性があるならついて行くしかないと思わせる魅惑がある提案を目の前にして、正常な判断を下せるかと聞かれたら、そうでもないだろうが。
そして二人の会話は終わり、ガイアは一歩、後ろへと下がった。
「まぁ、そのための中立組織なんだよ。天星教団って」
そう言って、手から蠢く物質を垂らし始めた。
ガイアがこの場所での戦争――というより儀式の邪魔になる戦闘行為を終わらせるとなれば、取れる選択肢は三つ。
一つ、敵軍が撤退せざるを得ない状況まで追い込む。文字に起こせば簡単だが、まぁやるとなれば相当だ。戦争を一人で動かせと、そう言っているわけだから。
二つ、戦争の激しい場所を叩き、戦争が停滞状況になるようにする。それが一番簡単で、一番面倒。
なにせ、敵軍だけを攻撃すれば、まだ攻められる、と自軍の意識が高まり、奥へと入って激化する恐れがある。つまり攻撃は無差別。
さて、無差別とはいえ自軍の兵士を殺しまくったらどうなるか。
答えは簡単。国には帰れないだろう。
三つ、自軍に撤退させる。
まぁ、無理な話だ。自分たちが一番槍なわけだから、これから援軍がどしどしとやってくるだろう。正直、こっちが有利だろうが不利だろうがどうでも良い。というか有利だと褒章が出る分面倒と思われている節すらあるかもしれない。
戦争をするのがそもそもメリットが欲しいから、というわけだから、そもそもメリットを提示して撤退させるなんてことも不可能。
結論。ガイアが反逆者として国に帰れなくても良いならば、二が一番良いというわけだ。
そう、ガイアがしようと思えば。
その点、天星教団と言えば、誰もが口をそろえて語るやばいやつらの集団。
幾度も戦いに乱入しては、望むままの結果を得てきている。
元から国家を上げて探しているわけだから、指名手配もそう変わらない。
つまるところ、失うものが何もないというわけだ。
と、ここまで来てエアリの思考が二人に追い付いた。
だからもう一人――天星教団のほうが、手を下している、というわけだろう、と。
そして一つの疑問がエアリの中に生まれたところで――殺戮の合図が下された。
「――異形ノ舞踏会」
瞬間、激しい戦いが一瞬にして止んだ。
「はぁ、これも捉えられないなんて。失格だ」
「何が起きたの......」
まぁ、それに馬鹿正直に説明が入るなんてことはない。
今もなお、二人は共通の目的を持っているだけの共犯者に過ぎないのだから。
「まぁ、この現場を見れば向こうも撤退するさ。儀式を安全に行える」
「あ、あの......」
ここで初めて、エアリが口を開いた。
「どうしたんだい?」
エアリは一度警戒をし直して、問いかける。
「どうして、すぐにこうしなかったんですか?」
エアリにとっては、これだけが不可解だった。
別に、私たちに会わなくても戦争は抑えられた、儀式は安全に行えた。
別に、無理して交戦しなくても、これを使えば一瞬で私たちを殺せた。
――そう、ここに顔を出す必要性が、メリットが、どこにもない。
ガイアもそれを考えないようにしていたんだろう、少し疑うような目線を向ける。だが、決して戦闘態勢は取らなかった。
「そうだね、まぁそれも説明しようか。あぁ、そうだ君たち」
そう言ってエアリが助けた兵士たちは、霧に包まれた。
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