ごめん！でも、ごちそうさま

好奇心

皆を見回し一言どこだここ？と呟く。
しかし、誰もその答えは知らないし知る訳がなかった。
仮にここが日本、地球ではないとして最後の日本での記憶はいつものように学校終わり６人でカラオケなりボウリングなり遊びにでも行こうか考えながら下校中突如としてそこからの記憶が飛んでいる。

皆にも確認してみたがだいたい同じなようで混乱中なのは間違いない。このままここで馬鹿みたいに顔合わせながら突っ立っていてもしょうがないので今からどうするか皆に聞いてみようと話しかけた時だった。
優「とりあえずどうす…」
男1「お、いたいた」
男2「おぉこんな沢山いる！」
男3「…だな」
優達「…！！」

唐突に話しかけられた。
視線の先には男3人がこちらに歩きながら話しかけてくる。

男2「待ってたぜ！お前ら！」
男3「…こっちだ。話ながら説明しよう」
男1「おお、近くで見るとこれまたいいな…」

俺たち皆戸惑い困惑したがここにきてまともに整理出来ないまま押しの強いガタイの大きい男3人に言われるがまま文字通り押されるがまま歩いた。

案内されるがまま連れてこられた場所はRPGゲーム等でよく見るスケールでか目ギルドみたいな場所だった。
その建物の中の１部屋に通された俺たちはいかにもギルドマスターな人と対面する。

ギルドマスター？「ようこそ、ケイネアへ…」