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「巫女様! こんなところにいらしたのですか? 」
突然掛かる、背後からの声にエミリアは身を竦ませた。
「お庭にいらっしゃらないので、お探ししましたよ。
まったく、もう」
侍女が半分呆れ顔で言う。
「ごめんなさい!
でもわたし、やらせてもらえることなさそうだし……
その、少しでいいからお暇なんてもらえないかなぁ……
なん、て…… 」
焦りまくって言った言葉は少しずつ小さくなった。
「何をおっしゃっているんですか? 」
その言葉に侍女の眉がこれ以上ない程に釣りあがる。
「やっぱり、駄目? 」
「駄目も何もないんです。
いいからいらしてください! 」
女はエミリアの手首を掴むと強い力で引き寄せて引っ張ってゆく。
「ちょっと、待って!
どこへ! 」
そのあまりにも強い力にエミリアは少しだけ恐怖を覚え、悲鳴にも似た声をあげる。
「何処へではありませんよ。
巫女様にはこの後身を清めていただいて、祭りの日まで潔斎していただきます! 」
厳しい顔のまま侍女は続けた。
「そんなの、聞いてない! 」
エミリアは抗議の声をあげる。
「あら、ご説明しておりませんでしたか?
てっきり神官の誰かがご説明したとばかり…… 」
不意に女はエミリアの手首を握る力を緩めると足を止め、首をかしげた。
「申し訳ございません。
私どもには毎年のことですからついうっかり…… 」
「また? 」
エミリアは眉を顰める。
どうもここの人間は口数が少ないというか、新参の人間に優しくない。
自分たちは恒例行事で慣れたことなのかも知れないけど、こっちにしてみたら初めてづくしだ。
なのに、それに対して何の説明もない。
すべてわかりきったことのように言われて、押し付けられる。
それがどうしても納得がいかない。
そうこうしているうちに、浴室まで引きずってこられ押し込められた。
浴槽には真っ昼間だというのになみなみと湯が張られている。
「お手伝いを…… 」
「いい! 」
袖をまくって浴室の仲間で入り込む侍女をエミリアは制した。
「お願いだから、そこで待ってて…… 」
食事の準備をしてもらうことも、着替えを手伝われることも、結構慣れたけど、これだけは慣れることはできない。
花を浮かべ香油を溶かした湯船の湯に心行くまで浸かって上がると、侍女があの白い衣装を着せ付けてくれる。
「ね? 神事って今日じゃないんでしょ?
だったらいつもので…… 」
エミリアはかすかに抵抗を試みる。
こんな動きにくい衣装神事の当日その時間だけでたくさんだ。
「そうはいきませんよ。
もう神事は始まっていますからね」
少し強めに帯を締めながら侍女は言う。
次いで祈祷室に連れてこられた。
「いいですか? これから三日。
巫女様にはここで潔斎していただくことになっています。
その間誰とも接触なさいませんように」
何がどうとか細かい説明は一切抜きで室内に押し込められた。
「ね、潔斎ってなによぉ! 」
声を張り上げてドアの向こうに訊いてみる。
「潔斎は潔斎です。
いいですか? たとえドア越しでも誰かとお話になるのは禁止ですよ」
それだけ言って侍女の足音は遠ざかっていった。
「ほんっとにもう、何がどうなっているんだか…… 」
一人ぽつねんと室内に取り残されエミリアは呟いた。
どうりで礼拝堂を飾る花を切るのが早かったわけだ。
いつもなら、手入れを手伝ってくれる人影が必ずひとつや二つはあるはずの室内には誰のけはいもなかった。
「潔斎しろって言われても何をすればいいのよ」
確か付け焼き刃の知識だと、人との接触を絶ち飲食を謹んで神との対話に備えることとか……
「って、ご飯なし? 三日も? 」
訊いてみるけど、答える人間は居なかった。
「そんなぁ…… 」
こんなことになるのなら今朝と夕べと昨日のお昼と、もっとたくさん食べておけばよかった。
今更遅いとわかっていながらそう思う。
ひとつだけ良かったことと言えば、今夜からしばらく誰もエミリアのベッドに入ってくることがないということだ。
「さてっ、と…… 」
一声掛けてドアを離れた。
どうあがいても出してくれそうにないし、だったらこの三日どうやって時間をつぶすかが一番の課題だ。
本当ならただおとなしく座ってでも居ればいいのかも知れないけど、そんなの性に合わない。
泉脇の木へ駆け寄るとトーガの裾をからげ上げ、その幹へ足を掛ける。
そして、いつものとおりにやや右よりの太い枝に足を掛け手を伸ばす。
かたりと、軽い音がして天窓が開いた。
いつもなら風が通るのを実感してここで降りる。
しかし今日は……
窓枠を両手で掴むと思いっきり体重を掛け、引っ張ってみる。
「ん、大丈夫そう」
きしんだ音やたわんだ手ごたえのないのを確認してエミリアはそのまま躯を持ち上げた。
躯を折りたたみ、両手を掛けた窓枠の位置まで足を上げると、今度はそこに足を掛ける。
勢いをつけて手を離すとその場に立ち上がった。
いつものように顔だけでなく、体全体を風がなぶる。
こんな感覚を覚えたのはもう何ヶ月ぶりだろう。
エミリアは肺いっぱいに空気を吸い込んだ。
「ん~、どこか降りるとこはないかな? 」
呟いて周囲を見渡してみる。
ここを降りれさえすれば誰の目にも留まることなく神殿の外に出られそうだ。
「なんて、そう簡単にはいかないか」
大きなため息と共に吐き出した。
今まで遠くから見ていてもわかるとおり、ドームは神殿の中央に高く据えられていた周りをいくつかの尖塔が取り囲みその周囲を回廊が取り巻いている複雑な構造。
しかもそれぞれの建物がどれをとってもひときわ高く、しかも周囲の建物とはかなり距離がある。
どうあがいても、屋根伝いに降りられる場所は無理そうだ。
いつもより躯ひとつ高い視点からは街全体が見渡せた。
一口に言えば赤茶けた、でもひとつとして同じ色ではない屋根が連なり、通りに沿って並ぶ。
その大通りを馬車の荷台やそれに掛かった屋根がひっきりなしに行き交っていた。
馬車の車輪の音、馬のいななき、人の声、すでに祭り気分なのか陽気な音楽までかすかに聞こえてくる。
目を閉じるとそのままあの場所まで飛んでゆけそうな気分だ。
神殿のドームの屋根に腰を下ろし、手が届きそうで届かないその光景をエミリアは飽きることなく何時間も眺めていた。
さすがに今日は下のドームを訪れる者は誰一人なく甲高い悲鳴をあげ、慌てふためく人影もない。
外には出られなかったけど、充分に自由を堪能できた。
「寒っ…… 」
小さく肩を震わせてエミリアは呟いた。
いつの間にか日が傾き、空が茜色に染まり始めていた。
真夏も過ぎ去った今、肩やデコルテのむき出しになったこの衣装ではさすがに寒さを実感する。
仕方なく、エミリアはドームの中に戻った。
「それにしても抜けてない? 」
樹木の傍らの畑に足を向け、しゃがみこんでエミリアは地面に並ぶ葉を引っこ抜く。
葉の根元にはぷっくりとした白い蕪が膨らんでいる。
何本かそれを引き抜くと、泉の脇に移動して汲み上げた水で丁寧に泥を洗い落とす。
「味がないのが難点なんだけど……
こんなことなら塩の壷でも隠しておくんだったかな? 」
言いながら口に運ぶ。
それでも、ちょうど食べごろの蕪は甘くて瑞々しくて空腹を紛らわせる役には充分だった。
「ついでに毛布も隠しておくんだった」
蕪でお腹を満たした後、木の下に移動しながらもう一度呟く。
……さすがに、誰も相手が居ないからといっても、だからというべきか口を閉ざす気になれなかった。
木の幹に背中を預けて座るとそっと目を閉じる。
ベッドも毛布もないけれど、今夜はいろんなことを全く考えずに安眠できる。
それだけは確かだった。
そんな晩は久しぶりだ。
ここへきてからそんなことは一晩だってなかった。
だからだろうか、少しだけ肌を露出した衣装のせいで冷えているはずなのに、無性に眠気が襲ってきた。
突然掛かる、背後からの声にエミリアは身を竦ませた。
「お庭にいらっしゃらないので、お探ししましたよ。
まったく、もう」
侍女が半分呆れ顔で言う。
「ごめんなさい!
でもわたし、やらせてもらえることなさそうだし……
その、少しでいいからお暇なんてもらえないかなぁ……
なん、て…… 」
焦りまくって言った言葉は少しずつ小さくなった。
「何をおっしゃっているんですか? 」
その言葉に侍女の眉がこれ以上ない程に釣りあがる。
「やっぱり、駄目? 」
「駄目も何もないんです。
いいからいらしてください! 」
女はエミリアの手首を掴むと強い力で引き寄せて引っ張ってゆく。
「ちょっと、待って!
どこへ! 」
そのあまりにも強い力にエミリアは少しだけ恐怖を覚え、悲鳴にも似た声をあげる。
「何処へではありませんよ。
巫女様にはこの後身を清めていただいて、祭りの日まで潔斎していただきます! 」
厳しい顔のまま侍女は続けた。
「そんなの、聞いてない! 」
エミリアは抗議の声をあげる。
「あら、ご説明しておりませんでしたか?
てっきり神官の誰かがご説明したとばかり…… 」
不意に女はエミリアの手首を握る力を緩めると足を止め、首をかしげた。
「申し訳ございません。
私どもには毎年のことですからついうっかり…… 」
「また? 」
エミリアは眉を顰める。
どうもここの人間は口数が少ないというか、新参の人間に優しくない。
自分たちは恒例行事で慣れたことなのかも知れないけど、こっちにしてみたら初めてづくしだ。
なのに、それに対して何の説明もない。
すべてわかりきったことのように言われて、押し付けられる。
それがどうしても納得がいかない。
そうこうしているうちに、浴室まで引きずってこられ押し込められた。
浴槽には真っ昼間だというのになみなみと湯が張られている。
「お手伝いを…… 」
「いい! 」
袖をまくって浴室の仲間で入り込む侍女をエミリアは制した。
「お願いだから、そこで待ってて…… 」
食事の準備をしてもらうことも、着替えを手伝われることも、結構慣れたけど、これだけは慣れることはできない。
花を浮かべ香油を溶かした湯船の湯に心行くまで浸かって上がると、侍女があの白い衣装を着せ付けてくれる。
「ね? 神事って今日じゃないんでしょ?
だったらいつもので…… 」
エミリアはかすかに抵抗を試みる。
こんな動きにくい衣装神事の当日その時間だけでたくさんだ。
「そうはいきませんよ。
もう神事は始まっていますからね」
少し強めに帯を締めながら侍女は言う。
次いで祈祷室に連れてこられた。
「いいですか? これから三日。
巫女様にはここで潔斎していただくことになっています。
その間誰とも接触なさいませんように」
何がどうとか細かい説明は一切抜きで室内に押し込められた。
「ね、潔斎ってなによぉ! 」
声を張り上げてドアの向こうに訊いてみる。
「潔斎は潔斎です。
いいですか? たとえドア越しでも誰かとお話になるのは禁止ですよ」
それだけ言って侍女の足音は遠ざかっていった。
「ほんっとにもう、何がどうなっているんだか…… 」
一人ぽつねんと室内に取り残されエミリアは呟いた。
どうりで礼拝堂を飾る花を切るのが早かったわけだ。
いつもなら、手入れを手伝ってくれる人影が必ずひとつや二つはあるはずの室内には誰のけはいもなかった。
「潔斎しろって言われても何をすればいいのよ」
確か付け焼き刃の知識だと、人との接触を絶ち飲食を謹んで神との対話に備えることとか……
「って、ご飯なし? 三日も? 」
訊いてみるけど、答える人間は居なかった。
「そんなぁ…… 」
こんなことになるのなら今朝と夕べと昨日のお昼と、もっとたくさん食べておけばよかった。
今更遅いとわかっていながらそう思う。
ひとつだけ良かったことと言えば、今夜からしばらく誰もエミリアのベッドに入ってくることがないということだ。
「さてっ、と…… 」
一声掛けてドアを離れた。
どうあがいても出してくれそうにないし、だったらこの三日どうやって時間をつぶすかが一番の課題だ。
本当ならただおとなしく座ってでも居ればいいのかも知れないけど、そんなの性に合わない。
泉脇の木へ駆け寄るとトーガの裾をからげ上げ、その幹へ足を掛ける。
そして、いつものとおりにやや右よりの太い枝に足を掛け手を伸ばす。
かたりと、軽い音がして天窓が開いた。
いつもなら風が通るのを実感してここで降りる。
しかし今日は……
窓枠を両手で掴むと思いっきり体重を掛け、引っ張ってみる。
「ん、大丈夫そう」
きしんだ音やたわんだ手ごたえのないのを確認してエミリアはそのまま躯を持ち上げた。
躯を折りたたみ、両手を掛けた窓枠の位置まで足を上げると、今度はそこに足を掛ける。
勢いをつけて手を離すとその場に立ち上がった。
いつものように顔だけでなく、体全体を風がなぶる。
こんな感覚を覚えたのはもう何ヶ月ぶりだろう。
エミリアは肺いっぱいに空気を吸い込んだ。
「ん~、どこか降りるとこはないかな? 」
呟いて周囲を見渡してみる。
ここを降りれさえすれば誰の目にも留まることなく神殿の外に出られそうだ。
「なんて、そう簡単にはいかないか」
大きなため息と共に吐き出した。
今まで遠くから見ていてもわかるとおり、ドームは神殿の中央に高く据えられていた周りをいくつかの尖塔が取り囲みその周囲を回廊が取り巻いている複雑な構造。
しかもそれぞれの建物がどれをとってもひときわ高く、しかも周囲の建物とはかなり距離がある。
どうあがいても、屋根伝いに降りられる場所は無理そうだ。
いつもより躯ひとつ高い視点からは街全体が見渡せた。
一口に言えば赤茶けた、でもひとつとして同じ色ではない屋根が連なり、通りに沿って並ぶ。
その大通りを馬車の荷台やそれに掛かった屋根がひっきりなしに行き交っていた。
馬車の車輪の音、馬のいななき、人の声、すでに祭り気分なのか陽気な音楽までかすかに聞こえてくる。
目を閉じるとそのままあの場所まで飛んでゆけそうな気分だ。
神殿のドームの屋根に腰を下ろし、手が届きそうで届かないその光景をエミリアは飽きることなく何時間も眺めていた。
さすがに今日は下のドームを訪れる者は誰一人なく甲高い悲鳴をあげ、慌てふためく人影もない。
外には出られなかったけど、充分に自由を堪能できた。
「寒っ…… 」
小さく肩を震わせてエミリアは呟いた。
いつの間にか日が傾き、空が茜色に染まり始めていた。
真夏も過ぎ去った今、肩やデコルテのむき出しになったこの衣装ではさすがに寒さを実感する。
仕方なく、エミリアはドームの中に戻った。
「それにしても抜けてない? 」
樹木の傍らの畑に足を向け、しゃがみこんでエミリアは地面に並ぶ葉を引っこ抜く。
葉の根元にはぷっくりとした白い蕪が膨らんでいる。
何本かそれを引き抜くと、泉の脇に移動して汲み上げた水で丁寧に泥を洗い落とす。
「味がないのが難点なんだけど……
こんなことなら塩の壷でも隠しておくんだったかな? 」
言いながら口に運ぶ。
それでも、ちょうど食べごろの蕪は甘くて瑞々しくて空腹を紛らわせる役には充分だった。
「ついでに毛布も隠しておくんだった」
蕪でお腹を満たした後、木の下に移動しながらもう一度呟く。
……さすがに、誰も相手が居ないからといっても、だからというべきか口を閉ざす気になれなかった。
木の幹に背中を預けて座るとそっと目を閉じる。
ベッドも毛布もないけれど、今夜はいろんなことを全く考えずに安眠できる。
それだけは確かだった。
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