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【第48話】鈴多
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川の流れに身を任せて移動していた与一将軍だが、傷も浅くはなかった。
このままでは流石に不味いと考えて川から上がった。
「この近くには、確か」
長年与一族に使えていた、家来の家がこの辺りなのを思い出した。
その家来の家に、隠れた。
「誰もいないか」
誰もいないどころか、家が荒らされていた。少しここで休むことにした。
傷の手当てもしないといけないがその体力も残っていなかった。
そこで与一将軍は気を失ってしまったのだった。
日が明るくなり、与一将軍は目が覚めた。1人の少年が横に寝ていた。見覚えがある、ここの家来の息子で鈴多(りんた)だった気がする。まだ7歳くらいだと思う。
「鈴多起きなさい!」
ビクッとして鈴多が起き上がった。
「お前が手当てをしてくれたのか?」
ただ傷口に布をあてただけの粗末なものだった。コクッと頷いた。
「わたしのことは、覚えているか?」
「わからない。」鈴多は答えた。
「そうか、手当てをしてくれて感謝する。とりあえず移動しなくてはな。」
「こっち!」鈴多が案内をする。
立ち上がろうとする与一将軍、しかし出血と体力低下で起き上がれない。
鈴多が手を貸す。
「すまん。」
鈴多につれられて隠し扉に案内された。
この状況について鈴多に質問をした。
「突然、兵士達がやってきて、おとうが相手をしているうちにはは様がここでじっとしておきなさいと言われた。」
隠し部屋のようで、多少は保存食も用意されていた。
与一将軍は、そこで傷の手当てをした。鈴多には、おとうの仲間だと話して安心させた。
そして少し眠ることにした。
鈴多も横になり、ぴったりと引っ付いてくる。まだ幼子だから寂しかったのだろうと与一将軍もそのままにした。与太郎もこのくらいの時があったと懐かしく思った。
状況はかなり厳しい。鎖国派の主要なメンバーは捕らえられているだろう。ここまで強硬な態度に出るとは思わなかった。
鎖国派の主要メンバーがいないとなると国が機能しなくなる。それでもやったということはシャイブ大臣は、この国のことなど考えていないのが明らかだった。
トルゴラムの属国になるつもりであろう。不味いな。この危機をどうにかする鍵は、避難民、智世様そしてあの剣帝とも呼べる存在のクルミ殿しかおるまい。
翌朝、鈴多に手紙を送ってくるようにお願いして更に、洋服も買ってくるように頼んだ。
鈴多はしばらくして戻ってきたが、手に何か持っていた。
「見せてみなさい。」
鈴多が渡す、そこには与一将軍の顔が書かれており賞金がかけられていた。さらに鎖国派を明日、処刑すると書かれていた。
「はは様殺されるの?」
「大丈夫だ。助けが必ずくる。
与太郎と言って息子が兵を引き連れて来ている。」
「助かるの?」
「そうだ。」
その時、外で物音がした。
「与一将軍!隠れているのは分かっている!大人しく出てこい。」
鈴多がつけられたか、仕方ない。
身体は回復はしていないが最後まで抵抗すると決めていた。
「鈴多、またここに隠れていなさい。与太郎というわたしの息子を探しなさい!」
鈴多は、与一将軍の服を離さない。仕方ない。
ボスッ。
気絶をさせた。逃げ延びてくれるのを祈るばかりだった。
扉を蹴破った。
「このわしを簡単には止められると思うなよ!!」
兵士達に斬りかかった。
このままでは流石に不味いと考えて川から上がった。
「この近くには、確か」
長年与一族に使えていた、家来の家がこの辺りなのを思い出した。
その家来の家に、隠れた。
「誰もいないか」
誰もいないどころか、家が荒らされていた。少しここで休むことにした。
傷の手当てもしないといけないがその体力も残っていなかった。
そこで与一将軍は気を失ってしまったのだった。
日が明るくなり、与一将軍は目が覚めた。1人の少年が横に寝ていた。見覚えがある、ここの家来の息子で鈴多(りんた)だった気がする。まだ7歳くらいだと思う。
「鈴多起きなさい!」
ビクッとして鈴多が起き上がった。
「お前が手当てをしてくれたのか?」
ただ傷口に布をあてただけの粗末なものだった。コクッと頷いた。
「わたしのことは、覚えているか?」
「わからない。」鈴多は答えた。
「そうか、手当てをしてくれて感謝する。とりあえず移動しなくてはな。」
「こっち!」鈴多が案内をする。
立ち上がろうとする与一将軍、しかし出血と体力低下で起き上がれない。
鈴多が手を貸す。
「すまん。」
鈴多につれられて隠し扉に案内された。
この状況について鈴多に質問をした。
「突然、兵士達がやってきて、おとうが相手をしているうちにはは様がここでじっとしておきなさいと言われた。」
隠し部屋のようで、多少は保存食も用意されていた。
与一将軍は、そこで傷の手当てをした。鈴多には、おとうの仲間だと話して安心させた。
そして少し眠ることにした。
鈴多も横になり、ぴったりと引っ付いてくる。まだ幼子だから寂しかったのだろうと与一将軍もそのままにした。与太郎もこのくらいの時があったと懐かしく思った。
状況はかなり厳しい。鎖国派の主要なメンバーは捕らえられているだろう。ここまで強硬な態度に出るとは思わなかった。
鎖国派の主要メンバーがいないとなると国が機能しなくなる。それでもやったということはシャイブ大臣は、この国のことなど考えていないのが明らかだった。
トルゴラムの属国になるつもりであろう。不味いな。この危機をどうにかする鍵は、避難民、智世様そしてあの剣帝とも呼べる存在のクルミ殿しかおるまい。
翌朝、鈴多に手紙を送ってくるようにお願いして更に、洋服も買ってくるように頼んだ。
鈴多はしばらくして戻ってきたが、手に何か持っていた。
「見せてみなさい。」
鈴多が渡す、そこには与一将軍の顔が書かれており賞金がかけられていた。さらに鎖国派を明日、処刑すると書かれていた。
「はは様殺されるの?」
「大丈夫だ。助けが必ずくる。
与太郎と言って息子が兵を引き連れて来ている。」
「助かるの?」
「そうだ。」
その時、外で物音がした。
「与一将軍!隠れているのは分かっている!大人しく出てこい。」
鈴多がつけられたか、仕方ない。
身体は回復はしていないが最後まで抵抗すると決めていた。
「鈴多、またここに隠れていなさい。与太郎というわたしの息子を探しなさい!」
鈴多は、与一将軍の服を離さない。仕方ない。
ボスッ。
気絶をさせた。逃げ延びてくれるのを祈るばかりだった。
扉を蹴破った。
「このわしを簡単には止められると思うなよ!!」
兵士達に斬りかかった。
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