500年後転生、美少女としてやり直し王子に拾われる。

ポッポ

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【第49話】久遠

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与一将軍は、持てる力の限り暴れまくった。

「援軍を呼べ! グワッ」

また1人斬り捨てられた。
剣を頼りに立ち向かうのは、久しぶりだった。

応援の兵が駆けつけてきた。
この場を離れなければ鈴多が見つかるかもしれないと考えて、じわりじわりと移動を使用と考えていたところ応援の兵のなかに強敵を見つけた。

「与一将軍、久しぶりだな。」
「富士の至宝、久遠(クオン)殿か。」

目の前に立つ男が富士の国最強と呼ばれる剣士だった。
赤い髪、30代後半、野獣のような体つきで目付きも鋭かった。

「その剣は!!  神剣草薙か?」
「あぁ  大臣からな。」

クルミのかつての剣を久遠は持っていた。

「試し相手になってもらう!」

剣を構えた。与一将軍は先手で仕掛けた。

キン、キン
数度打ち合う。そして、決着がついた。

「くぅ」
「かなわんか。その剣にふさわしい者がもうじき現れるから楽しみに・・・」

与一将軍が倒れた。無数の傷跡がついていた。

久遠は腕に少し傷をおった。

「さすが、久遠様。傷が!!」
兵士長が声をかけてきた。

「大丈夫だ。後は任せた。」

「ハッ!」

「なんだこのガキは?」

兵士達が騒ぎ出す。鈴多が棒を振り回して、与一将軍のもとに向かってきたのだった。

兵士に棒をはじかれ飛ばされる。

「あぶねぇなぁ。このガキは!」
剣で斬り捨てようとした兵士を別の兵士が止めた。

「おい!ガキは金になるだろうが!」

奴隷として、売りさばくつもりのようだ。

「おい、その子供はおいていけ!」久遠が兵士に声をかけた。

「久遠様、それはないですよ。見つけたのは俺ですよ。」
兵士が抵抗する。

「おい」
兵士長が兵士に命令するよりも早く久遠が動いた。

兵士の首もとに剣を当てる。
「ひぃっ」

「この剣が、あまり馴染まなくてな、試し斬りに使いたいのだがお前でもいいぞ。」

兵士は腰を抜かした。

「どうぞお好きに!」
兵士長が答えた。

久遠は、鈴多を連れてその場を離れた。

「お前、助かったな。久遠様は強さを求めることのみしか考えてない危険な人だぞ!」
兵士長が、兵士に説明した。


久遠が鈴多を連れて、人目が少ないところに移動した。

鈴多を投げ飛ばす。

「イッ」
鈴多が目を覚ます。久遠を睨みつける。久遠は気にもしない。

「与一将軍の息子を知っているか?」

「与太郎様」

「その者を呼んでこい!」
与一将軍の小太刀を投げた。

「久遠からと伝えろ。」

それだけ言うとその場を去っていった。

鈴多は、その後ろ姿をしばらく眺めてその場から走り出した。



その頃、クルミ達は後半日で富士の国に着くところまでやって来ていた。

交渉の日時は明日だった。少し早く到着して情報収集をしたいとフリードが言ってきたのだった。

なので、移動速度を上げて1日前に近くまで到着したのだった。

「ここで、偵察に向かいたいんだけど・・・」

「わたしが!」「おれが!」
「あたしも!」

フリード、ローマン、アリスが行きたいと行ってきた。

「アリスはダメに決まってるでしょ!」
ドレドラスが睨んでる。後で面倒だからすぐに止めた。

「今回は、偵察したいて言った、フリードお願い!」
「ハッ喜んで!」

ローマンが悔しそうだった。しかし魔法も使えるフリードの方が役に立つのだった。

そして、親衛隊から10名選抜した。周辺も偵察してもらうためだった。

5名を街の聞き込みに、5名は同行して調査を行うことにした。

クルミも探索魔法を周囲に展開した。そして、【妖精召喚】唱える。

3人の妖精が来てくれた。水が2人、風が1人だ。

フリードも独自に火の妖精をフィーを呼び出した。
「クルミ久しぶり!」
「フリードはどう?いじめられてない?」
フリードが侵害だと顔をしている。

「ちゃんとお金くれるよ!」
フィーが答えた。

「お金でフリードから、マッチ買ったの~  これ火がつくんだよ!」

妖精のバックに入っているマッチを見せた。

「そう・・・」
フリードをジト目で見てしまった。

「フィーが満足してるのならばいいでしょう!」
言い訳をしている。

まぁそれもそうだ。ここは流すことにした。

「そしたら、ローマンに1人・・・」
と言おうとしたらローマンも既に妖精と契約をしていた。

「えっ出来るようになったの?」

「これは、フィーのおかげです。」

「フィーの友達、風のタルタルだよ。お金もらえるよって連れてきたの。」

「よっ!」タルタルが挨拶をした。

なんとローマンもお金で協力をお願いしてるらしい。1日1Gだそうだ。だから1Gでは何も買えないのに・・・

妖精が嫌がってないからそのままにした。妖精は怒らせると怖い。
なので本人が満足しているなら何も言わないことにした。

【妖精交信】【妖精の加護】が使えるから良かった。

「少なくとも明日の朝には戻ってくるから、何かあったら連絡をいれてね!」

「分かりました。クルミ様お気をつけて!」

ローマンに伝え、富士の国へと調査に向かったのだった。
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