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【第61話】トルゴラム進軍
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ドレドラスからのアドバイスもあり、クルミはジークが滞在する予定の避難民の街へ向かうことにした。
「それで、こっちをどうするかという話になるんだけど。」
「そうですね。クルミ様が行かれるのであればこちらを手厚くする必要がありますね。」
フリードは嫌そうな感じで話し始めた。
「本来ならクルミ様について行きたいのですが、富士の国の方を手厚くすべきだと思います。ローマンと私もこちらに残りましょう。」
「お願い。」
クルミはそう言うしかなかった。富士の国で行われる、アリス知世としての式典が一番狙われやすいと考えられたからだ。本来ならクルミも残る方が良かったのだと思う。
「クルミ様の御心のままに動かれて下さい。」
ローマンがフォローをしてくれた。
「こちらの戦力に協力してくれそうなセオド殿とドレドラス殿の竜神王国の支援部隊。それからライゲン将軍ですかね。」
多少の戦力にはなりそうだと思った。
クルミは、頭の中に一人の人物が浮かんだ。
「わかった。悪いけどすぐにでも出発をしたいの。それとギルドに鈴多の家来がいるみたいだから、ギルドにも依頼してみて!」
「出発の準備は出来ております。親衛隊より精鋭を50名用意しました。ギルドの件も鈴多の家来ですか・・・依頼しておきます。」
「助かる。」
流石のフリードで助かる。私の気持ちを分かって更に準備まで、心から感謝した。久遠の件も上手くやってくれるだろうと思う。
「フィー、タルタル交信はお願いね!」
『オーー!』
フリード、ローマンについてる妖精がやる気を見せてくれている。待遇がいいのが分かる。
フィーは火の妖精。クルミが呼び出したのだがフリードが1日1Gという低賃金で契約してしまったのだ。
タルタルも風の妖精で同じような条件でローマンと契約してしまった。
フリードがフィーにお願いして、妖精を紹介してもらい今では複数の契約者がいるとのこと。
「クルミ見てーー!」
フィーがローソクを見せてきた。この前はマッチ。次はローソク騙されやすくて心配になってきた。
クルミは良かったねとだけ伝えた。
急ぎ準備してジークのもとに向かうのだった。
その頃、ジークは避難民の街を視察していた。タマ婆さんが案内をしてくれた。クルミとの中を気にしているようだった。
「クルミさんとは、しきたりでクルミさんより強くないといけないんです。今は修行中です。」
タマ婆さんに説明した。街の女性陣はこれは無理だと諦めて、クルミとジーク王子を応援することにしたようだ。
クルミへのプレゼントをジーク王子に勧めている。
「クルミさんこっちに向かってるんですよね?」
メリットがシャオに話した。
「こちらも戦力的には厳しいですからの。」
シャオは厳しい顔をして周囲を警戒している。
今回もラルセット公国からの護衛は最小人数しかいない。まだ信頼できる人の数が少ないのも原因だった。
その日の夜、事態が急変した。
「トルゴラムの軍隊がこちらに向かってきています!」
ジーク王子のもとに報告が届いた。
「まずは、街の人達を避難させてください!」
ジークが指示を出す。兵士達が動き出す。
「相手の人数はどのくらい?」
メリットが兵士に聞いた。
「暗くて正確には分かりませんが、2000人以上はいるようです。」
「こちらは500人くらいですよね。」
ジークがシャオに尋ねた。
「実際に戦えるものはその中でも300人くらいだと思います。」
戦力差としては厳しい状況だった。
「避難することがいいかと思います。」
シャオはジーク王子に進言した。
メリットも同意見だった。
「街の人達は急いで避難をさせて下さい。ラルセット広告で受け入れます。しかし追いつかれる可能性が高いので、ここで足止めが必要です。」
「そうですな。」
シャオは考え込む。2000なら何とかなるがそれ以上だと厳しいな。
「足止めは私がします!」
ジーク王子が名乗り出た。
多くの兵士達が反対する。
それでもジークは譲らなかった。
クルミさんの作った街を守りたいと決意を強くした。
精霊更新でクルミにも連絡をした。そして、竜神王国の部隊にも連絡をしてもらった。
どちらも半日以上はかかる距離だった。しかし半日耐えれば何とかなる可能性もあった。相手が2000人程度だったらだが。
シャオの考えはあたっていた。
敵はその後にも続いており2万の大軍だった。
最悪の半日になるのであった。
「それで、こっちをどうするかという話になるんだけど。」
「そうですね。クルミ様が行かれるのであればこちらを手厚くする必要がありますね。」
フリードは嫌そうな感じで話し始めた。
「本来ならクルミ様について行きたいのですが、富士の国の方を手厚くすべきだと思います。ローマンと私もこちらに残りましょう。」
「お願い。」
クルミはそう言うしかなかった。富士の国で行われる、アリス知世としての式典が一番狙われやすいと考えられたからだ。本来ならクルミも残る方が良かったのだと思う。
「クルミ様の御心のままに動かれて下さい。」
ローマンがフォローをしてくれた。
「こちらの戦力に協力してくれそうなセオド殿とドレドラス殿の竜神王国の支援部隊。それからライゲン将軍ですかね。」
多少の戦力にはなりそうだと思った。
クルミは、頭の中に一人の人物が浮かんだ。
「わかった。悪いけどすぐにでも出発をしたいの。それとギルドに鈴多の家来がいるみたいだから、ギルドにも依頼してみて!」
「出発の準備は出来ております。親衛隊より精鋭を50名用意しました。ギルドの件も鈴多の家来ですか・・・依頼しておきます。」
「助かる。」
流石のフリードで助かる。私の気持ちを分かって更に準備まで、心から感謝した。久遠の件も上手くやってくれるだろうと思う。
「フィー、タルタル交信はお願いね!」
『オーー!』
フリード、ローマンについてる妖精がやる気を見せてくれている。待遇がいいのが分かる。
フィーは火の妖精。クルミが呼び出したのだがフリードが1日1Gという低賃金で契約してしまったのだ。
タルタルも風の妖精で同じような条件でローマンと契約してしまった。
フリードがフィーにお願いして、妖精を紹介してもらい今では複数の契約者がいるとのこと。
「クルミ見てーー!」
フィーがローソクを見せてきた。この前はマッチ。次はローソク騙されやすくて心配になってきた。
クルミは良かったねとだけ伝えた。
急ぎ準備してジークのもとに向かうのだった。
その頃、ジークは避難民の街を視察していた。タマ婆さんが案内をしてくれた。クルミとの中を気にしているようだった。
「クルミさんとは、しきたりでクルミさんより強くないといけないんです。今は修行中です。」
タマ婆さんに説明した。街の女性陣はこれは無理だと諦めて、クルミとジーク王子を応援することにしたようだ。
クルミへのプレゼントをジーク王子に勧めている。
「クルミさんこっちに向かってるんですよね?」
メリットがシャオに話した。
「こちらも戦力的には厳しいですからの。」
シャオは厳しい顔をして周囲を警戒している。
今回もラルセット公国からの護衛は最小人数しかいない。まだ信頼できる人の数が少ないのも原因だった。
その日の夜、事態が急変した。
「トルゴラムの軍隊がこちらに向かってきています!」
ジーク王子のもとに報告が届いた。
「まずは、街の人達を避難させてください!」
ジークが指示を出す。兵士達が動き出す。
「相手の人数はどのくらい?」
メリットが兵士に聞いた。
「暗くて正確には分かりませんが、2000人以上はいるようです。」
「こちらは500人くらいですよね。」
ジークがシャオに尋ねた。
「実際に戦えるものはその中でも300人くらいだと思います。」
戦力差としては厳しい状況だった。
「避難することがいいかと思います。」
シャオはジーク王子に進言した。
メリットも同意見だった。
「街の人達は急いで避難をさせて下さい。ラルセット広告で受け入れます。しかし追いつかれる可能性が高いので、ここで足止めが必要です。」
「そうですな。」
シャオは考え込む。2000なら何とかなるがそれ以上だと厳しいな。
「足止めは私がします!」
ジーク王子が名乗り出た。
多くの兵士達が反対する。
それでもジークは譲らなかった。
クルミさんの作った街を守りたいと決意を強くした。
精霊更新でクルミにも連絡をした。そして、竜神王国の部隊にも連絡をしてもらった。
どちらも半日以上はかかる距離だった。しかし半日耐えれば何とかなる可能性もあった。相手が2000人程度だったらだが。
シャオの考えはあたっていた。
敵はその後にも続いており2万の大軍だった。
最悪の半日になるのであった。
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