姉より可愛い弟なんて存在する筈がない

tohalumina

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俺の友人達は問題がありすぎる件4

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(駄目だ。早く話を聞きたいけどこりゃ当分使い物にならないな)

 流音を見続けていた楽斗は、そう確信した。

 頭を抱えてから五分は経っているはずなのだが一向に流音が立ち直る気配はなく、むしろさっきより酷い状態になっている気がしたのだ。

(早く立ち直ってもらわないと放送聞かれそうでイヤなんだが、無理矢理学校から出そうとすると逆に怪しまれそうだな......仕方ない。もう少し待つか)

 楽斗は、落胆の息を吐いて壁に腰を掛けた。そして慣れた手つきで携帯を開く。目的は勿論、暇潰し......ではなく、友人達の返信を確認することだ。

(姉さんのはさっき開いたからな、メールが最新の順に開くか)

 余談だが、楽斗は友人毎にフォルダを作っているため、いわゆるコミュニケーションアプリと同じように、誰が何件送ったか分かるように設定している。
 そんなめんどくさいことしないでコミュニケーションアプリを使えよ!と、思う人もいるかもしれないが、ここで忘れてはいけないのは楽斗の友人達がイレギュラー要素をバンバンと詰め込んだような存在だということだ。
 どういうことが率直に言うと、奴等の半分はコミュニケーションアプリをインストール出来ない世代前の携帯━━━所謂ガラケーを愛用しているからメールでしかやり取りする方法がない。
 何故愛用しているかは楽斗にも知らない。この学校の十不思議ってやつだ。

 ━━━普通は一つの学校にあるのは七不思議。と、言われているのだが、この学校では七不思議ではなく、十不思議と言われている━━━

(さて、姉さんの前は......宗吾か)
 フォルダに掛かれた差出人を見た楽斗はメールが1件だったことに何故か若干喜びを覚えながら、メールを開いた。

【from】ohtorisougomitigahoshi@abcd.mail.ne.jp
【件名】ふはははは
【本文】楽斗、お前の誘いは素直に嬉しい。しかし、何故今日誘ったのか理由が分からない。だから俺はこう推測した。誘わなければ、俺を校門に呼ばなければいけない事態があるのだと!校内で何かが起きるのだと!つまり、未知!あぁ。俺の頭が未知で満ちていく。未知満ちていく。すまないが俺は未知を体験するため、お前の意に反して校内に残ることにした。アディオス!

「死ねぇぇぇぇ!!!」

 楽斗は、今すぐにでも携帯を地面に叩きつけたい衝動を必死に抑え、代わりに怒声を発した。

「はぁはぁはぁ......なにがアディオスだ!ふざけんじゃねぇよ!!!次あったらぶっ殺す!」

 一方、流音は......まだ頭を抱えていた。
「立ち直るの遅すぎだろ......まぁいい。次だ次」

 次のメールの送り主は大毅で、こちらもメールは1件だったが、沸き上がる怒りのせいか、さっきみたく喜びを感じられなかった。

 とりあえずメールを開く。 

 そこには流音や宗吾みたいに何行も並べた文ではなく、一文だけが簡素に書いてあるだけだった。

【本文】断る

「......ははは」
 乾いた笑いが込み上げてくる。
 確かにこれは大毅らしい文だな、と。

 一文で断られると長ったらしく断られるよりも諦めがつく。......ついてはいけないのだが。

 気を取り直して、次の差出人、菫《すみれ》のメールを開く。

【件名】んー( ・◇・)
【本文】がっくんがメールなんて珍しーねΣ(´□`ノ)ノ!何か裏があると見たよ(゜∇^d)!!って、ことで私は帰宅途中だったけど今すぐ学校に戻ることにするよヽ(・∀・)ノいやー何があるか楽しみですなー(^-^)v

 楽斗の肩が怒りでプルプルと震える。それに応じるように携帯を持つ手も当然ながら震える。

「......殴りたい。百発殴りたい。菫にメールを送ってしまった過去の自分と菫を殴りたい。この顔文字見てるとイライラするぅぅ!!」
 爆発寸前な怒りを唇を強く噛み抑える。

「次は誰だよ......」

 もはや気力が無くなった楽斗は、次の差出人を見て、絶句した。 

【件名】私だ私!
【本文】はっはっは。私にメールを送るなんて失敗したなプリティーガール。案ずるなあと二十分くらいで準備は終わる。バッチリ決めてやるから任せておけ

 差出人は圭子だった。
 いや、そんな事よりも

「に、二十分だと!?これ送られたのがええっと......十七分前だから......あと三分!?」

 こうしちゃおられない。あと三分で校舎に残る問題児達を外に出さなければならないのだ。

「いくぞ!」
「えっ、え?」

 連中がいる場所は分かっている。まだ、探していない場所。それは屋上しかない。
 楽斗は頭を抱えている流音の手を引っ張り廊下を駆け出した。



「ねぇ、ちょっと!!」
「......」
「ねぇってば!」
「......」
「話を聞けぇぇぇぇ!!」
「ごへッ!何で殴るんだよ!」

 楽斗は殴られた腹をさすりながら半泣きで怒った。

「あなたが話を聞かないかよ」
「だからって言って殴ることはないだろ!って、あぁぁぁ!!時間が時間がぁぁぁ!!」

 悪そびれもなくそう言い張る流音に少なからずイラッときたが、廊下に掛けてあった時計を見て、こんなことしてる場合じゃないと殴られた拍子で離してしまった流音の再び手を握った。

「だから握るな!理由を話して!手も離して!話して離して!」
「上手いこと言っているつもりかもしれんが、全然上手くないからな?
 って、今はそんな事してる場合じゃないんだよ!あとで話すから大人しく付いてこい!」
「何よそれ......はぁ......分かった。あとできっちりと話してもらうからね。......自分で走れるから手は離して。離せ!」

「はいはい了解離しますよ。━━━じゃあ急ぐぞ?走れるよな、付いてこいよ?」
 楽斗はそう言って自分が持てる力すべてを振り絞り、文字通り全力疾走で廊下を駆け抜けた。

「あーあ。何で私、風紀委員なのに廊下走ってるんだろな」
 当然のように隣を走っている流音が毒づく。

(いや、これ俺の全力なのに何故追い付けるんだよ......)

 息も切らさず、ピッタリと横に付いてくる流音を見て、男としての自信を無くす楽斗。

 二人は同じぐらいのスピードで、端から見れば仲良さそうに、本人達から見ればイライラと怒りを溜めながら走った。
 
 

「よう。楽斗、よくここが分かったな」
「はぁはぁ......閉めたはずの屋上の鍵が開いていたら誰かいるって分かるだろうが」

 屋上に着いた楽斗は、本日何度息を荒げたんだろうと考えながら、にこやかに挨拶してきた宗吾を一睨みする。
 予想通り屋上には宗吾の他にも大毅や菫、そして真愛がいた。

(そう言えば真愛のメールだけ見てなかったな)
 てっきり素直に校門に向かってると思っていた真愛がここにいたことで、メールを見てなかったことを思い出し食いやむ。

「......で、私を屋上に連れてきた理由は何なのよ」
「元々こんなところに連れてくるつもりは無かったんだけどな━━━」
 
(こうなったのも言うことを聞かないお前らのせいだ。どうするんだよこれ。
 確か屋上にも放送機器って設置されてたよな。壊すか?いや、そんなことしたら俺が問題児扱いされてしまう。だからと言って時間はないし。いっそここから飛び降りてくれればいいのに」
 
 唖然、絶句。そして静寂。
 
 しかし、それも少しの間で、
「は、はぁぁ?あなた何言ってるか分かってるの?」
 と、頭に青筋を浮かべながら怒る流音。

「つ、つまり私たちに死ねと言ってるのですか?えっえっ、私嫌われるようなことしましたっけ......」
 と、涙目でおろおろする真愛。

「ば、ばかな。親友だと思っていたのに、俺達親友だったはずなのに!」
 と、地面に倒れ込む宗吾。

「ぎょえー。なんだなんだなんですか?新星のサイコパスの登場ですか!!」
 と、意味の分からない単語を並べ、何故か死ねと言われているのにも関わらず目を輝かせる菫。

「流石にオレも理解ができんぞ」
 と、苦笑する大毅。

 そんな中、当の本人である楽斗は顔を真っ青にしていた。
(あれ?今俺声に出してた?声に出してたぁぁぁッ!?)

 恐る恐る周りを見る。

 殺られるなら先に殺ってしまえと戦闘モードに入っている流音。
 怯えた目付きでこちらを見る真愛。
 絶望に満ちた表情で落ち込んでいる宗吾。
 相変わらずクールな大毅。
 菫に至っては何故か荒ぶる鷹のポーズを決めていた。

 下手に触ると危なさそうだが(菫は触らなくても危ない)このままだと大毅を除く四人との関係が変わってしまいそうだ。どうしたものかな
 と、楽斗は考え━━━━刹那。

『ピンポンパンポン!』

(しまったぁぁぁぁ!忘れてたぁぁぁ!)

 放送機器から破滅の音が鳴り響いた。

『━━━はっはっは。ただいまマイクテストマイクテスト中。
 って、あれ?何か調子がおかしいな。......すまないが、町内の皆さん、暫しお待ちあれ。あと十分もあれば直せるはずだから、十分後再度放送をかける。その時まで一大発表を楽しみにしておけ━━━』

 そう言い残し放送は切れた。
 
 とてつもなく嫌な予感がする。時間的に猶予が出来たことは嬉しいが嫌な予感しかしない。特に学校の皆さんと言ってないところが怖すぎる......。

「あれ?これって圭ちゃんの声じゃない?」
「ホントだー、確かに圭の姉御の声だねー」

 真愛の確認するような疑問に肯定する菫。

「町内?学校の皆さんじゃなくてか?」

 その一方で大毅が楽斗と同じようなことを考えたらしく、小さな声で呟き、今となってはもう古いガラケーを触り始めた。

「圭子、ちゃんと許可とったのかしら」
「未知だな!」

 また自分の仕事が増えるのではないかと頭を悩ます流音の言葉に反応するように宗吾が叫ぶ。

(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ)

 今がマイクテスト中ということはもうすぐ放送という名の公開処刑が始まってしまう。今すぐにでも扉を壊してでも止めたいが、自ら問題児と呼ばれる行為はしたくない。
 そのため楽斗は、どうやって理由を話さず、コイツら問題児達に扉を壊させるか、と言ったゲスい事を考えていた。


「......マジかよ」

 突如漏れた呟きに全員の視線が集中する。
 呟きを漏らした本人、大毅がその視線に気づいたようで、苦笑しようとして失敗した。

「どうした、大毅?」
「大くんが驚くなんて珍しいね。何かあったの?」

 その珍しい表情に、皆が注目する。

「実はな......いや、説明するよりも見た方が早いな。これを見てくれ」

 顔をしかめながら、バッと大毅が手に持っていたガラケーを皆に提示した。
 そこに写っていたのはSNSのツイートで、楽斗達の住んでいる町の物だった。

『何かさっき変な放送流れたんだけどw一大発表ってなんぞやw』
『放送事故かなぁ?』
『放送局ハックされたらしいぞwww犯人はまだ不明らしくて顔面蒼白でワロチwww』

 サァー、と全員の顔が青ざめていく。

「これ、もしかして圭の姉御がやったのかなー?だとしたらやばくない!?」
「あのバカ、ハッキングしやがった。フツーに犯罪だぞこれは!」
「どうするのよ。幸い今はまだ犯人バレてないらしいけど、その一大発表ってやつでバレるかも知れないわね。そうなったら今までみたいに揉み消すことが出来なくなるから、停学は間違いなく食らうでしょうね」

(ハッキングか......通りで放送準備に二十分もかかったわけか。あいつにしては放送準備が長いと思ったがそういう事だったのかよ)

 ざわめきだす屋上。
 だが、楽斗は一人納得したように頷き、ニヤリと笑った。

 これはチャンスだ、と。神がくれた千載一遇のチャンスだと。

「ねぇ、どうするの?やばくないやばいよ?」
「どうしようもないだろ、方法が見つからないし、ハッキングしたという事実は変わらないだろ」
「だけど......だけどぉぉ」
「お前ら落ち着けよ。皆放送事故だと思ってる今ならまだ間に合うんじゃねぇか?だったらやることは一つじゃねぇか。放送室に乗り込むぞ!」

 白々しく演技がかった声で提案を出す楽斗。急展開すぎて明らかに怪しいが、生憎、ここにはそれに気づく者はいなかった━━━

「それ、いいアイディアじゃん!でかしたがっくん!」
「停学を避けるためにはそれしかないわね」
「でも、鍵が掛かってるかもだよ?どうするの?」
「その時はドアをぶっ壊せばいいだけのことだろ。何の問題もないさ」
「そうだな。こうなった以上やるしかなさそうだし、未知もありそうだし......よし、やるか。さぁ、今すぐ乗り込むぞ!」
「「「おー!」」」

 ━━━むしろ、全員が乗ってきた。

「お、おー!」
 
 ガッツポーズを決める友人達に遅れをとりながらも、慌てて同じようなにガッツポーズを決める楽斗。

(こうも乗ってくると何かペース狂うな。......まぁいい。扉を壊すのは大毅か宗吾がやってくれそうだし、作戦成功だ)

 かくして、放送室奪還作戦が始まった。
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