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天然か、策略か⑥

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「ここもう、ヌルヌルなんだけど。
 千尋さんって、結構えろかったんだね」

 下着に手を入れて、秘所を直接弄りながらの言葉攻め。
 すると彼女はまたしても子供みたいに、左右に激しく首を振った。

「良いんだよ?千尋さん。
 俺の前では、やらしくなっても」

 少し触っただけなのに既にそこは熱を持ち、まるで俺の指を誘うみたいに蜜を溢れさせていた。

 まだ恥ずかしさの方が勝っているのか、こんなにも乱れながらも頑なに気持ちいいと認めようとしない彼女に思い知らせるために、更に激しく指を動かして、室内に卑猥な水音を響かせてやった。

 俺の指先から逃れようと、彼女の腰が揺れる。
 だけど上から跨がることで、そんなささやかな抵抗すらも奪った。

 完全に潤い、蕩けきったタイミングで指を彼女の中に侵入させ、弱点を探った。

 そして指を少し曲げて、浅い所を擦り上げた瞬間、彼女の体が一際大きく跳ねた。

「......ここ?」

 その答えなんて聞かなくてももう分かっていたけれど、ニヤリと笑って耳元で囁いた。

 そこを突くと彼女の内側は更に熱く火照り、指を蠢かせる度、俺に甘えるみたいにきゅっと指を締め付けた。
 
 それがあまりにも可愛くて、愛しくて。
 息を乱しながら俺に必死にすがり付く彼女に、執拗なくらい卑猥な攻めを施した。

 年齢の割にあまり経験がないらしい千尋さんは、中よりもさっきまで可愛がってあげていた小さな肉芽の方が敏感なようだったから、そこにも指を添え、内と外、その両方を悪戯し続けた。
 
 徐々に弱くなる、抵抗。
 蕩けそうな表情のまま瞳を閉じて、快楽に溺れる小さく華奢な体。

 それに気を良くした俺は更に激しく攻め立てて、初心な彼女をこの日一度目の絶頂へと導いた。
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