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4.迷宮都市ルグランジ(再び)
4-16.
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ディランがウチに来てから一カ月が経過した。
教会と学校が完成し運営も軌道に乗った頃、俺はギルドを訪問した。
ギルドの入口をくぐると、やはりと言うべきか雰囲気が悪い。
周りの見る目がピリピリと来やがる。
そういえば今日は女装、じゃなかった。普通にドレスを着ている。
実家から直接来たため、単に男装装備が食堂にしかないからだ。
それで騒がれているのかと思いきや、どうもそうじゃない。
奴らの見る目が獲物をを見るそれになっている。
俺、何かやらかしたか?と眉をひそめてしまった。
受付嬢のねーちゃんに声をかけても、すぐに引っ込んでギルド長を呼ぶ。
俺と話したくねーのかよ!と、少し怒りを覚えてしまった。
どうせなら、おっさんよりねーちゃんと話たいものだ。
そして、中に通され、ギルド長との面会と相成った。
「カロリーナ様、お久し振りでございますな」
「ああ、元気だったか、えーと、名前聞いてなかったな」
「ゲルドですよ、ですがギルド長と呼んでもらって結構です」
「まぁ、挨拶に来ただけで特段、用はないんだが、ここはいつも以上に雰囲気が悪いな、何かあるのか」
「ああ、気にしなくても結構ですよ、ちょっと勇者が変な事を言い出して」
その言葉に俺は背筋を舐められたようにゾクゾクとした感覚が込み上げていた。
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!マジなんなんだよ、アイツは!
なんでこの町にきてるんだよ!
「何を……言い出したんだ」
「どこかでカロリーナ様の事を聞いた様で、貴女様に懸賞金をかけています」
「いくらだ?」
「20ゴールド」
奴にそんな財力があるのか甚だ疑問だ。
誰かがスポンサーにでもついてるのだろうか?
少し疑問なのだが、どうして俺に固執するのだ?
強さか?いやいや、トータルで言えば前世の方が強いハズだ。
魅力か?ないな、こんな幼児体形のどこがいいんだ、アイツの周りの女の方が段違いに魅力的だ。
財力か。うむ、少なくとも公爵家には魅力的な財力がある。そういう事か…。
「下手をすれば、迷宮内で襲撃される可能性もあるだろう、シルバー1位と言えど危険だ。暫く入らない方がいい」
そう、俺は迷宮3フロア目をクリアした時、シルバー1位に上がった。
パトロネス・ランクも512と中々そだった、やはりボスのソロ討伐2回が効いたのだろう。
コアは序盤に遭遇して以来見つかってない。
そのせいで素材の売り上げもしけたものだった。
「勇者がしている事というのは、懸賞金だけか?」
「いや、それが、君の食堂の方にもちょっかいを掛けているらしい」
「──今、なんと言ったか」
俺に直接ちょっかいかけるならまだしも、あの食堂の子達は身寄りがない。
そして全員が養子縁組対象だが、それを都合よく解釈された訳だ、まるで人身売買斡旋所とでも思ったのだろう。
だが、ウチの審査は簡単ではない、住所不明の者にウチの子との縁組はできないようになっている。
それでどうにか追い出したらしいが、食堂に通っては口説き続け、さらには一軒家を借りたらしい。
それで住所が出来た所で、所得が無ければ話にならなん。
さすがにこの件は、俺も黙って見過ごす訳にはいかなかった。
「ところで懸賞の条件は、生死問わずか?」
「いや、生け捕りだ、説得して連れて来れるならそれでもいいそうだ」
「へぇ………じゃあさ、ギルド長……いや、ゲルド──」
ちなみにギルドにすら一般人に対する懸賞金システムなんてものは無い。
勇者が勝手に張り紙を町中に貼って、呼びかけただけの話だ。
*
「本気で、こんな事するんですか?」
「いやいや、20ゴールドだぞ、俺が1フロアクリアした時より大金だぞ」
「公爵令嬢ならお金もってるでしょうに」
「いいや、親の金は親の金、俺の金は俺の金だ。親に金で借りを作りたくない」
「どうしてそこまで……」
「にしても、似合ってるじゃないかその服装」
「ちょっと無理がありますがね」
「いやいや、良い感じにチンピラ臭がしてて、若返った感じがするぞ」
「はははは………」
教会と学校が完成し運営も軌道に乗った頃、俺はギルドを訪問した。
ギルドの入口をくぐると、やはりと言うべきか雰囲気が悪い。
周りの見る目がピリピリと来やがる。
そういえば今日は女装、じゃなかった。普通にドレスを着ている。
実家から直接来たため、単に男装装備が食堂にしかないからだ。
それで騒がれているのかと思いきや、どうもそうじゃない。
奴らの見る目が獲物をを見るそれになっている。
俺、何かやらかしたか?と眉をひそめてしまった。
受付嬢のねーちゃんに声をかけても、すぐに引っ込んでギルド長を呼ぶ。
俺と話したくねーのかよ!と、少し怒りを覚えてしまった。
どうせなら、おっさんよりねーちゃんと話たいものだ。
そして、中に通され、ギルド長との面会と相成った。
「カロリーナ様、お久し振りでございますな」
「ああ、元気だったか、えーと、名前聞いてなかったな」
「ゲルドですよ、ですがギルド長と呼んでもらって結構です」
「まぁ、挨拶に来ただけで特段、用はないんだが、ここはいつも以上に雰囲気が悪いな、何かあるのか」
「ああ、気にしなくても結構ですよ、ちょっと勇者が変な事を言い出して」
その言葉に俺は背筋を舐められたようにゾクゾクとした感覚が込み上げていた。
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!マジなんなんだよ、アイツは!
なんでこの町にきてるんだよ!
「何を……言い出したんだ」
「どこかでカロリーナ様の事を聞いた様で、貴女様に懸賞金をかけています」
「いくらだ?」
「20ゴールド」
奴にそんな財力があるのか甚だ疑問だ。
誰かがスポンサーにでもついてるのだろうか?
少し疑問なのだが、どうして俺に固執するのだ?
強さか?いやいや、トータルで言えば前世の方が強いハズだ。
魅力か?ないな、こんな幼児体形のどこがいいんだ、アイツの周りの女の方が段違いに魅力的だ。
財力か。うむ、少なくとも公爵家には魅力的な財力がある。そういう事か…。
「下手をすれば、迷宮内で襲撃される可能性もあるだろう、シルバー1位と言えど危険だ。暫く入らない方がいい」
そう、俺は迷宮3フロア目をクリアした時、シルバー1位に上がった。
パトロネス・ランクも512と中々そだった、やはりボスのソロ討伐2回が効いたのだろう。
コアは序盤に遭遇して以来見つかってない。
そのせいで素材の売り上げもしけたものだった。
「勇者がしている事というのは、懸賞金だけか?」
「いや、それが、君の食堂の方にもちょっかいを掛けているらしい」
「──今、なんと言ったか」
俺に直接ちょっかいかけるならまだしも、あの食堂の子達は身寄りがない。
そして全員が養子縁組対象だが、それを都合よく解釈された訳だ、まるで人身売買斡旋所とでも思ったのだろう。
だが、ウチの審査は簡単ではない、住所不明の者にウチの子との縁組はできないようになっている。
それでどうにか追い出したらしいが、食堂に通っては口説き続け、さらには一軒家を借りたらしい。
それで住所が出来た所で、所得が無ければ話にならなん。
さすがにこの件は、俺も黙って見過ごす訳にはいかなかった。
「ところで懸賞の条件は、生死問わずか?」
「いや、生け捕りだ、説得して連れて来れるならそれでもいいそうだ」
「へぇ………じゃあさ、ギルド長……いや、ゲルド──」
ちなみにギルドにすら一般人に対する懸賞金システムなんてものは無い。
勇者が勝手に張り紙を町中に貼って、呼びかけただけの話だ。
*
「本気で、こんな事するんですか?」
「いやいや、20ゴールドだぞ、俺が1フロアクリアした時より大金だぞ」
「公爵令嬢ならお金もってるでしょうに」
「いいや、親の金は親の金、俺の金は俺の金だ。親に金で借りを作りたくない」
「どうしてそこまで……」
「にしても、似合ってるじゃないかその服装」
「ちょっと無理がありますがね」
「いやいや、良い感じにチンピラ臭がしてて、若返った感じがするぞ」
「はははは………」
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