68 / 193
4.迷宮都市ルグランジ(再び)
4-20.
しおりを挟む
俺は温泉で全身くまなく洗っていた。
勇者の奴に触られ、舐められた気持ち悪いモノを洗い落とすためだ。
そしてその最中、ふと鏡をみて気が付いた。
「少し膨らんでいる・・・?」
今まで、完全に真っ平だった俺の胸が、少し、ほんの少しだけ膨らんでいた。
「ついにきたーーーー!!!!」
その声は男湯の方にも届いたらしく、リーダーが大声で反応する。
「元締め!何が来たんですか!?」
「ちょっとだけ胸が膨らんだんだよ!こっち覗けるか?」
「いや、だめでしょ!!覗けませんよ!見せないでください!」
「そうか、俺は別にいいんだがな」
村ではこういう時、みんなでお祝いしたものだった。
それを分かち合おうと思ったのだが、少し寂しい気分だ。
そんな時に、ディーナとアニータが仲良く入って来た。
「カロリーナ様だ~」
「お姉さん、今日もマッサージ、する?」
「ディーナとアニータ!聞いてくれ!胸が少しだけ膨らんでいるんだ!」
「この温泉の成果かな?それとも好きな人に揉んでもらった?」
「温泉の効果だろう?揉まれて大きくなるのか?」
「なるよ!断言してあげる!そうだよね、アニータちゃん」
「うん、なるよ。好きな人に抱かれる。効果絶大」
そこで、嫌な物を思い出した。
魅了って事は好きになる事だ、そこで揉まれて・・・。
いやはや、そんなの偶然だろう、そんな即効性があってたまるか。
これは時間がある度に、温泉に浸かった効果だ。
そうに違いない。
「カロリーナ様!私の事、好きですか?」
「ああ、好きだぞ」
「じゃあ揉んであげます!一緒に大きくしましょう!」
「ディーナ、ズルい、お姉さん、私の事、好き?」
「ああ、好きだぞ」
「じゃあ揉んでる、目いっぱい、おおきくする、喜ぶ?」
「あ・・・ああ、そうかもな?」
この後、二人にめちゃくちゃ揉まれて奇声を上げた。
*
さて、胸が膨らんだら自分でしたくなるのが世の常だ(?)。
男だった頃は指先のテクニックでどれだけの女を気持ち良くさせたか数えきれない。
だが、女というのは演技をするものだと言う。
そこで自分が女になったのだから、気持ちがいいのか自分のテクを試したくなるのは自然な事だ。
まぁ、膨らんだのは少しだけだからして、期待するほどの物が得れるのかは不透明だ。
そんなわけで、一人でシーツに包まりゴソゴソとした訳だが、全く持って気持ち良くならない。
やはり、あの女どもは演技をしてただけで、俺は上手ではなかったのかと、少し焦り出す。
いやいや、妻は少なくとも感じていた筈だ。
アイツは俺に嘘をつかない。
そこは信じても良いと思う。
もしかすると大きさが足りないのかと思い、1日だけレニーが持っていた豊胸の魔導具を貸してもらった。
そしても見ごたえのある胸をワシワシと揉んでみるがそれもまた気持ち良く無い。
考えても見れば、自分で揉むだけでビクンビクンと感じているのなら、自分で洗う事もままならない。
俺は一つ、大人になった気がした。
*
「なぁ、ディーナ、胸が大きいって、大してメリットはないんだな」
「な、何を言い出すんですか、でも男の人は大きいの好きですよね」
「お前、経験あるのか?」
「いえ、ないですけど、お客さんが仲間内でそういう話をしていましたので」
「アイツら、食堂で何話してるんだよ」
「カーティスさんも言ってましたよ、『見ごたえの無いものを見せられてもな』って」
「奴め、一度絞め上げるか・・・」
勇者の奴に触られ、舐められた気持ち悪いモノを洗い落とすためだ。
そしてその最中、ふと鏡をみて気が付いた。
「少し膨らんでいる・・・?」
今まで、完全に真っ平だった俺の胸が、少し、ほんの少しだけ膨らんでいた。
「ついにきたーーーー!!!!」
その声は男湯の方にも届いたらしく、リーダーが大声で反応する。
「元締め!何が来たんですか!?」
「ちょっとだけ胸が膨らんだんだよ!こっち覗けるか?」
「いや、だめでしょ!!覗けませんよ!見せないでください!」
「そうか、俺は別にいいんだがな」
村ではこういう時、みんなでお祝いしたものだった。
それを分かち合おうと思ったのだが、少し寂しい気分だ。
そんな時に、ディーナとアニータが仲良く入って来た。
「カロリーナ様だ~」
「お姉さん、今日もマッサージ、する?」
「ディーナとアニータ!聞いてくれ!胸が少しだけ膨らんでいるんだ!」
「この温泉の成果かな?それとも好きな人に揉んでもらった?」
「温泉の効果だろう?揉まれて大きくなるのか?」
「なるよ!断言してあげる!そうだよね、アニータちゃん」
「うん、なるよ。好きな人に抱かれる。効果絶大」
そこで、嫌な物を思い出した。
魅了って事は好きになる事だ、そこで揉まれて・・・。
いやはや、そんなの偶然だろう、そんな即効性があってたまるか。
これは時間がある度に、温泉に浸かった効果だ。
そうに違いない。
「カロリーナ様!私の事、好きですか?」
「ああ、好きだぞ」
「じゃあ揉んであげます!一緒に大きくしましょう!」
「ディーナ、ズルい、お姉さん、私の事、好き?」
「ああ、好きだぞ」
「じゃあ揉んでる、目いっぱい、おおきくする、喜ぶ?」
「あ・・・ああ、そうかもな?」
この後、二人にめちゃくちゃ揉まれて奇声を上げた。
*
さて、胸が膨らんだら自分でしたくなるのが世の常だ(?)。
男だった頃は指先のテクニックでどれだけの女を気持ち良くさせたか数えきれない。
だが、女というのは演技をするものだと言う。
そこで自分が女になったのだから、気持ちがいいのか自分のテクを試したくなるのは自然な事だ。
まぁ、膨らんだのは少しだけだからして、期待するほどの物が得れるのかは不透明だ。
そんなわけで、一人でシーツに包まりゴソゴソとした訳だが、全く持って気持ち良くならない。
やはり、あの女どもは演技をしてただけで、俺は上手ではなかったのかと、少し焦り出す。
いやいや、妻は少なくとも感じていた筈だ。
アイツは俺に嘘をつかない。
そこは信じても良いと思う。
もしかすると大きさが足りないのかと思い、1日だけレニーが持っていた豊胸の魔導具を貸してもらった。
そしても見ごたえのある胸をワシワシと揉んでみるがそれもまた気持ち良く無い。
考えても見れば、自分で揉むだけでビクンビクンと感じているのなら、自分で洗う事もままならない。
俺は一つ、大人になった気がした。
*
「なぁ、ディーナ、胸が大きいって、大してメリットはないんだな」
「な、何を言い出すんですか、でも男の人は大きいの好きですよね」
「お前、経験あるのか?」
「いえ、ないですけど、お客さんが仲間内でそういう話をしていましたので」
「アイツら、食堂で何話してるんだよ」
「カーティスさんも言ってましたよ、『見ごたえの無いものを見せられてもな』って」
「奴め、一度絞め上げるか・・・」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる