異世界転生 彼と彼女の冒険譚

ヨーヨー

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いざ異世界

その7☆ 冒険者になりたい!

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俺達はビックモスを売るため素材買取所に来ていた。

買取所は中に入りすく右側にあった。

その建物は大きな倉庫のような形をしていて中は広いだろうと外観からでも想像できる。
その脇に小さな小屋がくっついており小屋の前がカウンターのようになっている。

「こんにちはー買取りお願いしますー」

とソラルが少し大きな声を出し中に向かって声を掛けた。
すると奥から声が聞こえた。

「はいはーい!」

すると奥から出てきたのは白であろうエプロンとマスクをした男性が現れたがはのエプロンとマスクにはおびただしい血が付着していた。
思わず俺はこの奥でスプラッタな殺人事件が起きているのか!?と想像してしまうくらいには怖かった。

「こんにちは、買取りお願いをお願いします。物はそこのビックモスです」

おおい!?
この人のこの格好は無視して話進めちゃうのソラルさん!!
まぁいい・・・ここほ異世界で俺の常識は通じない・・・

「はいはい、おおー!リッパなビックモスですな!解体しがいがありますヒヒヒ」

あっヤバいこの人絶対ヤバい
誰も突っ込まないけど俺は本気でそう思う。

「で、いくらくらいで買い取ってもらえますかね?」

「ふむふむ、この大きさだと・・・
金貨3枚ですな」

ふむ、高いのだろう。

後ろの方でリア達がおおーと言っている。

「はい、よろしくお願いします」

そうソラルが言うと血で染まった男の人が「はいよ」と言い奥へ戻った。
おそらくお金は奥にしまってあるのだろう。

しかし未だにピンと来ないのはこの世界の通貨である。
金貨と聞いて喜ぶ二人を見てもおそらく高いというのはわかる。
だか、俺も商人の娘ということにしてあるのでその辺の事情知らないとおかしいと思われるのであえて聞けていない。

それに俺はこの先どうなるかわからない。
このメンバーともこの街でお別れだろうしこの見た目だ、おそらく冒険者にもなれるか微妙だ。それに先立つもながない!とりあえずは住み込みで働かせて貰える所を探さないと。

とそんなことを考えていると小屋の奥から男の人が戻ってきた。

「はいよ、金貨3枚。あとこれが討伐証明の木札だ。また頼むよ。こりゃぁ大仕事になる。フヒヒヒヒ」

とマスクの下で不気味に笑う男の人がカウンターからでて来てビックモスを眺めた。

リアは男の人にビックモスを倉庫の中に入れるよう言われてたのでカニゾーを誘導しながら俺達に言った。

「先ギルドいっててーこれ置いたら私も行くからー」

それを聞いたソラルが返事をした。

「わかった。じゃあ先に行って依頼の報告を済ませておくよ」

それを聞いたリアはよろしくーと手をヒラヒラ降りながら倉庫の中に入っていった。

それから俺達も歩き出した。
そしてさっき入って来た門から中央にまっすぐ伸びている道から中央へ向かって歩いた。

トゥーランは大きい街だけあって、人や馬車の数も多かった。
道もきちんと整備され真ん中を馬車、その両脇を歩くという形になっていた。

俺達はエビゾーがいたので馬車が通る方に寄って歩く。

「ワタシがこの街で働けるところってありますかね?」

俺はどちらともなくそんな質問を投げ掛けた。
すると二人は思わぬ質問に驚いた顔をして俺を見た。

「君さえ良ければ私達一緒にいないかい?
君は器量も良いし何かと危険な目に合うかもしれない。
それこそ拐われて奴隷に売り飛ばされる可能性すらある。」

俺はハッとする。
この世界には当たり前のように奴隷制度があるのだ。
それよりもソラルが俺のことを考えてくれてることに嬉しく思ってしまった。

「まぁそこは私達も冒険者で危険と隣り合わせだし、あまり安全とは言えないけど私達も一応高ランクの冒険者、君くらい守れる腕はあると思っているよ」

そう言うとソラルは照れ臭そうに笑った。

「そ、アスハはもう仲間」

ぶっきらぼうにティアも俺に向かい言い俺の手を握った。
子供扱いもたまには良いなと心からそう思った。

「ご迷惑じゃないでしょうか・・・」

思わずそんな事を言った俺をソラルは微笑みながら俺の頭を撫でて言った。

「迷惑なんかじゃないよ。あの森で出会ったのも何かの縁、心配することはないよ」

トゥクン

何このイケメンかっこよすぎる。

「あの、じゃあ、これから、よろしくお願いします!」

俺は少し気恥ずかしさを感じながら返事をした。

そんな話をしながら歩くこと30分位、目の前に大きく円形に広場に出た。

どうやらそこが街の中心部なのだろう。
周りにはお店以外にも衛兵の駐屯する施設なんかが並んでいる中に異様に大きい建物があった。
その建物は四階建てで下二階はレンガ上二階は木造の作りになっており入口付近にはエビゾーもすっぽり収まる大きさの馬舎があった。

「ここが私達が所属する冒険者ギルドだよ」

と、ほぉと眺めている俺に向かってソラルが言った。

するとティアが俺の手を離しソラルへ駆け寄りエビゾーの手綱を受け取って先に中に行ってと促した。

ソラルはエビゾーをティアに任せ今度はソラルが俺の手をとり中に入る。

外観からもわかっていたが中も広かった入口脇右側の壁にはびっしりと依頼だろうか紙がはってあった。
そしてその隣には似顔絵付きの悪そうな顔の絵。
これは指名手配の似顔絵かな?
俺は興味津々で辺りを見回していた。

右側の奥には受付カウンターだろうかカウンターが3つありそこには女の人がにこやかにこちらを見ていた。

逆に左側は飲食が出来るようなスペースでテーブルや椅子がいくつもある。その奥にバーにあるようなカウンターも設置されていた。

中は昼過ぎだからだろうか人もまばら。

俺はソラルに手を引かれ受付カウンターの方へ向かっていると後ろから声を掛けられた。

「ソラルーアスハーたっだいまー♪」

見るとリアが満面の笑みで手を上げながら駆け寄ってきた。

しかしそこで別の誰かに声を掛けられた。

「アスハ!?アスハだって!?」

呼ばれた方を見ると一人の若い男の人が鬼気迫るような顔で俺に近付いてきていた。





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