異世界転生 彼と彼女の冒険譚

ヨーヨー

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いざ異世界

その9☆ その男、これからどうなる

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私は身体の異変に気付いていた。

本来無いものが私に付いている。
いやぶら下がっている。

私は今とてつもなく変な格好をしながら股間をまさぐっていた。

見たくはないから見ない。でも・・・
私はBLの本やマンガやゲームが好きだから本物は見たことがないけどその姿形は創造できる。

私はオルマに背を向け足を大きく開き股間に手を入れてまさぐっていた。

「あ、あの大丈夫ですか?」

とても心配そうにオルマが私に向かって聞いてくる。

「だっ大丈夫じゃありません・・・
だってアレが付いてるんです・・・
今まで本物なんて見たことないのに・・・」

思わずオルマに泣きそうな顔をして言い寄ってしまった。

「ご、ごめんなさい。あなたの事をずっと広大さんだと思っていたのでそれに合わせて男の人の身体を作ってしまいました・・・」

そう私は男になっていた。
私は男同士であんなことやこんなことをするのを見るのは凄く好きだけど自分が男になるのとは話が別だ!
私自身がそう言うことをしたいとは思わない。

よってこの身体は却下したい!

「すっすみません・・・
女の身体とかって出来ませんか?」

私はうっすら涙を浮かべながら彼女にさらに言い寄る。

彼女は困った顔をしながら後退る。

「ごめんなさい!
スペアで作っていた身体は広大さんが入って降りてしまって無いんです・・・」

私は文字通りorzとなってその場に膝から崩れ落ちた。

「なっなら今から作れば・・・そうです!!創造伸なら作れるじゃないですか!!」

私はもう泣いてすがるような形でオルマに近付いた。

「ごめんなさい!一度入った魂は死なない限り抜き取ることが難しいのです・・・下手にやると他の身体に入っても精神が崩壊という可能性が・・・」

私はそれを聞いて唖然とした。
一縷の望みに賭け身体を入れ替えるかこのまま男として人生を謳歌するか・・・

結局私は後者を選ぶしかなかった。
まだ見ぬ異世界に行く前にそんな大博打は打てない。

するとおるはハッと何かを思い出したように私に言う。

「あの!身体を女性にする方法は無くもないです!ある秘宝の薬であなたと先に落ちてしまった広大さんの魂を入れ換えると言う方法です」

そうだ!思い出したと喜ぶオルマを見て私は飛び起きオルマの肩を掴む。

「ほっ本当にそんな事が可能なのですか!?
それが本当なら今すぐその薬を私にください!そして広大さんのところに送ってください!」

私は思い切りオルマを掴み揺すった!
さっきは男でも仕方ないかとも思ったけど女に戻れるなら話は変わってくるから!

「ち、ちょ、ははははななななししししををををきいいいいいいい!!」

揺さぶられて声がぶるぶる震えながらオルマは言うと私の腕を掴みひょいっと後ろに投げた。
私は簡単に宙を舞い2~3m離れたところに落ちた。
痛・・・くはない。下が雲だからだろうか全然痛みを感じなかった。

「話を聞いてください!確かに魂を入れ替えるか薬は存在します。でも私は持っていません!それは作るのが禁忌にあたるので私では作ることができないのです」

ハァハァと息を切らしながらオルマは言う。

「そしてその薬は現在ひとつしか存在しません。そしてそれを持つのは私の世界にいる魔王です」

魔王キターーー!!
魔王と言えばBLの中では四天王なんかにいるイケメン魔族にあんなことやこんなことを・・・ムフフ

「では魔王に会ってその薬をもらえば良いのですね!」

私は興奮しながらも入手方法を聞き出す。

「そうですね・・・ただ素直にくれるとは思えません。魔王は私の干渉すら受け付けない存在、とても一筋縄ではいかないと思います」

そう言うとオルマは深いため息をついた。
どうやらこの世界には神様ですら干渉できない存在がいるらしい。

「じゃあ私は一生男のままでいなくちゃならないんですか!?」

私はスクッと立ち上がりまたオルマに近付いて聞いた。

「えっと、魔王を倒せばいいんです」

と今度はログでもない事を口走る神様。

「そんなの無理じゃないですかぁ」

私はまたその場にorzの形で崩れ落ちた。

「ま、まぁすぐには無理でも頑張れば・・・ほら」

神様はオロオロとしながらそう言う。

私もとりあえず今の現状ではどうにもならないと悟り冷静さを取り戻すため立ち上がり深く深呼吸をした。

「お、落ち着きました?とりあえず当面は異世界生活を楽しみつつ強くなって最後は魔王を倒すを目標にすれば言いと思いますよ」

「そ、そうですよね。とりあえず異世界での生活というものを満喫しつつ目標は打倒魔王で行こうと思います」

半ば打倒魔王はやけくそだが異世界の生活はかなり魅力的だ。
それに見ず知らずのところで女の身体でも何が起こるかわからないので男でもいいかなと自分に言い聞かせ無理やり納得させた。

私が落ち着いたのを見計らってオルマはこれからのことと私の身体についてなどを色々と説明し始めた。

「では明日葉さんの今の身体について説明します。
まずは年齢は15才位にせ設定させてもらいました。
広大さんが若い方が良いかなとその年齢にしましたが明日葉さんとほぼ同じ歳になりましたね。
次にステータスですがそれは後でご自分でご確認ください。
後は私からの加護ですがその身体がけっこうスペックが高いのと転生者という称号が付いているのでサポート的なものしか渡せません。
本当ならほぼないところですが今回は異例や事故が重なったので細やかなものですが付けさせていただきました」

と丁寧に色々と説明してくれる神様。
そしてステータスの見方も教えてくれた。

私は神様に教えてもらった通りステータスオープンと言ってみる。

すると私の前に枠状のものが現れそれを見ると細かく色々書いてあった。


☆ステータス☆

名前  コウタ・タチバナ

性別  男

年齢  16才

レベル  1



取得スキル

剣術スキル  Lv1

槍術スキル  Lv1

格闘スキル  Lv1



取得魔法

攻撃系魔法  Lv1

治癒系魔法  Lv1

補助系魔法  Lv1

探知系魔法  Lv1



称号

『異世界転生者』

・異世界より来し者
    この世界の者より得る経験値の量が増える(増える量はその魂の質より異なる)
経験値増加1.3倍

『オルマの加護』

・オルマを崇める神殿などで祈りを捧げると
    信託もしくはオルマと直接会話が可能

『世界言語』

・この世界の言語、文字が読めるようになる

『              』




ふむふむけっこう色々付いてるのがわかるけどどうやらチートで無双な感じじゃない。

どえせならチートなんかよりもこの位で地道に頑張る方が私は好きかな。

ただ、あると思ってたステータスには欠かせないヒットポイントHPやマジックポイントMPがない。

「あの、HPやMPが書いてないんですけど・・・」

「えっ?それは自分の体だもの自分の体に聞いてね」

ウインクされてしまった。
まぁゲームじゃないんだしそんなものが見えても見えなくても体に傷を負えばどの程度の傷かわかるよね。

「では、ステータスの確認も済んだしいよいよ地上に降りてもらいます♪」

神様は私に向かって微笑みながらそう言った。

「あっ最後に私からの贈り物、マジックバッグよ。
ある程度困らない程度に色々と入れておいたから後で確認してね♪
あと何か困ったことがあったら私を崇める神殿で祈れば私に聞こえるわ。力になれることがあれば力になるから」

そう言いながら私にマジックバッグを手渡すと今度は私に向かい手をかざす。
すると私の体がどんどん輝き始める。

それを見ていよいよ異世界に行くのかと思うと私は少し緊張しながらもワクワクしていた。





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