異世界転生 彼と彼女の冒険譚

ヨーヨー

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二人の新たなる旅立ち

その15☆ さぁ話をしようか

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俺達は6人が座れるテーブルにソラル組と俺達で別れ向かい合って座っている。

「先ほどは失礼しました。
まさか、お兄さんだとは気付かず大変無礼を」

「いえ、僕の方こそ突然連れ出したのですから心配するのも無理はないです」

ふたりはまた謝り合い始める。

「もう二人ともいいじゃない。
所でお兄さんもアスハちゃんと一緒に旅をしてたんですか?」

ふたりの謝り合いは見飽きたとばかりにリアが言った。

「あっはい。
僕も一緒に旅をしてたのですが魔物に襲われた時にアスハを逃がした後、両親と共に戦う気でいました。
でも父が僕にも逃げろと・・・
それから僕も必死で逃げました。
で、なんとかこの街にたどり着いたんです」と言うことにするみたいだ

そこまでコウタが言うとソラル達がグッと涙を堪えているのがわかった。

「っ・・・辛かったね。
それでこれからだけどあてはあるのかい?」

ソラルはコウタに訪ねる。
もちろん俺もコウタもこの世界にあてなんかない。

「いえ・・・うちは年中行商の旅を続ける家庭だったので故郷と呼べる所も親戚なんかもいるとは聞いてなくて・・・」と言うことにするみたいだ

なかなかに迫真の演技だな!?
ちょっと俺もグッと来るぞ!

「なら君達兄妹さえ良ければこれから僕達と共に来ないかい?
冒険者で危険はあるかもだけど君達を守れるくらいには強いつもりだ」

相変わらずソラルは甘いな!?
ってか普通見ず知らずの兄妹をそんなホイホイ面倒みるか?

「もちろん、また行商をやりたいというなら手助けもするよ。
ただ、今のままではそれも無理だろう?
とりあえず私が君達の保護者になるよ」

う、うーん。
これはもしかしたら神様が何かしたに違いない。
じゃなきゃ納得出来ん・・・

「あっあの、良いんですか?
それこそこんな見ず知らずの僕達を・・・」

「アスハを森の中で見付けて助けた時、
何があろうと守ろうと決めてたんだよ」

そう言うとソラルはちょっと恥ずかしそうに微笑んだ。

トゥクン×2
俺はまた思わずソラルにときめいてしまった。
だがコウタまでもときめいている!?
まぁ中身は女子高生・・・
でも見た目が、見た目がイケメンなだけに危ない!

「あ、あのそれじゃぁよろしくお願いします」

コウタがそう言いながら右手を出す。

「あぁこちらこそ。
これからよろしく」

「よろしくー♪」

「ん、よろしく」

そう言いながらソラル達も右手を出し皆で握手をする。
そこへタイミングよくおばちゃんが料理を持ってきた。

「ん?なんだか話はまとまったみたいね。
じゃあご飯食べちゃいな」

そう言いながら俺達の前に料理を並べてくれる。

料理は何かの肉をカラッと揚げた物に野菜がたっぷりと入ったスープ、それと大きなパンだった。

それを皆で美味しくいただきました。

食べてる途中で今後の話になる。

「とりあえずふたりには私達と同じ冒険者になってもらって身を守る術を身に付けてもらおうと思ってるよ」

ソラルは料理を美味しそうに頬張りながら言った。
もちろん俺もそのつもりだったのでモグモグしながら頷く。

「なので、その準備のためご飯を食べ終わったら色々な物を買いに行こうと思う
他に何かやることがあれば別行動でも構わないよ」

だがそれを聞いても誰も反論しないところを見るとこの後は買い物で決まりみたいだ。
それぞれがあれが欲しいとかこれが減ってるから買わないととかワイワイしながら食事が進む。

俺もこれだけは絶対買わないといけないものがひとつだけある。絶対だ!



俺達は今皆で露店が立ち並ぶ市場に来ている。

もうすぐ日も傾くだろう時間だけど賑わいは凄い。
露店の他にもお店はあるがそちらは物は良いがお高めなので露店の方が人は多い。
ここで皆それぞれが欲しいものがあるであろう店に行くというのでここに鐘が4つ鳴ったら集合となった。

俺はどうしようかと考えてるとリアとティアが俺を誘ってくれた。

「ここは人が多いから危ないから一緒に行こうね♪」

リアそう言うと俺の手を握る。

ソラルは少し残念そうな顔をしたように思えたがどうやらコウタを連れて必要なものを買いに行くみたいだ。

俺はリアに手を引かれながらあれやこれと買う物を決めていった。

まずは日用品、見た目は女の子なので色々気にしなきゃダメと言われてしまった。
櫛やタオルの様なもの、石鹸やリボンなんかまで買う。ちなみにお金はソラルが金貨を一枚ポンと出したのには驚いた。

他にも防具や服も買う。服は今来てるのしかなかったのでありがたい。だか・・・
どうしてももうひとつ欲しい物があった。

「あの、パ・・・パンツが欲しいです!」

「え?パンツ?」

俺は恥ずかしさを堪えて言うと聞き返された。
も、もしかしてこの世界にはパンツの概念がないのか?

「アハハ、もしかしてずっと履いてなくてそれでたまにモジモジしてたんだぁ」

リアが笑いながら言う。

「ん、パンツ大事」

ティアも真顔で答える
俺は恥ずかしさで多分顔が真っ赤になってるだろう。

「了解♪じゃあ下着屋さんに行かないとね」

それを聞いてこの世界にも下着の概念があって良かったと胸を撫で下ろす。

そして露店がある道から店舗の立ち並ぶ道へと行き少し高級そうなお店の前で止まる。

「ここが下着屋さんだよぉ♪」

と言うとリアは入口を開けて中に入っていった。
俺も後に続こうとしたが今まで生きてきた中で女性の下着屋さんと言う所に入ったことがないのに気付き少し緊張する。

中に入ると別にランジェリーがこれでもかと陳列されてる訳ではなく質素に、それでもサイズ別で色々な種類の下着が並んでいた。

俺は目の前にあるパンツを手に取ると向こうで言うボクサーパンツみたいなものだった。
これには俺も内心ホッとした。
向こうで生きてた頃もボクサーパンツだったので凄く嬉しいしましてやパンティーみたいなのだったら履くか履かないかの究極の二択を選ばないといけない事態にまでなりそうだったからだ。

俺は自分に合うサイズのパンツを何枚か選び終えると鐘の音が聞こえた。

「あっもうそんな時間!?
急ごう!」

俺達は代金を支払い急いで集合場所に向かった。
もちろんリアに手を引かれながら。
俺は今までこんな幸せな時間を送ったことがあっただろうか・・・
向こうでは付き合ったことすらなかった俺は今、女の子としてだがこうして女子と手を繋いでいることに幸せを感じていた。




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