異世界転生 彼と彼女の冒険譚

ヨーヨー

文字の大きさ
18 / 23
二人の新たなる旅立ち

その16☆ 寝る前にはお風呂ですよね♪

しおりを挟む
俺達は無事合流することができていた。
二組ともたくさん荷物を抱えて。

ちなみにコウタも防具や服、日用品を買って貰っていた。
実際Aランクの冒険者ってどのくらい稼げるのか疑問に思ってしまう。

俺達は宿屋に向かい歩く。

「そう言えばソラルは部屋変えるようだよね。
男二人になるからシングルの部屋じゃダメだし。
アスハちゃんは私のベッドでも大丈夫だもんね♪」

リアがふと思い出したように言う。

「そうだね。
帰ったら部屋をかえてもらわないと。
でも人数も増えたから一軒家を借りる事も考えは方が良いかもね」

ソラルはふむと考えてそんな事を言う。

俺はそんな話を聞くと少し申し訳ないなと思ってしまう反面、リアの言葉が気になって気になって仕方なかった。
女の子と同じベッド・・・
思わずニヤけてしまう。

「明日、ギルドで相談してみることにしよう」

「だね♪
お風呂あるお家がいいなぁ♪」

お風呂!?
この世界にもお風呂があるのか!!
俺はお風呂と聞いてとても嬉しくなった。
定番の異世界とかだとお風呂はほぼない所をチートで作っちゃった♪的な事が多かったから半分諦めていた。
しかし!
あるなら別だ、日本人で温泉大好きすぎて温泉に行けた日には半日は浸かっている程の風呂好きの俺にとって朗報だ!

「お風呂大好きです!
良いですよねぇ
あの芯まで温まる感がたまりません」

俺はほんのり頬を染めながらその思いを皆に伝えると皆もウンウンと頷く。

「あっ木漏れ日亭にもお風呂があるんだよ♪
大きくて気持ちいいんだぁ」

リアが早く入りたそうに腕を伸ばしながら言う。


「それは本当ですか!?
うわぁ楽しみです♪」

「その前にご飯だね。
今日の夕御飯にはビッグモスの肉も並ぶだろうから楽しみにしておくと良いよ」

ソラルの言葉に俺は大きな猪のようなモンスターの姿を思い出す。
どんな味なのか興味があったのでそれも楽しみだ。




俺は宿屋に着きおばちゃんから鍵を預り荷物を部屋に置くとさっとく食堂に向かう。
ちなみに今日の夕食の確認も済んである。
もちろんビッグモス!
皆大喜びで食堂に集まった。

俺達はお昼の時に座った席に皆で座る。
するとおまちどーとおばちゃんがいそいそと食事を運んでくれた。

昼間は人がいなかったけど夜はたくさん人がいた。

テーブルの数は15位あるがそのほとんどが埋まっていた。
とても賑やかで人気があるのがわかった。

気付けば俺達のテーブルの上には料理が並べて終えており後は食べるだけ。

「いただきます!」

俺は小さな声で言い両手を合わせてからナイフとフォークを手に取る。
目の前には大きなステーキがありそれがなんとも言えない香ばしい良い香りを漂わせている。

その間にはもうソラル達は食べ始めていた。
切り分けた肉を食べる度にウーンと幸せそうに噛み締めている。じゅるり

俺も切り分けた肉を頬張る。

「んまぁぁぁい!」

思わず声に出た。
程よく弾力のある肉を噛めば噛むほど肉汁とともに旨味が口の中に広がる。
そして塩コショウの他にもハーブやガーリックも一緒に加えたからだろうかそれもまた味を引き立たせる!

そんな肉だから皆も次々口に運びウーンと言うのを繰り返しながら食べた。

それをソラルやリアはビールのようなものやワインも飲みながら食べるんだから羨ましすぎる!

俺の見た目が子供じゃなければ!!

でも今まで味わった事ない肉に俺は大満足だった。
他の皆も満足したようだ。
リアとティアがおかわりしたのには驚いたけどそれよりもソラルとコウタがステーキ4枚食べたのには驚くを通り越して笑ってしまった。

「んもー食べれない!」

コウタはお腹を擦りながらそう言うと皆が笑ったのに俺は凄く幸せな気分になった。



いよいよご飯も食べ終わりお風呂の時間となった。
俺は部屋でいそいそと準備を済ませお風呂に向かう。
お風呂は大浴場しかないとのことで事前に場所も確認済み。
リアとティアは食堂でまだソラルと飲みながら明日の話をしている。

ちなみに明日は俺とコウタは冒険者の登録をしたら街で待機らしい。
Aランクの依頼が何個か入っておりそれには俺達は付いていけないらしい。
なのでそれがおわってから俺達に色々教えてくれるそうだ。つまらん

それはさておき俺は久しぶりのお風呂を楽しもう。
今泊まっている客で女性は俺達のパーティーしかいないなら今いけば貸し切りだ。

俺は急いで部屋を出て大浴場に向かう。
大浴場前に着くと男湯と女湯の確認をして一瞬男湯に入ろうとするのはご愛敬、いざ中へ。

そこにコウタがいたのでお約束だなと思う

「アスハもお風呂?」

「・・・コウタさんあなた自分の姿を確認してから入ろうね」

俺はコウタに冷たい視線を向けた。

「・・・ん?あっ!おっお邪魔しました!」

やれやれ、と思いつつも俺も気を付けようと思った。

脱衣場にある篭に持ってきた荷物を入れ服を脱ぎタオルのようなものと石鹸を持つといよいよお風呂場へ向かった。

目の前には大人が5~6人が入れるような大きなお風呂、手前の脇の壁にはシャワーみたいなものが取り付けられていた。

「おおーーー!!」

俺はその設備を見て感動した。
すぐにでも浸かりたい気持ちを抑え脇のシャワーへいき頭や体を洗う。
これがマナーってもんだ。
シャワーの使い方がわからなかったけどあれやこれやといじりうちなんとか使い方もわかったと思う。
青い拳位の石があるんだけどそれを押しても何もならなかったけど撫でてたらお湯が出た。

俺は急いで体と頭を洗って、いざお風呂に向かう。
片足で温度を確認をしてちょうど良いがわかるとざぶんと中に入った。
奥に行き湯船に身を任せ足を伸ばした。

「はぁぁぁ~~~~生き返るぅ~~~~」

そこにはとても12才の女の子がいるとは思えない。
ただただくたびれたおっさんが風呂に浸かってるようにしか見えなかった。

だが俺はそこで自分の裸の体を見て思った。
手に乗るくらいの小さな胸細い手足、そして何より無い所。

裸になり本当に今のこれが自分なのかとしみじみ思ってしまう。

「これが現実か・・・」

ひとり呟く




しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

卒業パーティでようやく分かった? 残念、もう手遅れです。

ファンタジー
貴族の伝統が根づく由緒正しい学園、ヴァルクレスト学院。 そんな中、初の平民かつ特待生の身分で入学したフィナは卒業パーティの片隅で静かにグラスを傾けていた。 すると隣国クロニア帝国の王太子ノアディス・アウレストが会場へとやってきて……。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~

二階堂吉乃
恋愛
 同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。  1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。  一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。

愛していました。待っていました。でもさようなら。

彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。 やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

帰国した王子の受難

ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。 取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。

大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ

鮭とば
ファンタジー
剣があって、魔法があって、けれども機械はない世界。妖魔族、俗に言う魔族と人間族の、原因は最早誰にもわからない、終わらない小競り合いに、いつからあらわれたのかは皆わからないが、一旦の終止符をねじ込んだ聖女様と、それを守る5人の英雄様。 それが約50年前。 聖女様はそれから2回代替わりをし、数年前に3回目の代替わりをしたばかりで、英雄様は数え切れないぐらい替わってる。 英雄の座は常に5つで、基本的にどこから英雄を選ぶかは決まってる。 俺は、なんとしても、聖女様のすぐ隣に居たい。 でも…英雄は5人もいらないな。

処理中です...